教科書に載った小説 の商品レビュー

佐藤雅彦【編】

2010/08/20

大人のための夏休みの課題書。
佐藤雅彦が選んだ教科書に載った12の名短編集。

教科書に載るだけあって、どれも判りやすく、しかも、たった数ページの中に人生に影響を及ぼすような「重い」テーマが潜んでいる。
心の一番柔らかい部分にグイっとひっかかりを残す凄短編ばかり！

なので、通勤電車で暇つぶしにでなく、ちょっと長めの休みに、ゆっくりと読むのがお勧め。心を揺らしまくってください♪

2010/07/27

●2010年3月頃
国語の教科書に載ったことのある小説を集めた短篇集。
私が学んだ教科書に載っていたものはなかったけど、コンセプトがおもしろく気に入りました。
また第２弾とか読みたいな。

2010/07/14

学生時代に一番得意な科目は国語でした。もちろん好きな科目でもありました。そんな僕がこのタイトルに惹かれるのは仕方がないかと。中学高校の教科書に採用された小説のアンソロジーです。僕が教科書で出逢った作品がなかったのは残念でしたね。いかにも教科書に載っていそうな作品もあれば、こんな内容のものが載るんだと驚くものも。それぞれどのように授業が展開されたのか、テストならばどんな問題が出題されたのか考えながら読むのも面白かったです。教科書でないと出逢えない作品ってのも多くあるでしょうね。少し前の作品が採られていることが多いので、少し前の世代の習俗や生活が描かれていることが面白かった覚えがあります。ああ、教科書を読み返したくなりますな。

2010/05/30

請求記号：908.3／ｷ
資料番号：011154317
「手紙」③
「教科書に載った小説」に収録されている「絵本」というお話です。
主人公のもとに一通の手紙と、彼の子どもに宛てた「ももたろう」の絵本が届きます。
差出人は十数年前に他界した友人。
手紙を読んでみてわかった、亡き友人の未来に向けた思いに心が打たれます。

2010/03/28

収録されている中で見知った作品があったので懐かしさのあまり手に取ってしまった。
その作品は教科書に載っていたのではないのだけれど、
私が受験した私立高校の過去問だったので、読むと赤本を解いていた中学３年の頃のさまざまな思い出が浮かんできてすごく懐かしい気持ちになった。
私のように収録されている中で見覚えがあるやつがなくても、さまざまな時代やジャンルが収録されているので、普通の短編集としても面白いと思う。

2009/10/19

佐藤雅彦が選定した、表題のとおり
「教科書に載った小説」が編まれている。

私の教科書には載っていなかったものばかりだけど
国語の教科書に載っている感じのものばかりで
読むときのあのわくわくが再来する。

「とんかつ」が、国語的で、一番期待の気持ちに近かった。

2011/01/06

購入者:山田(2008.7.9)[返却：2008.07.23]とても感動しました。学生の頃に読んだ時期と今の時期では、感じることも多くあるように思います。「とんかつ」「絵本」「父の列車」「ベンチ」は、家族や親友・恋愛が感動的で涙を誘われました。「出入り口」「ある夜」は独特な表現で面白いです。「良識派」は、にわとりと人間のやり取りにつき吹き笑いしてしまいました。短編でページは浅くても、内容は深いものでした。
貸出:清水(2008.10.3)返却：（2008．10．27）
この本の中には、読みにくい小説もありましたが、興味を持って読むことができました。読んでいるうちに、なんとなく習ったように思う小説もあったような…
貸出:本浦(2008.10.28）返却:(2008.11.4）教科書っぽい話がいろいろとあって、何となく懐かしい感じがしました。
貸出：中山(2009.2.23)返却：(2008.3.5)
どれもこれも、秀作ぞろいでした。よかったです。学校で習った覚えのある作品はありませんでした。「良識派」の作者の安部公房氏は僕の心の師匠の一人です。学生時代に、安部氏の作品に出会って考え方が一変しました。またGK文庫でこのような出会いがあればいいなと思ってます。今のところはないです。
貸出：川端(2009.4.1)
ほんまにこんな難しい内容のを学校で読んでたんかな？というくらい、分かりにくいんですけど考えさせられる作品ばかりでした。自分が読みたい！というジャンルにはこういった内容が無かったので、新鮮でした。
貸出：佐藤(2009.9/19) 返却（2009.10/3）
とんかつが唯一、今までの学校の教科書に載ってた話で、懐かしく読めました。けっこうシュールな話が多いのに驚きました！！
貸出：渡辺(2010.3.8)返却(2010.3.29)
初めて読む話ばかりでしたが、意外と教科書の話は記憶に残っています。
自分が小中学校くらいの国語教科書をまた見たくなりました。
貸出：坂野(2010.5.6）
今の子供達はちょっとうらやましいなと感じました。
でも大人になるとわすれるのかな。

2009/10/04

佐藤雅彦の感じる面白いのセンスの高さが伺える。
僕が同感できたのはまだ少しだったけど、３年後に読んだらもっと共感できるかも。
感性を磨きましょう！

2009/10/04

教科書に載っている小説は、教科書でなければ読まないであろう作品。
しかしそれは教科書に載せることで、青少年に読ませたい作品ということ。

編者のその言葉にハッとさせられました。

私が習ったのは横光利一の「蠅」
今読み返すと人の不条理はとても写実的に、蠅は超感覚的に綴られていて、とてもドライ。

吉村昭「少年の夏」　吉村康「父の列車」
出会えて良かったと思いました。

文学史に登場するような有名な作品は読んでおこう、人として。

そんな反省をする１冊。

2009/10/04

三浦哲郎の「とんかつ」が読みたくて手に取りました。
ほかの作品も感動がたくさん。
知らないぞと思いどんどん読み進めました。
すてきなセレクション。