僕がなめたいのは、君っ!(1) の商品レビュー
設定が特徴的
王道的ボーイ・ミーツ・ガール学園物に花(花言葉)の要素を加えた設定が特徴的で、花言葉が好きな人、ガーデナー(若い人にはあんまりいないか)などには本編以外にウケる要素がある。ただし、咲き乱れる花々を描く場面が多くなりそうなので絵師さんは苦労するかも。花族(フラワー協会)と密花という...
王道的ボーイ・ミーツ・ガール学園物に花(花言葉)の要素を加えた設定が特徴的で、花言葉が好きな人、ガーデナー(若い人にはあんまりいないか)などには本編以外にウケる要素がある。ただし、咲き乱れる花々を描く場面が多くなりそうなので絵師さんは苦労するかも。花族(フラワー協会)と密花という対立構図なので登場人物の創造やストーリーを膨らますには事欠かないであろう。第1巻なので舞台設定や登場人物の紹介に費やされた部分も多分にあるため、本来のストーリー展開は次巻以降に期待するところもあるが、これはこれで結構楽しめた。クライマックスはそれなりに壮大だったし(その割に少々呆気なかったが)。主人公の洋に対するヒロイン莉花の振舞いはやや尊大なツンデレ風味。洋が弱腰というか謙虚(それほどヘタレでは無いと思う)なため、莉花は常に洋を「君」と呼ぶ。おそらくタイトルに沿っているのだろうが、効果的なところで1回だけ名前を呼ぶシーンがあり、これはなかなか上手いなと思った。もう1人のヒロイン帆鳥(中学生)は「洋さん」と呼んで清楚な印象を与えているが、当初より洋と梨花の関係を楽しんでいる耳年増である。この三位一体のバトルが見どころになるが、ラブ要素がやや淡泊なので次から期待したいところ。
DSK
「なめるよ!僕は全力でなめ続ける!」 第二回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作品。何て言うかもう、タイトルで勝ちだよね。買わざるを得ないよね。 で、一体どんな変態小説なのかと思いきや、多少設定面で変わり種な部分はあるものの、普通の学園異能バトルでした。 主人公の洋(ひろ)は...
「なめるよ!僕は全力でなめ続ける!」 第二回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作品。何て言うかもう、タイトルで勝ちだよね。買わざるを得ないよね。 で、一体どんな変態小説なのかと思いきや、多少設定面で変わり種な部分はあるものの、普通の学園異能バトルでした。 主人公の洋(ひろ)は、花狩の密口を舐めてパワーアップさせるわけだが、花狩によって、その密口のある場所が違う。一体、どこにあるんだとニヤニヤさせておいて、首筋とか指の先とか普通!普通!普通! これならMF文庫Jの『魔女ルミカの赤い糸』シリーズの方がよっぽど舐め回してるよ!!この作品の舐め具合が100ぺろぺろだとすると、『ルミカ』は 5.8べろべろ(1べろべろ=1000ぺろぺろ)くらいはある。ちなみに、1ぺろぺろはソフトクリームを一舐めする程度の舐め具合です。 そういうわけで、『僕がなめたいのは君っ!』でした。二巻では、もっとはっちゃけてくれることを願います。
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