モンテ・クリスト伯(上) の商品レビュー
もはや半世紀以上前になるでしょうか。その頃、世界文学全集を持っていて、その中に同じ題名の本・・確か厚い本で3巻に分かれていたと思います。 それを読み始めてから気になって夜もろくに眠れなかったくらい。 そして読み終わってからしばらくほかの本を読めなかった‥‥ もっと子供の頃はラジ...
もはや半世紀以上前になるでしょうか。その頃、世界文学全集を持っていて、その中に同じ題名の本・・確か厚い本で3巻に分かれていたと思います。 それを読み始めてから気になって夜もろくに眠れなかったくらい。 そして読み終わってからしばらくほかの本を読めなかった‥‥ もっと子供の頃はラジオで、巌窟王 として放送されていて、 ♫牢屋の石の壁は俺の心を知っている 虚しく過ぎた14年 忘れられないこの恨み♫ 多分誰も知らないと思いましたが、私は鮮やかに思い出してしまい、読み始めました。少年文庫というのを複数の中から選びました。 そして「上」を読み終えました。 薄い記憶の底にあったものが少しづつ浮かんできました。 早く読み終わりたい‥‥
Posted by
岩波文庫から出ている方を読んだ方がいいのかもしれないけど、あんまりグロテスクだとしんどいかと思ったので岩波少年文庫の方を読むことに。 結果的に登場人物の言い回しや表現が古い作品だけあってなかなか慣れないところがあったのでまずはこっちを読んでおいてよかった。 無実の罪で囚われたエ...
岩波文庫から出ている方を読んだ方がいいのかもしれないけど、あんまりグロテスクだとしんどいかと思ったので岩波少年文庫の方を読むことに。 結果的に登場人物の言い回しや表現が古い作品だけあってなかなか慣れないところがあったのでまずはこっちを読んでおいてよかった。 無実の罪で囚われたエドモン。何となくで知っていた冒頭もこういうことなのか!となりながら読めた。 脱獄後、これから復讐が始まっていくのだろうけど今はまだ嵐の前の静けさといった具合。次巻からどうなってくるのか楽しみ。
Posted by
無実の罪を着せられた男の復讐物語。岩波文庫から完訳版がかなりの長編で出ていますが、こちらでも十分楽しめました。
Posted by
"「ねえ」と、伯爵夫人はいった。「バイロンはわたくしに、自分は吸血鬼はいると信じているといいましたわ。自分でも見たといって、その顔を説明してくれましたわ。それがまったくあの方とおんなじなのです。あの黒い髪、あのふしぎな炎で燃えているような目、あのすさまじいまでの青白さ。...
"「ねえ」と、伯爵夫人はいった。「バイロンはわたくしに、自分は吸血鬼はいると信じているといいましたわ。自分でも見たといって、その顔を説明してくれましたわ。それがまったくあの方とおんなじなのです。あの黒い髪、あのふしぎな炎で燃えているような目、あのすさまじいまでの青白さ。それに、いっしょにいる女の人がまた、ふつうの女の人じゃありませんのよ。ギリシアの女……きっと、あの方とおなじに魔法使いの女かもしれませんわ」" P.329 作品解説によれば、二年間、新聞紙上で連載された作品だそうで、連載が途切れると騒ぎになるほどの人気を博したそうである。 なるほど、随分と悠長な復讐物語であると思えば、そういう事情であったか。連載による物語の歪みというものは実在するもので、冒頭から連載モードへの移行がはっきり分かる例もある。 さておき、当時の人が続きを待ち望んだ理由は理解できる。
Posted by
ロビンソン・クルーソー読んだ時並にわくわくした もっと早く読めばよかった 作中"日本の陶器"って出てきたのがなんか嬉しかった 続きも早く読みたい
Posted by
福岡市城南市民センター図書館 所蔵 読書会「旅をする木」6月の課題本。 ストーリー、情景描写、人物描写、共に秀逸。 韓国ドラマのようにやられる期間がやたら長くて、復讐が一瞬で終わるのと違って、学問を積み、人脈を広げ、調査、計画し、善行を施しながら、進んでいく様子が、素晴らしい。...
福岡市城南市民センター図書館 所蔵 読書会「旅をする木」6月の課題本。 ストーリー、情景描写、人物描写、共に秀逸。 韓国ドラマのようにやられる期間がやたら長くて、復讐が一瞬で終わるのと違って、学問を積み、人脈を広げ、調査、計画し、善行を施しながら、進んでいく様子が、素晴らしい。さあ、中を借りにいきましょうか。
Posted by
ストーリーが巧妙に構成されていて、作者の頭の良さに驚いた。当時のパリの社交会の様子も面白かった。必読の価値あり。
Posted by
数十年前から一度は読んで見たかった小説。当初は巌窟王を読んでみたが戦前に翻訳された書物の為全く意味が理解出来ず、こちらの児童書に変更しました。まさに復讐劇‼️無実の罪を背負った1人の人間の怒り、憎しみ、失ったものの数々…それらを復讐心に変え、主人公は何を得ようとしているのか…モン...
数十年前から一度は読んで見たかった小説。当初は巌窟王を読んでみたが戦前に翻訳された書物の為全く意味が理解出来ず、こちらの児童書に変更しました。まさに復讐劇‼️無実の罪を背負った1人の人間の怒り、憎しみ、失ったものの数々…それらを復讐心に変え、主人公は何を得ようとしているのか…モンテ・クリスト伯が最後に見た景色が気になります。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
古典文学の名作の1つです。 できれば岩波文庫でしっかり読みたいところではありますが、時間もなかなか取れそうにないので、少年文庫版にて。 とはいえ、少年文庫でもしっかりとした読み応えのある作品です。 好青年エドモン・ダンテスが、欲望のままに陥れられ、婚約者を奪われ長く地下牢に閉じ込められるところから物語は始まります。 獄中で出会った神父から隠し財宝の在り処を聞き、その島の名前から「モンテ・クリスト伯」と名乗り、ローマでアルベールとフランツという2人のフランス青年貴族と親交を深めるところまでが上巻で描かれます。 中巻からの、物語の展開(壮大な復讐劇?)にも期待が高まります。
Posted by
海外文学にありがちな分かりにくい言い回しや表現はあるものの、ワクワクして読めば読む程続きが妙に気になる作品。
Posted by