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テレビ進化論 の商品レビュー

3.6

16件のお客様レビュー

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2012/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

4年前の本だけど、当時の最先端の話が現在では相当に過去の話となっているので説得力に欠けると思いました。 これからのテレビの姿を知りたいとしたら、その点は注意が必要です。 一方で、芸能界の成立やメディアミックス戦略など過去の話は分かりやすくまとめられており、関心がその分野にあった私には役立ちました。 業界研究を進める就活生なら、時間に余裕がある場合は読んでみていいかもしれません。 それ以外の人は、途中で飽きるかも。 特に法律関連については、私はほとんど読み飛ばしました。

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2012/09/18

北図書館で読む。期待していませんでしたが、意外に面白いです。ただし、深みを期待してはいけません。それでも面白いです。

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2012/05/26

私にとっては今までで一番学ぶところが多かった新書でした。映画とかテレビとか映像コンテンツが好きな人は絶対読んだ方がいい!ぞくぞくします(笑) 仕事考えるきっかけもくれました。

Posted byブクログ

2011/10/22

以前藤津さんの紹介で入手した、境真良「テレビ進化論」を読了。2008年の本なので少し前の状況論だけれど、だからこそ少しあとずさって状況を俯瞰できる気がした。とても勉強になる本だった。

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2011/03/26

いい内容であったが、民放テレビ局への迎合が感じられてしまった。 USは映画会社がTV番組を作っていることは作っているが、一方でアメリカはケーブルの普及率が日本と比較できないほど高く、いろいろなプロダクションがきちんとビジネスとして成り立っている。つまり競争があるからこそ多くの...

いい内容であったが、民放テレビ局への迎合が感じられてしまった。 USは映画会社がTV番組を作っていることは作っているが、一方でアメリカはケーブルの普及率が日本と比較できないほど高く、いろいろなプロダクションがきちんとビジネスとして成り立っている。つまり競争があるからこそ多くの有能な番組製作会社が存在する。 また、彼らを輩出する大学が多く存在することも述べられていない。 仕事柄テレビ局関係者と仲がいいのは明らかで、角が立つことが書けなかったことが見えてしまう部分が惜しかった。 むしろ政府の中から多チャンネルコンテンツ立国実現へ向けて努力してほしかった感すらある。

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2010/11/20

[ 内容 ] インターネットの躍動、テレビ業界の憂鬱。 ネットの進化はテレビを滅ぼす!? 「放送と通信の融合」の意味とは? 映像コンテンツ産業の来歴と構造から、いま起きつつある地殻変動の本質を解き明かす。 [ 目次 ] 第1章 ギョーカイの解体新書(コンテンツとは何か? 特殊な...

[ 内容 ] インターネットの躍動、テレビ業界の憂鬱。 ネットの進化はテレビを滅ぼす!? 「放送と通信の融合」の意味とは? 映像コンテンツ産業の来歴と構造から、いま起きつつある地殻変動の本質を解き明かす。 [ 目次 ] 第1章 ギョーカイの解体新書(コンテンツとは何か? 特殊なギョーカイ? コンテンツ支える産業 日本にコンテンツ政策はあるか) 第2章 「流通力の覇権」と「創造力の覇権」(流通力の覇権 創造力の覇権) 第3章 デジタル二重革命(デジタル・インパクト 創造力の氾濫 テレビの憂鬱) 第4章 「次のテレビ」の誕生(パソコンを越えろ 融ける編成表、崩れる視聴率 マイ・チャンネルが切り開く可能性 市場そのものを拡大するには? 「次のテレビ」への課題 純化された新たな流通力) 第5章 映像コンテンツの未来―「テレビの次」へ(クリエイターの覇権の終わり テレビを越えて 著作権を飛び越える創作のために 求められる新ルール) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/06/11

メディアコンテンツ業界の歴史と未来へ向けての問題点がとても解りやすく解説されている。 Web、映像業界の人は読んでみると良いですよ。

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2009/12/26

元経済産業省官僚が書いた「放送と通信の融合」に関する解説本。「放送と通信」と書く段階で、放送側の視点からであると分かります。通信側の人間は「通信と放送」と言いますから。 放送側、特にテレビ業界を中心とした業界構造についてよく書かれていると思います (角川の戦略の現在の特異性の...

