カーライル の商品レビュー
日本の投資会社ではないのに 日本法人の運営を日本人に任せている、この驚き。 合に入れば郷に従えを実践している珍しい会社。
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企業再生ファンドとしていろんなところで名前を聞くカーライル・グループ。その全貌などはなかなか表に出てこないため怪しい感じがしてしまいますが、「巨象も踊る」のルイス・ガースナーが会長に就任しているということで、もう一度きちんと知っておこうかな、ということで読んでみました。 著者が経...
企業再生ファンドとしていろんなところで名前を聞くカーライル・グループ。その全貌などはなかなか表に出てこないため怪しい感じがしてしまいますが、「巨象も踊る」のルイス・ガースナーが会長に就任しているということで、もう一度きちんと知っておこうかな、ということで読んでみました。 著者が経営コンサルティングに関わっていらっしゃることなので、実務的なエピソードが随所に盛り込まれてカーライルがやっていることが具体的にどんなことなのか、よくわかりました。 ちょっと誉め過ぎじゃないかなぁと思うのは、あまり出口戦略のところを書いていないところ。結局、利益を出してエグジットしなければならないわけですから、そこについても明確な戦略を持っているのかと思いますが、あまり本書では触れられておりませんでした。 このあたりは後の歴史が明らかにしていくということでしょうか…
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元IBMガースナーが会長を務めたことでも知られるプライベート・エクイティ・ファンドについて。ヘッジファンドや「物言う投資家(アクティビストファンド)」とは一線を画し、かといってベンチャーファンドや事業再生ファンドとも異なるスタイルは新鮮だった。たとえば大規模投資を行いたいが資金調...
元IBMガースナーが会長を務めたことでも知られるプライベート・エクイティ・ファンドについて。ヘッジファンドや「物言う投資家(アクティビストファンド)」とは一線を画し、かといってベンチャーファンドや事業再生ファンドとも異なるスタイルは新鮮だった。たとえば大規模投資を行いたいが資金調達と市場からの反発が怖い場合や、オーナー企業における事業継承のために、ファンドが株を買い取って、経営を補佐し、一緒に成長しよう、というスタンスである。 「ITの力で世界がつながったことで、世界中で企業の数が余剰になっている」というガースナーの指摘と、「実体経済に比べて金融経済の規模が高まり、資金を集めやすくなった今、日本の経営者は金融資本経済にをもっと勉強し、自前主義にこだわるのではなく、外部資本を導入して必要な大規模投資を行ったり、外部のプロを雇って力を借りてとにかく課題を解決していくことが必要である」という旨の伊佐山建志氏(カーライル・グループ日本法人会長)の指摘は興味深かった。
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バイアウトファンドを知りたくて、手に取った一冊でしたが入門によかったです。 自社資源だけではグローバル競争に勝てない時代に、PEで自社資源に限らず、あらゆるリソースをフルに使って経営を行う方法が学べたらやりがいあると思いました。 PEの果たす社会的役割は大きさを知ることができ...
バイアウトファンドを知りたくて、手に取った一冊でしたが入門によかったです。 自社資源だけではグローバル競争に勝てない時代に、PEで自社資源に限らず、あらゆるリソースをフルに使って経営を行う方法が学べたらやりがいあると思いました。 PEの果たす社会的役割は大きさを知ることができました。
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宣伝本なので、うまいこと書いてあるけど、冷静にみるとやはり評価がわかれる投資が多い気がする。ファンドの難しいところだけど、産業革新機構みたいに公的な役割が明確になってない民間のファンドだと、どっかで利益相反が発生するのは致し方ないんですね。
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■金融 1.グ口バール化により企業間競争が激化する中、企業はこれまでにもまして選択と集中を進める必要がある。そうして生き残りに努める企業を支援する存在が、今世界中で急成長している「プライベー卜・エクイティ」である 2.プライベート・エクイティには、ベンチャーキャピタルや再生ファン...
■金融 1.グ口バール化により企業間競争が激化する中、企業はこれまでにもまして選択と集中を進める必要がある。そうして生き残りに努める企業を支援する存在が、今世界中で急成長している「プライベー卜・エクイティ」である 2.プライベート・エクイティには、ベンチャーキャピタルや再生ファンドなどいくつかのカテゴリーがあるが、今、最も注目されているのは「バイアウト・ファンド」である。 3.カーライル・ジャパンは、バイアウト・ファンドを主力として活動しており、企業が投資家に気兼ねすることなく成長戦略を推進できるよう、MBO(マネジメント・バイアウト)を支援している。
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PE業界をまるっと見渡せる様な本を探してて、あんまりそういう本無さそうで、とりあえず買ってみた。ちょっとイマイチ。
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2011/07/21 めちゃ面白かった! プライベートエクイティの仕事がどんなものかすごく勉強になった。 めちゃくちゃ面白そう。これがやりたい! あとがきもめっちゃ重要。 ITと金融による経済の変革。 特に金融。どうやってレバレッジを効かせるかなど。
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陰謀論と同時に語られることが多いため、勝手ながらカーライルにはダークなイメージを抱いていたが(ごめんなさい!)、本書を読んで印象がガラッと変わった。この会社の利他的精神はすばらしいと思う。
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IBMを復活させたガースナーの退任後がなぜファンドのようなところに行ったのか気になって手にとった一冊。 本書を読んでわかったこと。 ファンドというと日本では村上ファンド、スティースパートナーズのようなグリーンメーラーを想像してしまいがちだが、 ガースナーが参加したファンドはバイ...
IBMを復活させたガースナーの退任後がなぜファンドのようなところに行ったのか気になって手にとった一冊。 本書を読んでわかったこと。 ファンドというと日本では村上ファンド、スティースパートナーズのようなグリーンメーラーを想像してしまいがちだが、 ガースナーが参加したファンドはバイアウトファンドというタイプで上のものとは違い買収側の経営陣との同意に基づいて資金提供するものである。 会社の戦略で既存の株主と対立が生じる場合などに経営陣からファンドに要請してMBOを実行してもらい、 戦略を実行する資金提供や株主交代の手助けを行う。 メモ: 序章から3章までと6章終章を読めばこの本の要所は抑えられる。
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