最後のプルチネッラ の商品レビュー
2方面から語られて、つながるという書き方は良くあるけれど、 この作品はスケールが違います。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-243.html
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対照的な二人の少年が実に魅力的で素敵。 耽美系で、部隊がイタリアなんて洒落てる。 更に皆が目指すのはプルチネッラという道化。 もう世界感だけでもめろめろ。
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面白かった。 小島てるみを知ったのは、長野まゆみ「左近の桜」を検索したとき。並列されるだけあって、何気に似てる。
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読後、最初に思ったのは、「よくできている物語だなぁ」ということ。 ‘生きる’とは。‘生きる’ことに大切な要素が盛り込まれていて、参考になりました。
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ストラヴィンスキーの「プルチネッラ」組曲を演奏するにあたり、参考資料として読みはじめる。 良訳のイタリア文学を読んでいるような感覚で、最後まで一気に読み終えることができた。 これでデビュー作とは! 柳川貴代さんの装丁もよい。
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演劇界のサラブレッドなルカと、下町の大道芸人ジェンナーロ。対照的な二人の少年が『最後のプルチネッラ』と呼ばれる、ナポリ最高の喜劇役者を目指していく姿が印象的でした。転生を重ねていく壮大な物語と、少年たちの身近で不器用な友情がとても良かったです。長い物語ではないのに、読み終わった後...
演劇界のサラブレッドなルカと、下町の大道芸人ジェンナーロ。対照的な二人の少年が『最後のプルチネッラ』と呼ばれる、ナポリ最高の喜劇役者を目指していく姿が印象的でした。転生を重ねていく壮大な物語と、少年たちの身近で不器用な友情がとても良かったです。長い物語ではないのに、読み終わった後に充実した溜め息がこぼれました。(2008.05.31読了)
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先が気になって一気に読んだ。 読み応えのある作品だった。 ナポリの街の息づかいが感じられ、現在のナポリの街の様子も、ナポリの生い立ちから歴史も、小説を読むことで一緒に学べてしまう。 それからプルチネッラのことも。 「あらゆる<仮面>をつけ、あらゆる役を演じ<ゼロ>から<すべて>...
先が気になって一気に読んだ。 読み応えのある作品だった。 ナポリの街の息づかいが感じられ、現在のナポリの街の様子も、ナポリの生い立ちから歴史も、小説を読むことで一緒に学べてしまう。 それからプルチネッラのことも。 「あらゆる<仮面>をつけ、あらゆる役を演じ<ゼロ>から<すべて>になりなさい。」 と<ご主人様>に命じられ、二千年にわたって、前世の記憶を全てもちながら休むことなく転生を繰り返す。 この転生は<ご主人様>を心の底から笑わせないと終わらない。 転生を繰り返すうちに芽生えるいろんな感情。 心の変化。 小説を読む私もめまぐるしくいろんな人生を体験する。 笑ってばかりはいられない。 かといって、憎んだり、悲しんだりばかりでもいられない。 いろんな感情を全て合わせもって、いろんな経験をして、それでもなお最後に、あぁ、楽しい人生だった、と思える。 きっと、ルカやジェンナーロの人生もそうなるんだろうな。 私の人生はどうだろうな。
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