砂の器 の商品レビュー
ドラマで「砂の器」を見て、とても泣けたので、原作を読んでみたくなり やっと読み終えた。 ドラマは、どちらかというと犯罪者側の苦悩のほうが大きく、犯行に至ってしまったやるせなさが充満していたけれども 原作のほうは、犯人のエゴイストな部分だけがクローズアップされたようなものでした。
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2004年2月15日読了。以下、過去の日記から抜粋。 父の本棚からこっそり拝借。 ずいぶん分厚いかと思ったが一日かけて読み通した。 ここ最近、推理小説が乱発されているが、 さすが名作、この骨太感にはすっかり満足した。 なにせ3分の2ほど読んでもよく分からない。 最後のほうはトト...
2004年2月15日読了。以下、過去の日記から抜粋。 父の本棚からこっそり拝借。 ずいぶん分厚いかと思ったが一日かけて読み通した。 ここ最近、推理小説が乱発されているが、 さすが名作、この骨太感にはすっかり満足した。 なにせ3分の2ほど読んでもよく分からない。 最後のほうはトトトンと進んでしまったけれど、 幕引きもなかなかで、かなり面白かった。 テレビのほうを見ようという気にはならんがね。 ただ、この作品にも地元の名がちらっと出たよ。 つか、高校時代の同級生が住んでたよ(笑) 時代が違うので、当時の面影を偲ぶことはできないが、 そういう時代もあったのかと感慨深かった。
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身元不明の死体、手掛かりは東北訛りと「カメダ」というワードのみ… 散らばっている伏線を拾いつつも事件が進行していくところが非常に面白かった。
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ドラマだか映画だかがあまりに有名なせいで、話の筋もほとんど知らないくせになぜか「カメダ」ネタと犯人だけ知っていた作品(笑)。なかなか犯人が明かされないのがなんだかとても意外だった(それが当たり前なはずなのに……)。 「社会派」ということで、「ミステリ」というよりもむしろストーリー...
ドラマだか映画だかがあまりに有名なせいで、話の筋もほとんど知らないくせになぜか「カメダ」ネタと犯人だけ知っていた作品(笑)。なかなか犯人が明かされないのがなんだかとても意外だった(それが当たり前なはずなのに……)。 「社会派」ということで、「ミステリ」というよりもむしろストーリーだけを読むもの、という気がしていたのだけれど、それは勘違い。意外なトリックが出てきたので、かなり驚愕。トリックがあるような作品だとはあまり思わなかったんだよなあ。私、「社会派」を何だと思ってたんだろ? たしかにメインは「動機」や心理ドラマなんだけどね。
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名作きました。蒲田の操車場で顔の潰れた死体が見つかる、手がかりは数時間前に男が連れに話していた"カメダ"の名と東北弁…。もうこんな文句も覚えちゃったよ。話を全然知らずに原作から入りました。いやー、つるっと一気に読みました。あらすじだけ思い起こすと地味で結構長い...
名作きました。蒲田の操車場で顔の潰れた死体が見つかる、手がかりは数時間前に男が連れに話していた"カメダ"の名と東北弁…。もうこんな文句も覚えちゃったよ。話を全然知らずに原作から入りました。いやー、つるっと一気に読みました。あらすじだけ思い起こすと地味で結構長い話なんだけど。松本清張すごいな。淡々とつづってあるだけにかえって印象に残る感じ。それはそうと、テーマである「○○(ネタばれるので)に対する痛烈な批判云々…」というのはそこまで感じなかったんだけど、それは現代に読むからであって当時はやっぱり違ったのかしら。 ちなみにドラマだとすごい曲がついててドラマチックになってるらしいです。それはそれで映像作品ならではなので見てみたいような。「業」、どーん!!!って感じ? それにしても昭和の日本語ってなんでこんなにやわらかくて色っぽいんだろう。奥付によくある、今なら「ご職業、年齢をお書き添え下さい。」のところが、「…書きそえて下さいませんか。」だってー。妙に感動してしまったので余談。
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現代版のドラマを見ていたので、犯人が分かった上で読んでいたのですが、わかっていなかったらさぞかし面白かっただろうと、ちょっと後悔しました。
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高校の頃、例のドラマがきっかけで読んだ。よくドラマ化したもんだと感心した。 やっぱ、いつでも原作のほうが良いと感じてしまう。
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松本清張ぐらい読んでおかなければという、妙な気負いから読み始めました。 犯人を追い詰めてゆく刑事の執着心は、やっぱり点と線に繋がるものがあったなぁと。 社会派推理小説のなんたるか…が少しだけ分かったような気がしました。
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迷官入りと思われた殺人事件を捜査する二人の刑事の執念と、暗い過去を背負う為に殺人を犯してしまう天才音楽家の宿命を描くサスペンス。
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初めて読んだ本格推理小説。 小5くらいだったと思います。 昭和40年代くらいに買った本だったみたいなのでこんなキレイな表紙ではなかったけど(^^) 読書の楽しさを教えてもらった大切な1冊です
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