陰陽師 飛天ノ巻 の商品レビュー
「天邪鬼」「下衆法師」「陀羅尼仙」「露と答へて」 「鬼小町」「桃薗の柱の穴より児の手の人を招くこと」 「源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと」の7篇。 7年ぶりのシリーズ2巻目として刊行。 なんで7年もかかったのか。 「鬼小町」が好き。
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陰陽師 夢枕獏 飛天ノ巻 陰陽師シリーズ② ∞----------------------∞ -天邪鬼- 樹齢千百年を越える檜で四天王像を彫る。切株のくに現れる童子。そこまでの樹であれば、なにかが憑いていても不思議では無い。 -下衆法師- 仏教の教え。人の本性を仏と呼ぶは一種の呪。人は人でよい。博雅は博雅でよい。 木犀の薫はさぞかしいい香りだろう。 -陀羅尼仙- 仙人になろうとした法師。仙人になりたくてなってしまった人(人?)。仙人の修行から俗に戻る人(人?)。人は簡単に仏にも仙にもなれない。 -露と答えて- 博雅は女性を好きになりたいのか?と思える呟きを時たま目にするように。 兼家殿の百鬼夜行の答え。博雅は可愛がられているようで、からかわれてるようにも。もっと本を読もう。 この頃には宇宙は時空を差すものとされているそう。 -鬼小町- 妖の正体はあの絶世の美女と言われた小野小町。老婆になり美しさが消えて悲しんでいる。そして百夜目に焦がれ死んだ男が彼女に憑いて離れない。 -桃園の柱の穴より児の手の人を招くこと- 子供の招く手、人の指、蛙、蛇。気脈の流れが止められてしまって溢れ出てきた。 -源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと- 博雅について。音楽に秀でた人で、ただ笛を吹いていただけで、人や精霊や鬼が感応し、自身は気付いていない。 2023/12/09 読了(図書館)
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陰陽師シリーズの第二弾です。 今回も安倍晴明と源博雅の掛け合いが絶妙で、また風景描写も風情があって大変よろしい^_^ ますます二人の今後が楽しみです。 博雅の性格が良いんですよ♪
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なんだかわかったようなわからなかったような話もあるんだけど、雰囲気がステキだからOK牧場! 晴明さんも博雅さんも中年ってのも良いんだよねぇ♪ 若造の中二病傾向の話じゃないからさ。
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【図書館本】シリーズ2作目。博雅が“いい漢”すぎてホレそうwww 晴明と博雅の関係が暖かくて、いつまでも見守っていたい。 「ゆこう」「ゆこう」そういうことになった。 淡々としてるけど、会話のテンポは良く、親しみや信頼がにじみ出ていて読んでいるのが楽しい。とにかく博雅が可愛すぎるw
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やっぱりこの二人はいいなぁww 博雅めっちゃいい人だww 雰囲気に流されちゃってるところとか…もぉ!本当に可愛い!!
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源博雅堀川橋にて怪しの女と出逢うこと の前半で、博雅についての逸話や人柄が語られていて、博雅の人物像がより明確化した。 晴明にも分からないことがあって、できないこともある。
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1巻に比べると、かるめの話が多い気が 全然おもしろいんだけど!!!!! 小町せつない そしてこの本を読むと、お酒のみたくなる
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2012.06.24 鬼小町が好きです でも全部よかった! 2019.04.28 再読 古典勉強してたとき思い出すな~~~! やっぱり面白い・・・いと博雅推さざるを得ないこと山のごとし・・・
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「童子のあやかしが出没し、悪さを働いているようだな、博雅」「よし。では、ゆくか晴明よ」。われらが都を魔物から守れ。百鬼が群れる平安京の闇の果て、幻術、風水術、占星術を駆使し、難敵に立ち向う希代の陰陽師・安倍晴明、笛の名手・源博雅。名コンビの活躍、すがすがしくて、いと、おかし。
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