海と毒薬 の商品レビュー
英会話の先生、イギリ…
英会話の先生、イギリス人が薦めてくれた本。英訳されていて、彼も感動したのだそうです。シリアスな問題。昔、渡辺謙の映画になっています。早速DVDを探し、観ました。本と同じくらいショックを受けました。
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法によって裁かれない…
法によって裁かれない状況で犯した悪行に対し、神を持たない日本人は罪の意識を持つのか?良心とはどこからおこるのか?人の深淵を覗く作品です。
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10代の時に一度読んでわけがわからず、幼い私には何も刺さらなかったのが、20年経って改めて読んでみて、結末を覚えていなかったこともあるけど先が気になり過ぎてページを繰る手が止まらなかった。 日本人の罪の意識や良心の呵責についての感想や解説はもう何十万人が語りに語っていると思うの...
10代の時に一度読んでわけがわからず、幼い私には何も刺さらなかったのが、20年経って改めて読んでみて、結末を覚えていなかったこともあるけど先が気になり過ぎてページを繰る手が止まらなかった。 日本人の罪の意識や良心の呵責についての感想や解説はもう何十万人が語りに語っていると思うので、それは省いて、とにかく遠藤周作の描く女性達が真に迫りすぎていて感嘆した。昭和のゴリゴリの男性社会に生きていながら、なんでこんなに女性の脳内が描けるのか。独身でいること、子供を持てない後ろめたさ、家庭に入らず看護士として尽くすこと、敢えて俯瞰的に物事を見ずに目の前の日々をこなしている自分の必死さを薄っぺらく肯定する姿…え?遠藤周作って本当は女だったの???って思いたくなるくらい胃に悪かった。 一神教の神様ってやっぱりいないんじゃないか!って言いたくなる内容。キリスト教の人達って戦争という理不尽に対して、どうやって自分たちの信仰心と折り合いをつけたのかなぁと無信心な私は疑問に思いました。
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人の残酷性というものが境遇によってはなんら自然に顕在化してしまうことが、自分自身と決して遠くはないことに感じれてちょっと胃が重くなった笑
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この作品は、遠藤周作の代表作だろうね。戦争中に人間を人体実験させられた人が、重い罪を背負わされたまま生きる。 この主人公は、言い訳するでもなく、孤独な人生を送ることになる。その罪は重いけど、もっと悪いことをやった人は沢山いる。たまたまマスコミが取り上げたことで人生が変わってしまう...
この作品は、遠藤周作の代表作だろうね。戦争中に人間を人体実験させられた人が、重い罪を背負わされたまま生きる。 この主人公は、言い訳するでもなく、孤独な人生を送ることになる。その罪は重いけど、もっと悪いことをやった人は沢山いる。たまたまマスコミが取り上げたことで人生が変わってしまう。 権力を行使する人は、警察であれ、税務署であれ、マスコミも、自分の間違いによってその人の人生を変えてしまったとしても、なんら責任を取ることはない。 そんな不条理を感じます。
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米軍の捕虜を実験台として扱った実話を基にした話。 私は、戸田だ。 ただ、そう思った。 いつ死んでもおかしくない。 死ぬのが当たり前の時代に、「自分がその実験台とされたら」ではなく、「同じ立場であれば」で、読んでしまったせいか はたまた、そう読ませた作者の意図か 勝呂でもなく、...
米軍の捕虜を実験台として扱った実話を基にした話。 私は、戸田だ。 ただ、そう思った。 いつ死んでもおかしくない。 死ぬのが当たり前の時代に、「自分がその実験台とされたら」ではなく、「同じ立場であれば」で、読んでしまったせいか はたまた、そう読ませた作者の意図か 勝呂でもなく、上田看護師でもなく、私は戸田に共感した。 自分は心がないのかもしれない。 勝呂みたいな人間は貴重で、そんな人間になれたら良いと思う。 だけど、私は戸田だった。 流されて、それを受け入れるわけではない。 きっと抗いたいと思ってるのに、流されるのだ。 こんなものだ、と言い聞かせて。 あープライドが高いのかもしれない。 諦め、にも似てるかもしれない。 死ぬのなら、死ぬのが当たり前の時代なら、私は戸田と同じことをして、捕まって死んでも、それも人生だと思うのかもしれない。
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あなた達もやはり、ぼくと同じように一皮むけば、他人の死、他人の苦しみに無感動なのだろうか。多少の悪ならば社会から罰せられない以上はそれほどの後ろめたさ、恥しさもなく今日まで通してきたのだろうか。(117ページ) ほしいものは呵責だった。胸の烈しい痛みだった。心を引き裂くような後...
あなた達もやはり、ぼくと同じように一皮むけば、他人の死、他人の苦しみに無感動なのだろうか。多少の悪ならば社会から罰せられない以上はそれほどの後ろめたさ、恥しさもなく今日まで通してきたのだろうか。(117ページ) ほしいものは呵責だった。胸の烈しい痛みだった。心を引き裂くような後悔の念だった。(147ページ) 「罰って世間の罰か。世間の罰だけじゃ、何も変わらんぜ」(158ページ)
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良心とは何か、その呵責とは何かといった話だとは思うが結局最後まで分かるようで分からなかった。話も文体としては決して読みにくくないとは思うのだが途中から兎に角重たかった。読んでも読んでも進まない感じ。 あと何故「海と毒薬」というタイトルなのかが最後まで掴めなかった。社会と、卑しい自...
良心とは何か、その呵責とは何かといった話だとは思うが結局最後まで分かるようで分からなかった。話も文体としては決して読みにくくないとは思うのだが途中から兎に角重たかった。読んでも読んでも進まない感じ。 あと何故「海と毒薬」というタイトルなのかが最後まで掴めなかった。社会と、卑しい自己みたいな捉え方をしたけどどうなんだろう。 あぁ自分は馬鹿なんだなと思わされた、腑に落ちないけどそれも含めて一定の満足と納得があるという謎の読後感。また文学…というか文化芸術に沢山触れて成長したら読み直しても良いかなと思った。
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