銀のいす 新版 の商品レビュー
ナルニア国ものがたり第4巻。ナルニアに呼ばれたジルとユースチフは沼人の泥足にがえもんと共に行方知れずの王子を捜しにいくのだった。 一本調子にも思えるが起伏に富んだ物語です。アスランからの忠告をことごとく守れなかったり、ジルとユースチフのコンビがちくはぐしていたり。それでもトントン...
ナルニア国ものがたり第4巻。ナルニアに呼ばれたジルとユースチフは沼人の泥足にがえもんと共に行方知れずの王子を捜しにいくのだった。 一本調子にも思えるが起伏に富んだ物語です。アスランからの忠告をことごとく守れなかったり、ジルとユースチフのコンビがちくはぐしていたり。それでもトントンとお話は進んでいきます。だから二人が真に心通じ合った場面が胸に沁み入ります。 特筆すべきはにがえもんさんのキャラクタでしょう。愛すべき悲観主義者。子どもたちの気持ちを萎えさせることもしばしばなのですが、そんな彼だからこそ最後まで希望を失わなかったのは、お話のもって行き方として素敵ですね。
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読んでいる最中から「いや絶対あの女敵じゃん!横にいる黙った騎士は王子じゃん!」と突っ込みまくりました。 これが子供の純粋さか… 巨人族が恐かったです。ニンゲンは珍味だそうで…今まで王子を探す旅に出た戦士は、巨人に食べられてしまっていたのだなと思い、胸が痛くなりました。 「北」というのは白い魔女も、今回出てきた緑の魔女にも当てはまり、日本でも北枕とかいうものですから、黄泉とつながっている感じなのでしょうか。神話としても、大地から生まれるものは異形の者だったりしますから、今回の緑の魔女=大蛇はギリシア神話からなのかな、と思いました。 でもファンタジーは最後はスッキリいくから好きです。今回もポンポン解決しました(笑)
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ナルニアの北の巨人の国へ、行方不明の王子を探しに行く物語。 凍える寒さと雪、謎の巨大な建造物と巨人達の王宮、 地下の世界と黄泉の国。 魔法にかけられたリリアン王子の脳天気ぶりが泣かせます(笑)
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ナルニアの7巻のうち、この巻が大好きなのは、なんといっても、沼人の泥足にがえもんさんが登場するから。
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第4巻。ユースチスとジルのお話。りりしかったカスピアン王子がなんと!?子供向けの本ではあるけど、文体が少し昔風なので想像力をフルに働かせて読まないといけない。
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図書館で借りました ファンタジー。 続編。ナルニア国ものがたり。 カスピアン王の息子が行方しれずに。 ユースチフとジルは王子を探しに北の地へ、沼人の泥足にがえもん(うっとうしいほど悲観者だが、リアリストで常識人でもある大人)とともに、向かう。 ああ、こいつ怪しいとおもったら案の定。 お約束の展開が続く。 だまされたり、巨人に食われかけたり、地下人に掴まったり。 カスピアンは老人に。 なんだかそれが悲しい。 愛妻も殺されて、息子を失った彼のことを思うと、辛いよなー。
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ルーシーにかわって登場する女の子は、いじめられっ子で少し意地っ張りなジル。この子がまたかわいいんだなあ・・・・ ユースチスとジルはいじめっ子に追われているうちにナルニアへと導かれていきます。 そして、アスランの命により、2人は行方不明になったカスピアンの息子、リリアン王子を探しに行く旅にでかけます。旅の道連れは少し悲観主義な沼人、泥足にがえもん(このキャラクターがまた秀逸)です。 巨人たちの国を超えて、3人が行き着いたのは、狡猾な魔女が支配する地下の国。そこにいたのは銀のいすに腰掛け、呪いをかけられたリリアン王子の姿でした。そして彼らもまた魔女の誘惑に心を奪われてしまいますが、それを救ったのは・・・・? 登場する子供たちは旅の途中で様々な困難と誘惑に襲われます。ちょうど現実世界と同じように・・・うまくいかないことだらけ。だけど、そんな彼らをいつも見守っているのが偉大なるライオン、アスランです。 物語の最後に、人間としての一生を終えたカスピアンがあることを願います。それはとても素敵な決断です。
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こんどは時系列の6番目。 今回の新キャラはいじめられっ子の少女ジル・ポール。 ユースチス(今回はスクラブと書かれることが多い)とともにナルニアに飛ばされてしまう。 そこでのクエストはすでに年老いちゃったカスピアンの息子で、もう10年来行方不明となっているリリアン王子の探索。 悲...
こんどは時系列の6番目。 今回の新キャラはいじめられっ子の少女ジル・ポール。 ユースチス(今回はスクラブと書かれることが多い)とともにナルニアに飛ばされてしまう。 そこでのクエストはすでに年老いちゃったカスピアンの息子で、もう10年来行方不明となっているリリアン王子の探索。 悲観的な沼人の泥足にがえもん(なんつう名前や)とともにあまりいさましくない一行の出発だ!! ≪そのしるべを心で知って、見せかけにはだまされないことが、とても大切なのだよ≫(byアスラン p.48) (2006年02月26日読了)
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言わずと知れた「ナルニア国物語」第4巻 分かりやすいストーリーにメルヘンチックな登場人物(?) 映像でも見てみたい一品です。
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すーーっごく面白かった。 子どものように心からワクワクドキドキするこの感覚、今もあるんだなあって実感した。 私は人を信じやすくて騙されやすいところがあるから、泥足にがえもんの用心深さや警戒心を見習わなくてはと思った。ネガティブなことばっかり言っている反面、危険なところでは男らしく...
すーーっごく面白かった。 子どものように心からワクワクドキドキするこの感覚、今もあるんだなあって実感した。 私は人を信じやすくて騙されやすいところがあるから、泥足にがえもんの用心深さや警戒心を見習わなくてはと思った。ネガティブなことばっかり言っている反面、危険なところでは男らしく勇敢に立ち向かうギャップがまた彼のいいとこ。 ハルファンの存在を知ったことは、はたから見たら希望がもてて2人を元気にすると思いきや、実際はかえって2人をますますみじめにして悪い結果を及ぼした。先のためにも今を慎重に確実に過ごすことが大事だなあなんてしみじみ。 あと残り3冊だ。あーーーーワクワクする。
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