カンピオーネ!(Ⅰ) の商品レビュー
神殺しのチャンピオン
神を殺して、その権能を得た王者『カンピオーネ』(英訳するとチャンピオン)になった主人公【草薙護堂】が、その持てる力を発揮して災いを治めていく話なのだが、本人にその自覚が皆無なためにドタバタする展開である。始まりは唐突。いきなり【エリカ】なる美少女から呼び出されるのだが、この時点で...
神を殺して、その権能を得た王者『カンピオーネ』(英訳するとチャンピオン)になった主人公【草薙護堂】が、その持てる力を発揮して災いを治めていく話なのだが、本人にその自覚が皆無なためにドタバタする展開である。始まりは唐突。いきなり【エリカ】なる美少女から呼び出されるのだが、この時点で彼女の説明がほとんどされていない。つまり読み手からすると「この娘、誰?」という感じである。読み進めていくうちに明らかにはなるが、斬新と言えば斬新な冒頭である。もともと相当の大作だったのをページ数の関係でかなり端折られたのではなかろうか。バトルはなかなか迫力あるものでカンピオーネの実力のほどがダイナミックに描かれる。外国の伝記伝承と日本の神事を絡める設定はなかなか秀逸。西洋と東洋とでは神のイメージにかなりの違いを感じるが、そもそも神に対する考え方の根っこは同じだから納得である。後半では媛巫女という存在の先輩美少女【祐理】が現れる。今後の展開が予想できるのだが、現時点で祐里は護堂を災厄の元凶と捉えていながら終盤のバトルでカンピオーネの想像を絶する力を見せつけられたために考えを新たにしていくところで本巻は終わる。次巻ではエリカが転校してくるため学園パートで騒動が起こりそうで、これもまた楽しみである。
DSK
書庫整理を兼ねて、再読。 神話に疎い私ですが、苦もなく読み進められるあたり ちょうど良い塩梅かと思いました。 旧きよきライトノベル感があります。 ...最近、整理という意味で肌に合わないライトノベルをいくつか読んでいたので ラノベの良さを思い出せてよかったです。
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後書きで作者が述べているように超必殺技しか持たない草薙護堂が主人公の物語。そのためか序盤にエリカとの一騎打ちはあるものの、他はボス戦しか存在しないという豪勢な内容 ライトノベルらしいサクサクした展開と作者の神話への深い造詣による描写はなかなかのもの。 ポーズとして平和主義者を自...
後書きで作者が述べているように超必殺技しか持たない草薙護堂が主人公の物語。そのためか序盤にエリカとの一騎打ちはあるものの、他はボス戦しか存在しないという豪勢な内容 ライトノベルらしいサクサクした展開と作者の神話への深い造詣による描写はなかなかのもの。 ポーズとして平和主義者を自称しながら、戦う以外の道がなくなるとカンピオーネらしい容赦の無さを見せ勝利をもぎ取る護堂はライトノベル主人公としてかなり好ましいタイプ。が、エリカをただの友達だと言いながら割にあんな行為にふけってしまう護堂は既に女誑しの才能が見え隠れする また、登場する二人のヒロインはどちらも魅力的。計算高くグイグイ主張しながらも大事な部分では護堂に見せ場を作るエリカ、おとしやかと評判なのに護堂相手だと夫の浮気に我慢ならない奥さんのようになる祐理。 今後ヒロインは更に増え関係性もズブズブのものになっていくのだから堪らない 今回敵となる相手が神話初心者でも聞いたことが有るビッグネームであるのに対して主人公の権能の基となった神様はマイナーという認識で良いのだろうか? 本作に出逢ってから結構経つけど、本作以外でウルスラグナの名前を聞いたことって無いよなぁ……
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読んでからレビュー書かないでほったらかしてしまって 今頃UP。 現代の人の世に神話の神や英雄が蘇り、人間のことなど 顧みず戦ったならどうなるか。 早晩人間は死に絶え、荒涼たる世界が来るでしょう。 そんな世界で一筋の光明となるのはカンピオーネと 呼ばれる人々。 まつろわず荒ぶ...
