コア事業進化論 の商品レビュー
7章は、日本版を監修した人たちが追加した。 事例は、ともかく、下記の言葉がすべてである。 Page.227の 自分自身について知らないのなら、何になるべきかを判断するのは難しい。 自分がどこにいるのかを知らないと、どこにどのように行うべきかを決めるのは難しい。 自分が...
7章は、日本版を監修した人たちが追加した。 事例は、ともかく、下記の言葉がすべてである。 Page.227の 自分自身について知らないのなら、何になるべきかを判断するのは難しい。 自分がどこにいるのかを知らないと、どこにどのように行うべきかを決めるのは難しい。 自分が本当に得意なのは何かをしらないのなら、何をすべきかを知るのは難しい。 ト、2009.2.25
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【要旨】 環境の変化による構造的な寿命を打破するために、事業転換が必要。企業の成長は、コア事業への集中(focus)−コア事業の周辺領域への拡張(expand)−コア事業とその基本的なケイパビリティの再定義(redifine)、という「FERサイクル」をうまく回すことが求めら...
【要旨】 環境の変化による構造的な寿命を打破するために、事業転換が必要。企業の成長は、コア事業への集中(focus)−コア事業の周辺領域への拡張(expand)−コア事業とその基本的なケイパビリティの再定義(redifine)、という「FERサイクル」をうまく回すことが求められる。本書はその最後の「再定義」に関した考察である。 コア事業を再定義するタイミングは「コア顧客」、「コア事業の差別化」、「業界のプロフィット・プール」、「コア・ケイパビリティ」、「組織などの現状」によって見えてくる。ただし、再定義の前に、既存の事業基盤を再強化しておいた方が望ましい。 さて、再定義の際に重要なのは「隠れた資産(Hidden Asset)」の再発見と活用である。この隠れた資産は主に3つのタイプがあり、「過小評価されている事業基盤」「未活用の顧客インサイト」「埋もれたケイパビリティ」が挙げられる。 【感想】 経営学は組織論も戦略論も「柔軟性」がポイントになっている。環境の変化が激しい昨今の世の中において、凝り固まった組織や戦略では取り残されてしまう。 本書は企業がどのように変わっていけばよいのかという命題を「リソースベイスド」で論じられたもの。研究・対象の位置づけや意義を含め、非常に完成度の高いものだと感じた。 【目次】 第1章 企業永続の条件 第2章 コア事業を再定義するタイミング 第3章 隠れた資産:過小評価されている事業基盤 第4章 隠れた資産:未活用の顧客インサイト 第5章 隠れた資産:埋もれたケイパビリティ 第6章 「成長サイクル経営」の重要性 第7章 アンストッパブル(永遠の企業価値向上)への挑戦に直面する日本企業
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ちょうど職場でコア事業について再構築している最中なので、勉強兼ねて読んだ次第です。長期に渡る膨大な調査と多くの経営者とのディスカッションの中で導かれた7つの法則が最近読み終えた「ビジネスロードテスト」と被ります。スルガ銀行の件は双方採り上げていますしね。
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