クドリャフカの順番 の商品レビュー
Amazonの紹介より 米澤穂信が贈る大人気青春ミステリ〈古典部〉シリーズ第3弾!! 文化祭で奇妙な連続盗難事件が発生。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲。古典部の知名度を上げようと盛り上がる仲間達に後押しされて、奉太郎はこの謎に挑むはめに。〈古典部〉シリーズ第3弾。 ...
Amazonの紹介より 米澤穂信が贈る大人気青春ミステリ〈古典部〉シリーズ第3弾!! 文化祭で奇妙な連続盗難事件が発生。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲。古典部の知名度を上げようと盛り上がる仲間達に後押しされて、奉太郎はこの謎に挑むはめに。〈古典部〉シリーズ第3弾。 個人的に米澤さんの別の作品「小市民」シリーズを満喫したので、久しぶりに「古典部」シリーズを読んでみようと思いました。 この作品はシリーズ3作目です。 もし、初めて古典部シリーズを楽しむ方には、第1作目から読むことをおすすめします。 というのも、古典部の部員は4人で、それぞれの関係性が分からずに読むと、なかなか楽しめないのではないかと思いました。 興味を持つと歯が立たない千反田、推理力は抜群だがやる気なしの奉太郎といった面々が特徴的で、アニメ化もされています。 個人的にこの作品と第2作目の「愚者のエンドロール」がお気に入りです。 どちらも、ミステリーのクオリティが良く、色んな要素を取り込んで、事件としての出来事に役立っていて、面白かったのが記憶に残っています。 文化祭で起こる不可解な連続盗難事件。今回は古典部全員の視点で変わるがわる展開していくのですが、それぞれの「色」が出ていました。キャラクターならではの持ち味を引き出しながら、不可解な出来事を軸に、徐々にお互いに引き合わさっていくので、気がつけば、全体を巻き込んでいて楽しめました。 本作品は文化祭を題材にしていますが、楽しそうであり、クスッとしてしまいました。 なんとなくこういった楽しい雰囲気の文化祭をしていたなと懐かしみました。 ミステリーとして深掘りすると、一見あまり必要なさそうなアイテムが、後にストーリーに影響を与えていて、伏線回収としての楽しみ方があって、面白かったです。 読者にも楽しませるような構成も施されていて、満足感がありました。 盗難事件の犯人は誰か?驚きはありましたが、動機がいまいちピンと来なかった部分もありましたが、そういうことだったんだといったものもあって面白かったです。 アニメ化もされているので、ぜひ読むだけでなく、視るのもおすすめです。
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氷菓、愚者のエンドロールから続けての本作。 個人的には愚者のエンドロールが1番好きではあるもののやっぱりこのシリーズは面白い。 出てくるキャラクター全員が好きになれるというのが嬉しい。 米澤穂信さんの小説はできる限り読み尽くしたいとあらためて思った。
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古典部シリーズ第3作目。 舞台となる神山高校の文化祭で物が次々と盗まれる事件が発生。今度も奉太郎が大活躍?というか陰で暗躍していた。省エネの立場は変わらずに、でも回を追うごとに才能を開花させていくのがすばらしい。友達の里志が今回は自分が謎を解いてやると頑張りながら途中で手に負えないと断念し、奉太郎に希望を抱くというシーンが印象的だった。 というか、古典部は皆すごいけどね。
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古典部シリーズ第3弾。文化祭の出来事が古典部4人の視点で描かれるため、心情が直で伝わる。面白かった。十文字の犯人は絶対あの人と思ってたのに、わからなかった。圧倒的な才能を持っていてもそれに興味がなければ始まらないし、それを欲している周りが知っていればどれほどの挫折や嫉妬につながるものだろうか。
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ついに神山高校文化祭。愚者のエンドロールのあとがきが気になって読みはじめたけど、読み始めたらあっという間。スラスラ読めた。 相変わらず私はデータベースでも無ければ探偵でもなく、愚者でもないし正義でもないのでずっとうーんうーんと唸りながら、どうやって解決するんだろうってうなりながら...
ついに神山高校文化祭。愚者のエンドロールのあとがきが気になって読みはじめたけど、読み始めたらあっという間。スラスラ読めた。 相変わらず私はデータベースでも無ければ探偵でもなく、愚者でもないし正義でもないのでずっとうーんうーんと唸りながら、どうやって解決するんだろうってうなりながら読んだ。 こういう部活があったなら入りたかったなぁ。
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「クドリャフカの順番」(米澤穂信)を読んだ。 ホータローのお姉さま折木供恵が最強。 とうとう『カンヤ祭』始まりました。 古典部の面々いい味出してます。 《高校の学祭かぁ……》 『青春』と書いて『なみだ』としか読めない私なのである。 《どんだけ辛いことがあったんだよ!(笑)...
「クドリャフカの順番」(米澤穂信)を読んだ。 ホータローのお姉さま折木供恵が最強。 とうとう『カンヤ祭』始まりました。 古典部の面々いい味出してます。 《高校の学祭かぁ……》 『青春』と書いて『なみだ』としか読めない私なのである。 《どんだけ辛いことがあったんだよ!(笑)》 あー面白かった!
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あっという間に読了。リーダビリティ! 本作は一人称がコロコロ変わることからも感じられるが、奉太郎以外の三人に、よりフォーカスした作品だったような。 皆さん高校生にしては葛藤の内容や会話の中での語彙が高次元すぎるよ。笑 その辺りが読みやすいだけのライトな作品とは一線を画すと感じるポ...
あっという間に読了。リーダビリティ! 本作は一人称がコロコロ変わることからも感じられるが、奉太郎以外の三人に、よりフォーカスした作品だったような。 皆さん高校生にしては葛藤の内容や会話の中での語彙が高次元すぎるよ。笑 その辺りが読みやすいだけのライトな作品とは一線を画すと感じるポイントですな。 また、「クドリャフカの順番」というタイトル、読み終えた後にはなんともビターな響きで、この先の古典部に辛い展開がありそうだななんて、なんとなくだけど想像をしてしまった。
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古典部4人それぞれの視点で描かれる文化祭。それぞれの視点で起こった事件が、全て1つに繋がっていく伏線回収が本当に綺麗!
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薄々は思っていたけど、本格的にミステリを読みたい人には向いてないだろうなぁ。 あっと驚く真実とかではく、小説全体の雰囲気とかクスリと笑える部分をじわじわ楽しむタイプの本。 個人的にはすごい好き。文化祭楽しかった。 里志が全力で楽しんでるのとか、わらしべとか。とりあえず奉太郎好き。...
薄々は思っていたけど、本格的にミステリを読みたい人には向いてないだろうなぁ。 あっと驚く真実とかではく、小説全体の雰囲気とかクスリと笑える部分をじわじわ楽しむタイプの本。 個人的にはすごい好き。文化祭楽しかった。 里志が全力で楽しんでるのとか、わらしべとか。とりあえず奉太郎好き。
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