読んでからレビュー書かないでほったらかしてしまって 今頃UP。 現代の人の世に神話の神や英雄が蘇り、人間のことなど 顧みず戦ったならどうなるか。 早晩人間は死に絶え、荒涼たる世界が来るでしょう。 そんな世界で一筋の光明となるのはカンピオーネと 呼ばれる人々。 まつろわず荒ぶる神を殺し、勝利した者達は、敗者となった 神からその能力を奪い、人類の脅威となる神々と戦うのです。 世界で一番新しい魔王。 新しいカンピオーネは日本人の男子高校生。 草薙護堂。 彼はその能力と魅力で多くの神を倒すでしょう。 そして多くの女達が、王たる彼の愛を追って従うのでしょう。 現代のヒロイック・サーガ、ここに開幕! というところでしょうか。 神話が好きな人ならば面白く読めるのではないかしら。 主人公の草薙護堂くんは、性格的にはいい子です。 男らしいし正義感もあって優しさも持ってる。 本当はひとりに一途になれるのでしょうけど 敢えて王の愛寵を地で行くのかな。 久しぶりにある程度以上書いたり読んだりをしてきた 作家さんのライトノベルを読み始めた感じです。 下調べもちゃんとしてるし。 ヒロイックファンタジーの大ファンでもあられるよう。 戦闘に爽快感もあるしいいのですけど…。 私が読んでて辛かったのはまつろわぬアテナが 倒されるところ。彼女の痛みや悲鳴が身体に響くようで。 一瞬戦いを楽しみ狩ることの愉悦を見せた草薙くんが嫌で。 それがなかったら駄目だし、でもそれがあるから苦しいし。 アニメ先に見てるから、エリカだけが結局本命で 他の彼女は出てくる順に愛が薄いんだって知ってるし。 その時は相手に本気な彼のくちづけが、つらくてつらくて。 ここのあたりは女性読者ならではの感想かもしれません。 基本的には面白いお話だとは思います。
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長くシリーズが続いているようなのと古本屋で安かったので購入。イラストが一部の人々には人気の絵師さんらしいが、これ手抜きじゃないの?塗りがはみ出てるんですけど。 内容は男の子の憧れを集めてみました、という感じ。突然(=積年の努力などなしに)身につけた最強の能力、主人公を振り回しつ...
長くシリーズが続いているようなのと古本屋で安かったので購入。イラストが一部の人々には人気の絵師さんらしいが、これ手抜きじゃないの?塗りがはみ出てるんですけど。 内容は男の子の憧れを集めてみました、という感じ。突然(=積年の努力などなしに)身につけた最強の能力、主人公を振り回しつつ迫ってくる美少女、魔術などの異能バトルとなど、舞台は現代だがファンタジーな要素が詰まっている。夢見るバトルファンタジー。
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神を倒すほどの力を身に付けた高校生男子と、それに付き従う恋人(?)の話。 地の文がしっかりしていて読みやすく、語彙力が有り余っているんじゃないかと思うくらい。作者は神話についての知識に明るいようで、それが他の作品にはない神秘めいた世界観の演出に一役買っている。エリカや祐理とい...
神を倒すほどの力を身に付けた高校生男子と、それに付き従う恋人(?)の話。 地の文がしっかりしていて読みやすく、語彙力が有り余っているんじゃないかと思うくらい。作者は神話についての知識に明るいようで、それが他の作品にはない神秘めいた世界観の演出に一役買っている。エリカや祐理といったキャラも魅力的で、板挟みの主人公の苦悩が読んでいて可笑しい。普通の高校生であるはずの主人公がいきなり強い理由の裏付けがいまいちよくわからないのが気になっているが、新しいキャラも出るようなので、後巻も楽しみ。
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アニメ版が結構面白かったので。 神話に関しては詳しくないのでなんとも言えませんが、設定は割と好きです。 何方かも書いていましたが、確かにアニメ版の方がわかりやすいと思いますね。まぁ後々描かれるのでしょうが。
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【魔獣戦線参考資料】 ”世界最強の能力者”であるカンピオーネの彼らの力、活躍は、まさしく円卓の騎士、そのものだろう。 また、能力をただぶつけるだけではなく、チーム戦&頭脳戦でとしても参考になるだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
神を殺すことでその権能を奪う「神殺し=カンピオーネ」となった少年・草薙護堂と彼をとりまく少女たちのお話。いわゆるハーレムもの。 登場する神様への薀蓄はかなり深いので、興味がある方は面白いと思う。 10巻まで読了。
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面白かったー。ハーレムラノベは数あれど、これだけ女性陣が強いお話もなかなかないので楽しく読めた。いやー、エリカの派手な強さと裕理の静かな強さの対決が見れて今後のバトルに期待。妹の静花も強敵の片鱗をみせていたしいったいどうなることやら…。もう主人公どうでもいいな(笑)。いや、主人公...
面白かったー。ハーレムラノベは数あれど、これだけ女性陣が強いお話もなかなかないので楽しく読めた。いやー、エリカの派手な強さと裕理の静かな強さの対決が見れて今後のバトルに期待。妹の静花も強敵の片鱗をみせていたしいったいどうなることやら…。もう主人公どうでもいいな(笑)。いや、主人公も結構筋が入っているようで好きではあるんだが。 導入部はすっとばしてお話のおいしいところだけ先に見せてくれた構成は賛否あるだろうけど、展開するストーリーのテンプレと考えればよかったんじゃないだろうか。
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