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砂漠の薔薇 の商品レビュー

3.2

19件のお客様レビュー

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2011/02/27

お受験の苦悩、無理してセレブな知人とつきあおうとする主婦のいらだちが書かれる。そうしてそのストレスが他人への攻撃になり、いつしか長くつきあう友人への悪意と殺意に変わり。 と、いうことなんだろうけど。 なんでそこまで無理して受験?という基本があたしにわからないためか、なーんかき...

お受験の苦悩、無理してセレブな知人とつきあおうとする主婦のいらだちが書かれる。そうしてそのストレスが他人への攻撃になり、いつしか長くつきあう友人への悪意と殺意に変わり。 と、いうことなんだろうけど。 なんでそこまで無理して受験?という基本があたしにわからないためか、なーんかきーきーヒステリー気味でこわ。と、思うだけでまったくその追いつめられ感に共感できずに終わってしまいました。面白くはなかったし、最後のオチがよくわからず。うーむ。

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2013/10/14

再読。 2006年の作品。 幼稚園お受験もの、文京区の事件がモデルとのこと。 最近の新堂冬樹の作品に比べれば、かなり丁寧に書かれている。 2011年1月 さほどインパクトがなかった。 お受験に限っていえば、いまいち物足りなかった。

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2019/01/16

ちょうど年長相当の子どもが居るがお受験なんて考えてもいない。そういう私は、この小説を読んで「まさかここまで?」とは思うけれども、絶対有り得ないとも思えない・・・ 親の都合や思惑で子どもを犠牲にしてはならない、強くそう思った。物心付く前の受験など意味があるのか?

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2009/10/04

痛い、痛い、心が痛い。 黒新堂はこれだからやめられない。 主人公の主婦の心境や行動よりも、 周囲の悪意に満ちた「お受験ママ」の嫌らしさが何とも・・・。 主人公の過去に関する描写は、 もう少しページを割いて具体的に書いてあったらなお印象に残ったかもしれない。 でもトラウマになっ...

痛い、痛い、心が痛い。 黒新堂はこれだからやめられない。 主人公の主婦の心境や行動よりも、 周囲の悪意に満ちた「お受験ママ」の嫌らしさが何とも・・・。 主人公の過去に関する描写は、 もう少しページを割いて具体的に書いてあったらなお印象に残ったかもしれない。 でもトラウマになってしまうかな。 子供産みたくないな〜〜〜。

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2009/10/04

この小説は実際にあった母親同士の「お受験殺人」がモチーフになっている。 有名幼稚園に入るために子供に様々な習い事をさせ、それがやがて自分の生きがいに・・。 しかし、主人公:のぶ子の心の襞の裏側には、子供の頃から隠された事実があった。 有名私立の学校に我が子を入れるために努力する...

この小説は実際にあった母親同士の「お受験殺人」がモチーフになっている。 有名幼稚園に入るために子供に様々な習い事をさせ、それがやがて自分の生きがいに・・。 しかし、主人公:のぶ子の心の襞の裏側には、子供の頃から隠された事実があった。 有名私立の学校に我が子を入れるために努力する親御さんたちは、本当に偉いと思う。 我が家なんて自分たちのことで精一杯だし、ましてや経済的な余裕も無い。 自分の家の方針なのであれば、子供に試練を与え、お受験させるのもいいだろう。 しかし親の見栄や優越感を得るがために子供を犠牲にするのであれば少し違う・・ ましてや、希望の光が閉ざされたときにライバルの子供の幼い命を消すというのは・・ フィクションではあるものの、実際に起こった事件を彷彿させ、何とも気持ちが暗くなる小説だった。

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2009/10/31

ハイソな奥様の輪に加わり、愛娘の「お受験」にのめり込む中西のぶ子。その心の闇は、娘の合格でも晴れることはなかった…。平凡な主婦を殺人へと駆り立てた日常生活に潜む狂気を描くクライム・ノベル。※この人は最初からコンプレックスを抱えた人だったから、こんなことになっちゃったのかな。

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2012/11/25

 夕方のニュースで流れる中学受験。鉢巻をした子供たちが拳を握ってスローガンを叫ぶ。最近ではもう珍しくない光景。 「ここまでくれば宗教」なんて言えているうちはいいのかもしれない。少なくともその熱病じみた騒動の渦中の子供には、まだ自分の意志というものがあるのだから。  小学校受験な...

 夕方のニュースで流れる中学受験。鉢巻をした子供たちが拳を握ってスローガンを叫ぶ。最近ではもう珍しくない光景。 「ここまでくれば宗教」なんて言えているうちはいいのかもしれない。少なくともその熱病じみた騒動の渦中の子供には、まだ自分の意志というものがあるのだから。  小学校受験なんて、親の見栄の張り合いみたいなものだ。ここまでくれば執念と言ってもいい。このお話の場合はあまりに凄すぎて、逆に物語性が強くなってしまったかもと思わせるくらい。  作者が男性の割には、女同志集まってるグループの陰湿且つ厭らしいねちっこさがよく書かれていると思う。ここまで露骨でないにしても、多かれ少なかれ、集団になった女って大抵こういうものだ。  感情移入するかと言われればノーだが、かといって全然分らないのかと言われればそれもまたノー。何だろう、この不思議な感じは。

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2009/12/31

狂っていく感じがよかったです。必死さで苦しかった。でもいまいちお受験にうまく絡んでいないような気もしてしまいました。そしてひたすら子供がかわいそう…。 この作者も読まず嫌いしてましたがこれならいけそうです。もったいない!読まなきゃ。

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2009/10/07

音羽お受験殺人事件を彷彿させる作品 お受験に踊らされる母親達の言動は滑稽なんだけど、女というのは他人の幸福が許せない生き物なんでしょう。

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