元経済産業省官僚が書いた「放送と通信の融合」に関する解説本。「放送と通信」と書く段階で、放送側の視点からであると分かります。通信側の人間は「通信と放送」と言いますから。 放送側、特にテレビ業界を中心とした業界構造についてよく書かれていると思います (角川の戦略の現在の特異性の理由も何となく分かります)。今話題になっている「融合」は、おそらくこちらの側の視点から捉えるのが正しいのかと思います。つまり新しい「通信」を考えるのではなく、新しい「放送」を考えるということです。そういう意味で頭を整理するのには役に立ちそうです。 また、この産業の形が、著作関連法案/行政と電波関連法案/行政という、かなり恣意的な部分を残す法律群によって規定されることもよく分かります。これらの法案のフレームワークによって「放送と通信の融合」の今後がある程度決まってくるんでしょうね(つまり楽観的ではいられないということ)。最近の海外のIPTVの伸びを見ていると、技術的にも市場的にもいろいろな可能性を試すことができる段階にきているのは確かかと思いますが。 いろいろと面白い視点で整理されているのはよいのですが、結局著者の強い主張が浮かんでこないのは残念。これも仕方ないことなのでしょうか。

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2009/10/04

読後の印象は、進化論というより退化論かと思ったわ。テレビの限界を感じる。実際にテレビをみていても限界感じますしね。テレビの活路はどこになるのだろうかと考え込んでしまいます。

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2009/10/07

序文と第1章、2章だけでよい。 質問1 放送と通信の融合の意味は何か? 放送とは何か?電気通信の送信行為をいう。 通信とは相手に対してリクエストができる。 以前は通信で放送をやるのは大変だったけど簡単にできるようになった。だから一つにならないの?ってのが放送と通信の融合の言葉上...

序文と第1章、2章だけでよい。 質問1 放送と通信の融合の意味は何か? 放送とは何か?電気通信の送信行為をいう。 通信とは相手に対してリクエストができる。 以前は通信で放送をやるのは大変だったけど簡単にできるようになった。だから一つにならないの?ってのが放送と通信の融合の言葉上の意味。 質問2 なぜこんなにシンプルなことが何年も政治経済上の課題になってるのか? 放送と通信の融合の概念が誰もイメージできないから。 質問3 放送と通信の融合はどういう影響をテレビや通信業界におよぼすのか? コンテンツ産業/メディア産業/キャラクター産業の概念図(よくできてる)(17) 生産部門と流通部門からなる。 生産部門はキャラクタ産業(タレント事務所、キャラクタ管理会社、俳優、歌手)とコンテンツ産業(作家、作詞家、映画とる人、映画製作会社、番組制作会社)に分類。 流通部門はメディアとインフラに。 メディアは出版社、取次店、レコード会社、映画配給会社、テレビ局(キー局) インフラは書店、レコード店、映画館、テレビ局(ローカル) メディア&コンテンツ産業はこれまでマスメディアとかメディア産業という言葉で呼ばれていた。これが、コンテンツ産業が表に浮かび上がってきた。コンテンツが主役。メディアはサポータというコペルニクス的転回(21) 電気通信役務利用放送法(35):総務省。インターネットを含む電気通信サービスを利用して行う放送をさしており放送と通信の融合の体現している。放送で権利処理されたものは役務法でいけばネットで再許可とらずにながせる。が文化庁はコンテンツを作った人の利益を第一にかんがえるので、著作権と著作隣接権の人に判断すべきであって交渉なしにコンテンツを勝手に通信で使うのはダメという立場。(37) 米国では7時から11時までのプライムタイムは番組の著作権を3大テレビネットワークは保持できない(フィンシンルール)。必ず一時間はローカル局の自主放送を流す義務(プライムタイムアクセスルール)。3大ネットワークが過度な市場支配力を持たないような政府の介入があった(55) 創造力の派遣(クリエイティブ)と流通力の派遣。これがネットでゆらいでいる。

Posted byブクログ