睡眠文化を学ぶ人のために の商品レビュー

高田公理,堀忠雄,重田眞義【編】

2015/10/24

　睡眠とはどんな意味があるのかという医学的観点、その地域で、夢をどのように扱うかという民俗的観点（たとえば平安時代の夢違えとか）、眠るときに何を着るかという文化的変遷など、睡眠文化といっても実に多様だ。
　それらが書かれていて、面白いんだけど、書き手も別だしジャンルも飛ぶわけで、読んでいて「あれなんだったっけ」って若干なるのがもったいない。面白そうと思った書き手の本を読んでみたほうがいいんだろうなぁ。

　ざっと読むと広く浅く「睡眠」という毎日必ず起きる出来事に対する見方が変わる。

2010/05/02

睡眠が何故必要かどれだけ必要かというのとはちょっと違って、文化が違うと眠り方も随分違うぞ、どうやら眠り方には結構幅があるらしい、という話みたい。個人的研究というよりは娯楽として購入。

■帯「豊かで楽しい眠りの世界へ！」
夢のコントロール技法、諸民族の夢理論、就眠儀礼、シエスタ文化、眠具、狸寝入り……文系／理系の枠を超えたアプローチで眠りの文化の全貌を明らかにし、新しい研究へと誘う

■読後：ダメだわこりゃ
団塊オヤジ臭がぷんぷん立ちこめる。単に色々調べてるとこ止まりで、考え切ったところがまるでない。最後は座談会で常識論。ダメだこりゃ。着眼点はいいのになあ。