港町食堂 の商品レビュー
港町へ船旅をして、色々食べまくるエッセイ。 軽い文章で読みやすいのと、自分も旅行した気分になれてよかった。 特に釜山。行ってみたい!
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船で港に入り、港町を観光し、美味しいものをいただく…奥田英朗さんの旅エッセイ 良い意味で〝普通〟で、何者でもない自分という存在に憧れ、虐げられる側の人間のことを考えてしまう(金を掘った労働者、神殿の石を運んだ人など)。 N木賞受賞後も待遇が良くならないことを嘆くフリをして、対等...
船で港に入り、港町を観光し、美味しいものをいただく…奥田英朗さんの旅エッセイ 良い意味で〝普通〟で、何者でもない自分という存在に憧れ、虐げられる側の人間のことを考えてしまう(金を掘った労働者、神殿の石を運んだ人など)。 N木賞受賞後も待遇が良くならないことを嘆くフリをして、対等な関係を嬉しく思っていたり…。 そんな奥田さんから見た港町の風景はちょっと感傷的で、懐かしさがあるなぁと思った。
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最近、奥田英朗にハマっている。 デビュー作の『ウランバーナの森』を読んで その魅力に参った。 そして、その作家を知るには、デビュー作とエッセイを 読むことが自分のルールなので、今回読んでみた。 このエッセイの独り言の面白さ、 キャラクターは実際に存在する編集者さんでしょうが、...
最近、奥田英朗にハマっている。 デビュー作の『ウランバーナの森』を読んで その魅力に参った。 そして、その作家を知るには、デビュー作とエッセイを 読むことが自分のルールなので、今回読んでみた。 このエッセイの独り言の面白さ、 キャラクターは実際に存在する編集者さんでしょうが、 これが又、面白く描いてくれる。 エッセイだから、本当の話だと思うが、所どころに あれ?本当なの?という内容もある。 港町の食堂に入って、その場所のご当地の旨い店を 歩いていく旅話だが、そこの港町に行くまでに 遠回りして、ざわざわ船にのってその港を目指すのも 笑えて仄々とした。 もっと、この作家のエッセイが読みたくなってきた。
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奥田英朗が好きだから読んでみた エッセイはあんまり好きじゃないけど楽しく読めた 少し捻くれてて茶目っ気のある感じの人なのかなーって思った! 小説家になりたくてなったのではなく、それしかできないからなったみたいなのサラッと書いてあったり奥田英朗ファン的にへぇー!というのがあって...
奥田英朗が好きだから読んでみた エッセイはあんまり好きじゃないけど楽しく読めた 少し捻くれてて茶目っ気のある感じの人なのかなーって思った! 小説家になりたくてなったのではなく、それしかできないからなったみたいなのサラッと書いてあったり奥田英朗ファン的にへぇー!というのがあって楽しい 最後の 一方的に訪れておいて、そこで暮らす人々にふれあいを期待するのは、ありていに言って図々しい行為なのだ。 地元の人には、地元の人の日常があり、旅人の出る幕はない。 少なくともわたしは、その温度差に自覚的でありたい。という文が良かった。 とにかく旅行に行って美味しいものを食べたくなった
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作家が同行編集者をいじる旅行記ほどダサいものはないと思ってるけど、これはそんなやりすぎてないしサラッとコンパクトにまとまってるのでまあまあよかった。
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うーん。。。という感じ。 途中で読むのやめちゃった。。。 奥田さんが好きで購入したものの、私には旅系の本は向いてないのかも。。。
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内容紹介 旅はいい。感じる風がいつもとちがう。ただし、わたしは無精者である。誰かに背中を押してもらわないと出かけられないのだ――。旅雑誌の企画に乗り、さまざまな港町を船で訪れることになった作家・奥田英朗。その行く手には、美女と肴と小事件が待ち受けていた! 土佐清水、五島列島、牡鹿...
内容紹介 旅はいい。感じる風がいつもとちがう。ただし、わたしは無精者である。誰かに背中を押してもらわないと出かけられないのだ――。旅雑誌の企画に乗り、さまざまな港町を船で訪れることになった作家・奥田英朗。その行く手には、美女と肴と小事件が待ち受けていた! 土佐清水、五島列島、牡鹿半島、佐渡島、ちょいと足を伸ばして釜山。笑い、毒舌、最後はしみじみの、寄港エッセイ。
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気になる港町に船で入るという企画は『水曜どうでしょう』を彷彿とさせる。例えば東京→名古屋→21時間船旅→仙台なんて、普通に考えたら苦行でしょう。港町という目標を持つ紀行文は楽しみ方が明快で良い。つい先日読了した紀行文がハズレだったから。本書の文体はどこか伊良部先生に通じるフランク...
気になる港町に船で入るという企画は『水曜どうでしょう』を彷彿とさせる。例えば東京→名古屋→21時間船旅→仙台なんて、普通に考えたら苦行でしょう。港町という目標を持つ紀行文は楽しみ方が明快で良い。つい先日読了した紀行文がハズレだったから。本書の文体はどこか伊良部先生に通じるフランクさ。そこも楽しい。2005年に刊行された作品ということで、「宮城・牡鹿半島篇」の訪問先が東日本大震災でどうなってしまったのかが心配だ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とにかく腹が減る話でした。 旅エッセイですが行程に船が必ず含まれていて いわゆる港町に船で入り、その地の観光をするのですが 当然港町で海の幸を食すことが多くその情景描写で結構腹が減りました。 毎回お約束のように訪れるスナックの話も面白かったですね。 個人的に奥田英朗という人の視点が結構好きなのと あんまりメジャーじゃない観光地を巡っているので新鮮な感じでした。
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長崎地方の方言 てれんぱれん。 この一言に会えただけでも読んでよかった。 小説の語り口とよく似た筆運びで ただ船に乗り、港町の食堂でうまいものを 食べながら料理に合う酒を飲み、人と会い スナックで女の子とたわむれ。 それだけの本だが、なんだかうらやましい。 作家になれば...
長崎地方の方言 てれんぱれん。 この一言に会えただけでも読んでよかった。 小説の語り口とよく似た筆運びで ただ船に乗り、港町の食堂でうまいものを 食べながら料理に合う酒を飲み、人と会い スナックで女の子とたわむれ。 それだけの本だが、なんだかうらやましい。 作家になればよかったなあ。
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