優しい音楽 の商品レビュー
内容紹介 駅のホームでいきなり声をかけられ、それがきっかけで恋人になったタケルと千波。だが千波はタケルが自分の家族に会うことを頑なに拒む。その理由を知ったタケルは深く衝撃を受けるが、ある決意を胸に抱く―表題作「優しい音楽」。現実を受けとめながら、希望を見出して歩んでゆく人々の姿が...
内容紹介 駅のホームでいきなり声をかけられ、それがきっかけで恋人になったタケルと千波。だが千波はタケルが自分の家族に会うことを頑なに拒む。その理由を知ったタケルは深く衝撃を受けるが、ある決意を胸に抱く―表題作「優しい音楽」。現実を受けとめながら、希望を見出して歩んでゆく人々の姿が、心に爽やかな感動を呼ぶ短編集。 内容(「BOOK」データベースより) 駅でいきなり声をかけられ、それがきっかけで恋人になったタケルと千波。だが千波は、タケルをなかなか家族に紹介しない。その理由にタケルは深い衝撃を受けるが、ある決意を胸に抱いて一歩を踏みだした―表題作「優しい音楽」。つらい現実を受けとめながらも、希望を見出して歩んでゆく人々の姿が爽やかな感動を呼びおこす。優しさに満ち溢れた瀬尾ワールド全開の短編集。
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短編3作。 どの作品にも共通してベースにある悲壮感をふんわり包んでくれる優しい文章は、読んでてこちら側をも癒し、優しい気持ちにしてくれる。
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優しくて、温かい気持ちになれる本。 設定的にいつも明るいばかりでなく、暗い部分があるのにそれを包み込む何かがある気がする。 「優しい音楽」もいいけど、「タイムラグ」も好きかも。
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短編3編が収録されていて、どの短編も良かったです。瀬尾さんの小説は温かくて、心地が良い。その世界観に留まっていたい。会話にユーモアがあって、自然と微笑んでいる事が多いです。今年最初の一冊が、この本で良かったと思います。
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泣きそうなあたたかさで包まれてるかんじ。表題作がいちばんすきかなあ。タイトルがぴったりだと思った。他の二作もすきです。言葉の遣り取りがなんかかわいい。瀬尾さんのお話は一方通行じゃなくて、とても人と人とのつながりを感じさせる、気がする。
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「優しい音楽」「タイムラグ」「ガラクタ効果」 三篇ともキツイ設定に優しい気持ちが乗っかってて、面白い! 短編というのもあるけど、先が気になって一気に読んでしまった。 解説・池上冬樹のいう”倫理の綱渡り”が非常に魅力的。
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半年ぐらい前に読みました。 なので細かく覚えてないのですが、読み終わった後に「またいい本に出会えた。」と思ったことは忘れてません。 もう一度読んでみようかしら。
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初☆瀬尾まいこ。 「優しい音楽」 「タイムラグ」 「がらくた効果」 どれもありそうでない話。 タイムラグを読んで、無性にスイートポテトが食べたくなった。 さつまいもを買ってしまった。。 はやくやっつけないと、種イモにしてしまいそうな今日この頃。。。
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キスをしてセックスもして、身体も心もすっかりお互いに慣れ染んでしまうと、どこが好きだとか、どうして好きになったのか忘れてしまう。それはとても嬉しかった。 悲しい、痛い動機から始まった恋愛。 だけどそれはいつしか本物に、なくてはならないものに変わっていく優しい時間の流れを描...
キスをしてセックスもして、身体も心もすっかりお互いに慣れ染んでしまうと、どこが好きだとか、どうして好きになったのか忘れてしまう。それはとても嬉しかった。 悲しい、痛い動機から始まった恋愛。 だけどそれはいつしか本物に、なくてはならないものに変わっていく優しい時間の流れを描いた表題作。 他に、不倫相手の子どもを預かることになった愛人の不思議な一日を扱った作品と、同棲中の恋人がホームレスを拾ってきたことから奇妙な生活が始まる作品。 3つともほんとに優しくて、「優しい音楽」このタイトルがぴったりだと思った。
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瀬尾さんの魅力全開の傑作短編集。 瀬尾さんの作品には、嫌いな人物がいない。どんなに嫌な奴でも悪い奴でも、悪人ではないのだ。 優しくなれる。心が温かくなる。幸せになれる。 瀬尾さんの世界は、本当にそんなところ。
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