イラン・パペ、パレスチナを語る の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
いろいろな本を当たれば当たる程自分の理解も深まっていく…イスラエルの歴史家としてイスラエル側でどのようなナラティブが語られているのかという視点、そもそも植民地主義として解するという点、その中でどのように共生を目指すことができるのか…という実際の営為が垣間見え、なるほど…の連続だった。戦争が起きているときに、国家のナラティブに反するものは認められないということ、植民地に入植するという視点で先住民を民族浄化すること、というのは世界の様々な箇所で起きたことであり、イスラエルが特筆して特別なのではないのだ…。アメリカの民主党政権の方がともすると共和党政権より親イスラエル派になりうるという観点も興味深かった。やはりまだまだ勉強し、思いを馳せたい地である…。
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