太郎物語 の商品レビュー
1980年1月から放映されたNHK銀河テレビ小説「太郎の青春」の原作本。 中学生の頃に、このドラマを見て、文庫本を購入。ふと思い出し、書棚を探るとその時に購入した紙が茶色くなった文庫本を発見し、懐かしく読みました。 あの頃から随分と月日が経ち、大学進学率も当時と大きく異なる現在で...
1980年1月から放映されたNHK銀河テレビ小説「太郎の青春」の原作本。 中学生の頃に、このドラマを見て、文庫本を購入。ふと思い出し、書棚を探るとその時に購入した紙が茶色くなった文庫本を発見し、懐かしく読みました。 あの頃から随分と月日が経ち、大学進学率も当時と大きく異なる現在ですが、当時の世情を考えても、高校生である主人公・太郎は、裕福な家庭に育ち、贅沢です。一方、そうした日々の生活の中で、色んな環境下にいる友人たちとも接する高校時代を送っています。少々、自分本位な理屈っぽさも、若さの故でしょう。 TVドラマで主人公演じた広岡瞬、父親役の長門裕之、母親役の岸田今日子、石井めぐみ、荒木由美子など、懐かしいです。
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高校生になったばかりの頃に読んだ作品。こんな大人びた高校生いるか?というのが当時の感想だった。今読んでも同じ印象だけど、悩み相談をしてきた女の子に「それは甘えだ」と言い放つあたりで、こういうところはやはり若いな、と今は思える。勉強、スポーツ、家族関係、交友関係、料理、いろいろなこ...
高校生になったばかりの頃に読んだ作品。こんな大人びた高校生いるか?というのが当時の感想だった。今読んでも同じ印象だけど、悩み相談をしてきた女の子に「それは甘えだ」と言い放つあたりで、こういうところはやはり若いな、と今は思える。勉強、スポーツ、家族関係、交友関係、料理、いろいろなことに器用でも、異性には今ひとつ不器用で、そこがまた青春という感じで良い。
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遠い記憶だけど 良い作品だった。子育ての時に思い出せばよかった。果たして自分の息子育ては? 後悔ばかりかもしれない。 その息子もはや高校生の親「高校3」仲良く だんまりの親子関係を築いている。
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苦悩をあらわにするなんて甘えだ現代っ子、太郎はそう思う。さまざまな悩みを抱いて、彼はたくましく青春の季節を生きていく。
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大学の時から何度か読んでいる本。当時のような気持ちにはなれないけれど、それでも読み返す。 太郎も太郎の両親も、その言葉がいい。たぶん当時は太郎のようなことが言えるか?だったけど、今は太郎の両親のようなことが言えるか?になった。 いまだに最後の「あいつも・・・」の先が分からない。
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特に大きな事件が起こるわけでもない、日常を描いた作品。だけど、高校生の太郎の、そして両親のものの考え方や見方が何とも言えず心に染みる。 今までに何回か読み直しているけど、読めば読むほど味わいがある作品。
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なんと幸せな家族に恵まれているのだろう。主人公山本太郎は、両親の影響を受けながら、多感な高校時代を健やかに過ごしていく。13.7.7
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二十数年ぶりに読んでみました。主人公のものの考え方は、今の自分にも影響しているように感じます。しかし、本を読むことはまねしていませんでした。後悔です。もっと本を読んでいれば、主人公のように人生の選択肢をいろいろ持てただろうって…。定期的に再読したい本ですね。
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思春期に読んでおいて良かったと思う本。理知的な自己懐疑を繰り返す主人公に是非を問いかける必然性は感じず、ただその心の揺れ動きに注視して読み進めていました。個人的に、五月さんとの心の衝突にとても共感した覚えがあります。その他、太郎目線でぶっきらぼうに描きながらも、端から見ると良い家...
思春期に読んでおいて良かったと思う本。理知的な自己懐疑を繰り返す主人公に是非を問いかける必然性は感じず、ただその心の揺れ動きに注視して読み進めていました。個人的に、五月さんとの心の衝突にとても共感した覚えがあります。その他、太郎目線でぶっきらぼうに描きながらも、端から見ると良い家族だなあと思える描写技巧も見事でした。
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死ぬまでにあと数回、読んでしまいたくなるような本。 青春って、ああ、そうだよね。と思わず呟く。 (2010.10.02)
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