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砂の器 の商品レビュー

3.6

34件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2019/05/07

映画の『砂の器』が好きなので、一度原作も読んでみようと思いたって読んでみた本。 原作のほうはあんまり人間ドラマみたいなのがなくて、「カメダ」の謎解きに重点がおかれているように感じました。 なので、オチをわかった上で読むと、少しもの足りなかったです。

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2013/06/21

手がかりは被害者の東北鈍りと「カメダ」という言葉のみ…。捜査に行き詰まる難事件を、老練刑事が日本を縦断しつつ執念で追いつめていく様は読み応えがあった。他にもまさかの展開、衝撃的な動機、ドラマチックなエンディングなど、とにかく全てが素晴らしかった。さすが名作!

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2013/05/27

やられたって感じですかね。 途中でもしやって思ったけど、ずっと違う人を犯人だと思ってた。 始めに犯人をわからしといて、どのように事件が起きたのかを解いてくれると思ったら、 そんな甘い内容じゃなかったです。さすが松本清張。 それにしても刑事って大変だ。 ちょっとした事で...

やられたって感じですかね。 途中でもしやって思ったけど、ずっと違う人を犯人だと思ってた。 始めに犯人をわからしといて、どのように事件が起きたのかを解いてくれると思ったら、 そんな甘い内容じゃなかったです。さすが松本清張。 それにしても刑事って大変だ。 ちょっとした事でも怪しんでかからないと。 いろんな方向から物事を考えないといけないし。 さすがに私が生まれる前に書かれた話。 会話がとても『モダン』だ。

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2013/05/04

犯人が誰かというのが序盤で読者側に提示されるタイプの構成がなされた推理小説一般に該当する特徴かもしれないが、読みながら刑事に感情移入するというよりはどこか高いところから応援するという気持ちになる。その応援が楽しくなるかは、物語の流れの美しさや背景描写の精緻さにかかってくると思われ...

犯人が誰かというのが序盤で読者側に提示されるタイプの構成がなされた推理小説一般に該当する特徴かもしれないが、読みながら刑事に感情移入するというよりはどこか高いところから応援するという気持ちになる。その応援が楽しくなるかは、物語の流れの美しさや背景描写の精緻さにかかってくると思われるが、本作は流石松本清張と言える作品である。

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2012/10/02

野村芳太郎監督の映画があまりにも印象的で、美しい映像と音楽で綴られる親子放浪の場面には今でも涙を禁じ得ない。それ故か、後に本作品を読んだ時の違和感には甚だしいものがあった。小説の人物描写では犯人和賀英良に感情移入できないし、それより何より凶器が超音波発生器って何?当時としても流石...

野村芳太郎監督の映画があまりにも印象的で、美しい映像と音楽で綴られる親子放浪の場面には今でも涙を禁じ得ない。それ故か、後に本作品を読んだ時の違和感には甚だしいものがあった。小説の人物描写では犯人和賀英良に感情移入できないし、それより何より凶器が超音波発生器って何?当時としても流石に奇抜なアイデア過ぎたのか、この超音波殺人は映画では採用されていない。原作者の松本清張自身がこの映画を高く評価したというから、小説と映画の表現手法の相違は措いても、やはり映画の設定の方がドラマ的には優れているのだろう。映画を理解する上では本作品も読んだ方がよいが、私としてはあくまで映画の「原作」という位置づけにとどまっている。

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2012/09/25

(1966.07.31読了)(1966.03.31購入) *本の紹介より* 何の手掛かりも残さず車庫の片隅に転がされた一個の死体…続発する第二、第三の殺人…完全犯罪の成功に酔う犯人を追うベテラン刑事の執念。残酷な犯人の影に秘められた人生の深淵を描く。 ☆松本清張さんの本(既読)...

(1966.07.31読了)(1966.03.31購入) *本の紹介より* 何の手掛かりも残さず車庫の片隅に転がされた一個の死体…続発する第二、第三の殺人…完全犯罪の成功に酔う犯人を追うベテラン刑事の執念。残酷な犯人の影に秘められた人生の深淵を描く。 ☆松本清張さんの本(既読) 「ゼロの焦点」松本清張著、光文社、1959.12.

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2012/03/07

松本清張『砂の器』読了。言わずと知れた名作。華やかな顔の下に潜む暗い過去と孤独。それを知る人物によって脅かされるかもしれない名声を守り抜かんがために起こした殺人の結末は哀しい。社会的な背景を考えると、現代にこの作品を忠実に映像化するのはやっぱり難しいのかしら。

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2012/01/20

あんまりしっくりこなかった。と言うのが正直な感想です。 長くて、読み終えた事が満足みたいな気持ちになりました。

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2011/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 またドラマ化されるらしい。この作品の底流に流れるものを現代で再現するのは難しいような気がするのだが、今回は主人公を代えてまでの挑戦らしい。どういうアレンジになっているのか楽しみだ。  それにしても日本人はこの砂の器という小説が好きである。敗戦直後の混乱が契機になる事件いう作品は清張物でもっともポピュラーな題材であるし、他の作家のものでも結構な数の作例が思いつくのだが、ここまでいろんな形をとって現代でもドラマ化されたりするのは砂の器以外にありえない。その魅力とは何か。あまり長い推論を並べるつもりではないが、おそらく昭和30年代に読んだ読者は敗戦というあまりにも辛い出来事を心に刻み付けている自分達を業病の父と言う消せない記憶に苦しむ犯人に重ね合わせていたのではないか。また高度成長期時代に必死に再興のために働く自分達の姿を孤独に犯人を追う主人公の姿に見たのではないか。そういった意味で清張の用意した東北や山陰の寒村、晴れやかな文化人達の住む華やかな東京という舞台設定が秀逸であった。30年代までの日本を日本海の荒れ狂う冬の海、未来の晴れやかな日本を新しい文化の芽吹く日本として見るならば、現代までこの作品が受け入れられる理由は理解できる。晴れやかな東京は幸せなのだろうかという昭和30年代からの問いかけが聞こえてくるからであろうと。

Posted byブクログ

2011/01/01

很久以前看的書了,不大記得。 很長,然後一本大厚書就一個並不複雜的案子。但是那個瘋狂的細緻大概是某種強勢的展現吧。 作為東野的偶像,松本桑無疑在控局上很老練。 最後想説的是我喜歡那個老刑警。不過結尾我不是很懂呢,有點朦朧,或許腦子已經累得當機了。

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