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パーフェクト・ブルー の商品レビュー

3.3

32件のお客様レビュー

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2011/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

将来有望な高校野球の投手、諸岡克彦の衝撃の死。彼の周辺、過去に何があったのか。元警察犬マサと薬品会社社員木原の目線から交互に物語は語られてる・・。克彦の弟進也と蓮見探偵事務所が事件を追う。パーフェクトブルーとも呼ばれるナンバーエイトなる薬剤の人体実験に知らぬ間に巻き込まれる子どもたち。衝撃的な事件だが、マサの老刑事さながらの語り口でしんどくなりすぎず読める。作者の初期の作品だが、期待以上の読み応えだった。

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2010/09/03

元警察犬で、今は探偵事務所の犬であるマサが語り手になっているのが面白かった。野球好きで、人間にしたらもうおじさんで、ちょっとシニカルで、でも、いざという時はとっても頼りになる犬なのだ。 ただ、事件としてはいまいち納得できないところが多かった。

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2010/06/20

宮部みゆきの現代ミステリーは本当、えぐいんだけど上手いなぁといつも感動する。 良い意味でトラウマになるというか。 単行本デビュー作なんですねー。 この本はwow wowでドラマ化したときに 見たいけどwow wow見れないよーーー>< と思っていつか読もうリストに挙げてたんです...

宮部みゆきの現代ミステリーは本当、えぐいんだけど上手いなぁといつも感動する。 良い意味でトラウマになるというか。 単行本デビュー作なんですねー。 この本はwow wowでドラマ化したときに 見たいけどwow wow見れないよーーー>< と思っていつか読もうリストに挙げてたんですが。 原作先に読んでよかったなぁと思います^^ ドラマだと進也のビジュアルが設定と違うのが…むーん。 そして個人的には進也は是非s野kzm!と勝手にキャスティングして読んでました。

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2010/05/22

元警察犬で現探偵事務所勤務(笑)のマサを語り手に、進められるお話。 真相を知った後、エピローグの進也と加代ちゃんの会話はポロッときました。 結果的にこうなってしまったけれど、恨みつらみで兄さんが殺されてしまったんじゃなくて良かったと思います。私は。 宮部さんの1番最初の本だったん...

元警察犬で現探偵事務所勤務(笑)のマサを語り手に、進められるお話。 真相を知った後、エピローグの進也と加代ちゃんの会話はポロッときました。 結果的にこうなってしまったけれど、恨みつらみで兄さんが殺されてしまったんじゃなくて良かったと思います。私は。 宮部さんの1番最初の本だったんですね。 1番最初でこれなんてさすが過ぎます。

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2009/12/03

犬目線で語られる。 犬含め登場人物が魅力的だ。 だんだんごちゃごちゃしていってしまった。 もう一度ゆっくり読みたい。

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2009/10/04

【書評じゃないよ】 倖田來未の羊水失言 倖田來未自体には特に悪意も好意も持っていないので、発言自体には特に言うことはありません。ただ、実際問題、高齢になればなるほど自然妊娠の確率も、人口的手段での着床率も下がり、逆に流産の危険性、ダウン症の発生率は上がります。このことが意外と...

【書評じゃないよ】 倖田來未の羊水失言 倖田來未自体には特に悪意も好意も持っていないので、発言自体には特に言うことはありません。ただ、実際問題、高齢になればなるほど自然妊娠の確率も、人口的手段での着床率も下がり、逆に流産の危険性、ダウン症の発生率は上がります。このことが意外と認知されていないような気もしますし、この少子化の時代にこの辺につっこんだ話があってもいいような気もします。 例えば会社で働いていて、結婚したら退社しようと考えている女性が、「会社は仕事上でなんらかの成果を残してから辞めよう、そして子だくさんな家庭を築きたい」と人生設計を組んでいた場合、望みの前半に時間をかけ過ぎると、後半が実現しにくくなります。しかし「女性を産む機械に例えると〜」という発言がいつの間にか「女性は産む機械だ!」に歪曲されているこの社会では、例えそれが医学的事実であっても、うかつに「子供をたくさん産みたきゃ早く会社辞めなきゃ」なんてアドバイスはできないでしょう(実際この発言も、言い方によっては十分セクハラや女性差別になるでしょうし)。確かに極めてプライベートな問題ではありますが、少子化という社会問題として考える際には、「ライフスタイルは人それぞれ」というスタンスからもう一歩だけ踏み込んで話す必要があるように(いい年して独身の身で)思いました。 高齢出産について http://www.welcomebaby21.com/kourei.htm 「高齢出産ほどダウン症の発生率が上がる」という統計データを「だから早く産め」というような脅迫に使うもアレだし、またダウン症の子のご両親を「自分たちの責任だ」という心理に追い詰めることになってもいけないとは思うけど、それでもやっぱり医学的な事実を周知せしめることは大切かと。知った上での選択でないと、自分の人生に責任取れないし。

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2009/10/07

宮部さんの、比較的初期の作品。 主人公が犬、と断言していいものかは謎ですが、 犬の視点で描かれたというミステリものです。 某探偵事務所の女の子と犬が、 家出少年の捜索に当たる。 その少年が見つかった矢先、彼の兄である 高校野球のスター選手が、火だるまに なって殺される。 そして...

宮部さんの、比較的初期の作品。 主人公が犬、と断言していいものかは謎ですが、 犬の視点で描かれたというミステリものです。 某探偵事務所の女の子と犬が、 家出少年の捜索に当たる。 その少年が見つかった矢先、彼の兄である 高校野球のスター選手が、火だるまに なって殺される。 そして、犯人と思われていた彼の元友人が 直後に自殺。しかし真犯人は…? 高校野球の闇とか、製薬会社の薬物実験とか、 家出少年のバイト先を含めた軽い裏社会とか、 お犬事情(!?)とか、いろいろ盛りだくさんです。 でも盛りだくさん過ぎて、逆に犬の視点で 描いたメリットが生かされてなかったり…… 薬物実験など、科学的なアリバイがかなり 綿密に練られてる感じがします。 本作に限ったことでも、小説という媒体に 限ったことでもないけれど、 トリックが複雑であればあるほど、 最後の種明かしを加害者なり探偵役なり、 ある一人の視点から「こうこうこうだ」と 語られるのが、私はどうも苦手で。 せっかくのトリックの巧妙さに、 水をさされたかんじがして。 だから、ミステリ小説は読んでも、 『名探偵コナン』とか『金田一少年〜』を 読んだり、火曜サスペンス劇場を観ようと いう気になれないのだろうか???

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2009/12/07

犬に惹かれて読んだ王道の推理物 宮部みゆきってこんな作品もあるんですね 近年の作品とはだいぶちがった(良い意味で)

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2010/04/15

宮部みゆきのデビュー作。 人間関係やことの成り行きがわかりやすく、話の展開がテンポいい。 いい意味でも悪い意味でも爽快な感じを受けた。

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2009/10/04

時代を感じる。携帯電話がある今だったら話は違ってくるだろうな。でも、冒頭から話に強烈に引き込んでくるのはさすが。今になって親の気持ちってやつが分かって泣けてきたり。でも、克彦が死んだ原因が安直すぎる気がするな〜。後味は悪くなかったから良かった。

Posted byブクログ