ARMS(ワイド版)(12) の商品レビュー

皆川亮二(著者)

2020/03/03

極寒の地獄と化した東京で、世界を破滅から守るべく最終決戦に挑む涼たち。ARMSを失った彼らを待つ圧倒的絶望と奇跡。運命と戦い続けた少年達がつかみとった未来とは…!? 壮大なる熱きドラマ、堂々の完結!!（Amazon紹介より）

高校生のときに出会って以来、私の中で漫画部門暫定１位をずっと守っている名作です。久しぶりに全巻読み通したいと思い手に取りましたが、何度読んでも素晴らしい作品だと思います。なかなか無いですよ、複数回読んでも飽きない作品って。
「不思議の国のアリス」のキャラクターをベースに、ARMSという宇宙生物を身体の一部に移植された子供達が己の運命を変えるべく戦う物語です。諦めないことの大切さと、力だけ手に入れるだけではダメなのだということを教えてくれます。人間には、運命を変えられる強い意志の力があるのだと思わせてくれます。あと、主人公の父がカッコいいです。カッコいいおじさんキャラの魅力が溢れ出る作品でもあります。
「最後のバンダースナッチ編が余計」と評されているのをよく見ますが、私は物語を完璧に締めくくるためには絶対に外せない部分だと思います。完成度の高さ◎です。

2012/02/27

資源から生み出した技術。
技術を進歩させることで産み出したシステム。
システムはその創造主である人類に牙を剥く。
その根源には人類に対する憎悪と絶望がある。

それに対して物語の主役たちが出した答えは、「絶望と憎悪を抱きしめる」こと。

SFバトルアクションという装飾を取り除けば、とても社会的な批評的な作品だと私は思う。

2011/08/03

加筆があるなんて卑怯です…皆川先生。
加筆部分は、個人的には有りだったのでありがたいですが。
ｺﾐｯｸｽ全巻揃えているけど、ワイド版で揃えたいよ！！

2011/06/19

他に類を見ないほどの物語の完成度の高さ！
すべての伏線が集約されたラストの攻防は素晴らしいの一言！！
絶望の中、希望という光を目指し、足掻きながらも前に進む少年たち・・・
大感動作であります。

2010/11/25

五部は余計だったという意見もあるがそうは感じない。最後まで力強く生きた４人には共感できた。あとキースバイオレット最高。

2009/10/20

旧版で全巻そろえました。この商品も、この１２巻で完結しているようです。
体の一部に金属生命体を宿し人類のために戦う。

2009/10/04

皆川さんの作品の中でも2番目くらいに好きかも。
最終章のヴァンダースナッチ編はあまり好きではないですが…。