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トポロジー入門 の商品レビュー

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2019/01/17

行間が詰まり、教育的配慮が行き届いている独学可能な本。 集合、写像、位相、群のあとに学ぶ本として最適。 第2章で数学の基礎概念である位相、コンパクト、一様連続について、厳密な理解が始めて得られた。これまで一度ならず学んでいるにもかかわらず、である。 第4章・基本群では、『トポ...

行間が詰まり、教育的配慮が行き届いている独学可能な本。 集合、写像、位相、群のあとに学ぶ本として最適。 第2章で数学の基礎概念である位相、コンパクト、一様連続について、厳密な理解が始めて得られた。これまで一度ならず学んでいるにもかかわらず、である。 第4章・基本群では、『トポロジー万華鏡』で駆け足だったホモトピー論がじっくり論じられる。この本で、あの本の行間がきっちり埋まり、確かな理解につながった。 ただ、第5章ファンカンペンの定理は丁寧だが難解。また、第6章 いくつかの応用はかなり端折っており、難解であった。しかし、その中でも、結び目を群で考えるのは目から鱗だった。

Posted byブクログ

2013/05/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

トポロジーとウィトゲンシュタインの言語ゲームが繋がっていると信じて、学部時代はサッパリだったものの、再チャレンジ。 比喩表現として理解すると面白い。やばい、おもしろすぎる。 ところどころにトポロジーロマンが感じられる。 カントール集合が野性的で「細かすぎてみえないはず」とか 本質的に大事なのは距離じゃなくて実は位相なんじゃないか?とか 中身はべつとしてとりあえず「開集合」とおいてみる。中身はさておきとりあえず、みたいな哲学的とこがすき。 一般トポロジーと不動点定理、ホモトピー、多様体というやつに興味が出た。

Posted byブクログ