深海のYrr(中) の商品レビュー
話が全く想像してなかった方向へ進んで行く。 ただ津波の描写・説明は5年前テレビでずっと流れていた内容に近いものが多く、読んでいて結構辛い気分になった。 (本書は2008年出版) 著者はアメリカをバカにしたいのだろうか?軍、特にリーとヴァンダービルトが滑稽すぎる。何れにしても進...
話が全く想像してなかった方向へ進んで行く。 ただ津波の描写・説明は5年前テレビでずっと流れていた内容に近いものが多く、読んでいて結構辛い気分になった。 (本書は2008年出版) 著者はアメリカをバカにしたいのだろうか?軍、特にリーとヴァンダービルトが滑稽すぎる。何れにしても進行方向が全く読めずワクワクするので早く下巻を読み始めたい。
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おもしろいっ。どきどきわくわくそわそわ、だ!中巻に入って114ページも進んだところで<そして、これがすべての始まりだった。>という一文があり、思わず「上巻+114ページは序章だったのか!」とツッコミ入れた。ツッコミ入れたけど、中巻も盛り上がったー!世界各地で起きていた異変がついに...
おもしろいっ。どきどきわくわくそわそわ、だ!中巻に入って114ページも進んだところで<そして、これがすべての始まりだった。>という一文があり、思わず「上巻+114ページは序章だったのか!」とツッコミ入れた。ツッコミ入れたけど、中巻も盛り上がったー!世界各地で起きていた異変がついに繋がり、研究者や科学者だけでなく世界各国の情報機関まで集い、そしてなんと『同じ地球上に、全く別に進化した未知の知性体の存在』と来たもんだ!で、更に「未知の知性体との意思疎通を図る研究者たち」ときたらもう盛り上がらずにはいられないっ。要素盛りすぎなくらいだけど、もうどんどんやってくれ!と思ったら順調にはいかないの?ラスト1ページで、そうは問屋が卸さないぜ的な、連載モノの「最後にチラ見えする怪しい人影?!次回も波乱が!」な雰囲気が漂ってきて手に汗握る。おわー!下巻下巻!
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中巻までくると、翻訳レベルにもあたまが慣れてくるし、かなりおおきく話が展開して、おもしろくなってくる。それにしても、メインテーマと離れて個々人の話を広げすぎだし、場面切り替わりすぎで、あなただれでしたっけ?を頻繁に感じてしまう。翻訳といい、無駄に感じるボリュームといい、なんか勿体...
中巻までくると、翻訳レベルにもあたまが慣れてくるし、かなりおおきく話が展開して、おもしろくなってくる。それにしても、メインテーマと離れて個々人の話を広げすぎだし、場面切り替わりすぎで、あなただれでしたっけ?を頻繁に感じてしまう。翻訳といい、無駄に感じるボリュームといい、なんか勿体ない。
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(あらすじ) 異変はさらに続いた。大規模な海底地滑りが発生、大津波が起きてヨーロッパ北部の都市は壊滅してしまう。この未曾有の事態を収拾すべく、ついにアメリカが立ち上がった。女性司令官ジューディス・リーのもとに、ヨハンソン、アナワクら優秀な科学者が世界中から集めれられ、異変の原因を...
(あらすじ) 異変はさらに続いた。大規模な海底地滑りが発生、大津波が起きてヨーロッパ北部の都市は壊滅してしまう。この未曾有の事態を収拾すべく、ついにアメリカが立ち上がった。女性司令官ジューディス・リーのもとに、ヨハンソン、アナワクら優秀な科学者が世界中から集めれられ、異変の原因を探り始める。だがその矢先、フランスを襲った病原体が奇怪なカニの大群によってアメリカの大都市に運び込まれ、パニックを引き起こした! (感想) 話が大きく展開。大津波でヨーロッパ北部の都市が壊滅。話がでかいなぁー。大津波の描写は、東北震災をテレビで見てきた日本人も納得できそうなリアリティがありました。 しかし、その後のカニの大群といい、やはり、ちょっと、「ハリウッド映画的展開」すぎてちょっと話にのめりこめなかったような…。 「アメリカが立ち上がった!」もなんだかな。
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文庫本とはいえ、かなりの大作。大長編の上中下巻を3冊まとめて感想。読み始めてから読了までの期間は長かったけども、実際には1冊読むのに2日間ほど、実質6日弱で読み終えてしまった。読み始めると止まらない、でも一気に読むには勿体無くて、1冊読むごとに時間を空けて咀嚼したという感じ。 ...
文庫本とはいえ、かなりの大作。大長編の上中下巻を3冊まとめて感想。読み始めてから読了までの期間は長かったけども、実際には1冊読むのに2日間ほど、実質6日弱で読み終えてしまった。読み始めると止まらない、でも一気に読むには勿体無くて、1冊読むごとに時間を空けて咀嚼したという感じ。 4年をかけて取材したというだけあって、科学的で専門的な描写が非常に多い。普通なら面倒くさくて流して読んでしまいそうだけど、この小説は程よく噛み砕いて物語の中でうまく説明している。少なくても高卒程度の科学知識があれば「完全に理解できている」と錯覚できるほど。 あらすじは書かないけど、キーワードはメタンハイドレート、巨大津波、ゴカイ、クジラ、深海、単細胞生物、未知との遭遇。 先日話題になったダイオウイカも出てくるし、NHKで放送されたような科学技術や深海探査機やらクジラの頭にカメラをつけるとか、見知ったものがたくさん出てきてそれも興味深い。 私の大好きなサメ達も出てきます。 そして、私の気に入ったポイント。この作品はドイツ人作家の書いたもののせいかわかりませんが、近年のSFにありがちな「IQが高すぎる天才」が出てこないって事。優秀な科学者や軍人、ジャーナリストは沢山出てきますが、一般人が読んでリアリティのあるレベルの天才達である事。 決してコンピュータより速く計算したり、盤を使わずにチェスで戦ったりしません(笑) もひとつ気に入った点は、登場人物がかなり多いのに、キャラの書き分けが秀逸な事。あと、メインキャラだと思ってたら死んでしまう事も多いので、油断できないのと、死んだ人を見ている側と本人の両方の視点から描かれたシーンが多いこと。とても公平。 さらに世界中が舞台となるので、場所や人物ごとにシーンが分けられているのもわかりやすい要因かも。とても映画的です。2008年の時点で映画化の話が決まっていたようですが、その後は不明。調べてみようかな。 これだけの長編でかなりの規模の話なのにフィクションとは思えない生々しさと、同時にディザスタームービー的な派手なエンタメ感もあって本当に面白かった。 再読するとまた違った面で楽しめそうです。 ただ私としては大絶賛だけど、人に寄っては大規模な事件が起こるまでが長すぎて、飽きてしまうかもしれない。上巻では起承転結の起部分がほとんど。中下巻でやっと劇的に展開していきます。 でも上巻でしっかり下地が描かれているからこそ、科学的展開や事象が起きた理由なんかも飲み込めるんじゃないかなと思いました。
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2013.6.27読み終わり。ながかった。。。やっと読み終わりました。ついに下巻へ突入します。予想しなかった展開に驚きと、まるで物語の中のことが現実に起こりそうな感覚にすらなるリアルさ。面白いです。
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地球生態系の頂点を巡って、陸と海の戦いがまもなく始まる。ただ上中巻千頁余を費やしながらYrrはまだ姿を現さない。これを冗長とみるか書き込みと見るかにより好みが分かれるだろう。良いSFが科学的事実の積み上に鮮やかな虚構の花を咲かしてみせることだとすると、先ず科学的事実の部分では充分...
地球生態系の頂点を巡って、陸と海の戦いがまもなく始まる。ただ上中巻千頁余を費やしながらYrrはまだ姿を現さない。これを冗長とみるか書き込みと見るかにより好みが分かれるだろう。良いSFが科学的事実の積み上に鮮やかな虚構の花を咲かしてみせることだとすると、先ず科学的事実の部分では充分に堪能できた。あとは下巻でどんな奇想とエンディングをみせてくれるか。陸からの問いかけに果たして海は応えるのだろうか。
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海洋やら、生物学やら専門家が集まってきて、だんだんおもしろくなってくる。 パニックと、それを守ろうとする、定番のSFではあるけど、メタンハイドレードとか結構しっかり科学的な話になってると思う。 世界の海がカオスになり始めて、yrrの存在が出てくるあたりで、ちょっと「あれ?」と思...
海洋やら、生物学やら専門家が集まってきて、だんだんおもしろくなってくる。 パニックと、それを守ろうとする、定番のSFではあるけど、メタンハイドレードとか結構しっかり科学的な話になってると思う。 世界の海がカオスになり始めて、yrrの存在が出てくるあたりで、ちょっと「あれ?」と思ったけど、まだ楽しい。 そして下巻へ。
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やっと面白くなってきた。 海洋の生態系に関する蘊蓄が多いので、そういうのが好きな人には楽しい巻だと思う。
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大陸棚崩壊に端を発した巨大津波は北ヨーロッパの沿岸都市を破壊した。この非常事態に科学者が集められ、深海の知的生命体の存在が示唆される。この生命体とコンタクトをとるため、科学者たちは巨大艦インディペンデンスに乗り込む。 崩壊から大津波がくるところ、アナワクがエスキモーとしての自分...
大陸棚崩壊に端を発した巨大津波は北ヨーロッパの沿岸都市を破壊した。この非常事態に科学者が集められ、深海の知的生命体の存在が示唆される。この生命体とコンタクトをとるため、科学者たちは巨大艦インディペンデンスに乗り込む。 崩壊から大津波がくるところ、アナワクがエスキモーとしての自分の生き方を見つめなおすところがよかった。 この本は中巻までが面白い。
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