園芸家12ケ月 の商品レビュー
個人的に今園芸が来て…
個人的に今園芸が来ている。休みの度に近くの園芸コーナで枯れかけた値下がり植物を見に行きたくなるのは、殆どBOOK OFFでいい本が105円コーナに落ちてないか、とドキドキする気持ちと一緒だ。加えて最近朝散歩に行く。冬から桜の季節を経て新緑へ変化する気配、生命が萌える感覚を、人生で...
個人的に今園芸が来ている。休みの度に近くの園芸コーナで枯れかけた値下がり植物を見に行きたくなるのは、殆どBOOK OFFでいい本が105円コーナに落ちてないか、とドキドキする気持ちと一緒だ。加えて最近朝散歩に行く。冬から桜の季節を経て新緑へ変化する気配、生命が萌える感覚を、人生ではじめて、という感じで実感したのは、これはやはりトシを取った所為もあるやもしれない。園芸好きは確かに自分の生命力の燃えている高校生には少ない。だが、いいではないか。いまそれに目覚めつつある私に、本書は格好の入門書としてあらわれたの
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美しい日記形式の作品…
美しい日記形式の作品です。人が大地なくして生きていけないことをしみじみ思わされます。作者はそれほど有名な人物ではありませんが、この作品は特にその中でも彼を著名な作家に押し上げた代表作です。
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園芸好きでも、そうで…
園芸好きでも、そうでなくても、気楽に読める本です。チャペックの兄が書く挿絵も豊富で、目にも楽しい。
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これはおもしろかった。 かなり前に書かれた本であるが、現在でもそのユーモア、こだわり十分に通じ、さくさく読める。 一番のお気に入りは、園芸家の夏旅行のくだり。
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なんとなく古本屋で買ってみた本だけど、たっぷりの皮肉とユーモアで趣味人の沼の深さが存分に表現されていて、思ったよりも楽しんでしまった。 どんなに園芸の労働が大変で尽きない悩みがあろうとも、結局それも込みでやめられないだろうなあ。 この本の楽しみ方の一つとして、カレル・チャペック...
なんとなく古本屋で買ってみた本だけど、たっぷりの皮肉とユーモアで趣味人の沼の深さが存分に表現されていて、思ったよりも楽しんでしまった。 どんなに園芸の労働が大変で尽きない悩みがあろうとも、結局それも込みでやめられないだろうなあ。 この本の楽しみ方の一つとして、カレル・チャペックのとびっきりの皮肉と園芸愛だけではなく、ぜひ翻訳家の小松太郎さんも意識して読んでほしい。15pに及ぶ訳注と解説あとがきを見れば、カレルの園芸愛と同じぐらいの熱量を持つ、カレルおたくと言う他ない。お二方とも沼が深すぎる。 出てくる植物の名前がほとんど知らないもので、日本じゃ見ない植物だから想像もつかないけれど、訳者渾身の訳注とヨゼフ・チャペックのユルい絵でなんとなく頭の中で想像してしまう。たぶん実物と違うんだろう。(調べながら読むといいのかもしれないけれど、そうすると一々中断されてしまう。) 皮肉なユーモアが目立つけれど、 やはりチェコを代表する文学家なので、自然の美しさの表現はとても引き込まれる。 3月の芽吹きのマーチは、春へ歓びがあふれんばかりに綴られていて、とても好きな箇所だ。今このレビューを書いているのが2月なので、春がとても待ち遠しくなる。
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カバー裏の紹介文の最後に書かれた、「無類に愉快な本」これに尽きる。 カレル・チャペックと言えば戯曲『R.U.R.』でロボットという言葉を世界で最初に使った作家で有名ですが、それと共にこの「園芸家12カ月」もまた有名で、ようやく読めました!と感慨もひとしお。 著者は自分を園芸家と書きますが、国を代表する作家であることは間違いないのに、この園芸への傾倒ぷりったらちょっと尋常ではありません。 しかも彼の趣味は園芸だけではなく、解説によると写真、絵、犬、昆虫採集、幼虫飼育と多岐にわたるらしい。 とはいえこれは園芸家の話。 園芸家はとにかく1年のうち11カ月は草木や花のために身を粉にして働かなくてはならない。 おちおちバカンスになんて行っていられない。 水をやり、雑草を抜き、支柱に括り付け、肥料を作り、空いているスペースがあれば何かを植えなければならない。 園芸家に不要なもの、それは背中。 何の役にも立たないのに、一日働いた後は痛くてかなわない。 次いで邪魔なのが長い脚。 地面からの距離は遠くなる、踏んではいけないものを必ず踏んでしまう、踏まずにやりすごすには短すぎる。 生物の進化の最初から園芸家が存在していたら、その形態は絶対に無脊椎動物であったはずだと断言する始末。 そんなに辛いならやめりゃあいいじゃん。 たかが趣味でしょ? なんて意地の悪いこと言わないで。 とにかく彼の文章は面白いんだから。 園芸家がじっくり自分の庭を眺めていられるのは、庭が雪に埋もれているたったひと月だけ。 とにかく園芸家の第一の仕事は、土づくり、これに限るらしいです。 そして園芸家が一番気になるのは天候。これは言わずもがなですね。 ”天候ってやつは妙なものだ。ぜったいに順調ということがない。かならず予想がはずれる。温度が、100年間の平均温度とぴったり一致するということは、ぜったいない。かならず、五度高いか、五度低いかだ。雨量は、標準より10ミリ低いか、20ミリ高いかにきまっている。旱魃でなければ、かならず過湿だ。” 園芸家はまず土を見る。 うん。私は花を見る素人でいいや。
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読みながら、北杜夫の「どくとるマンボウ昆虫記」を思い出す。 ある趣味者を半ば滑稽に描きながら、その趣味のもの(園芸・昆虫)を魅力を描き出すという、その文章に。 しかし、俺には園芸は向かないな。せいぜいサボテンをテーブルに飾る程度がいいところだ。 (この本によればサボテン一派は...
読みながら、北杜夫の「どくとるマンボウ昆虫記」を思い出す。 ある趣味者を半ば滑稽に描きながら、その趣味のもの(園芸・昆虫)を魅力を描き出すという、その文章に。 しかし、俺には園芸は向かないな。せいぜいサボテンをテーブルに飾る程度がいいところだ。 (この本によればサボテン一派は「宗門に帰依する信徒」らしいけれどw) 処分日2014/09/20
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某なんとか男子ベランダーの原作の元ネタということで気になっていた… 園芸には前々から興味があったが、やはり俺には無理なのかもしれない。 なんか出来る気がしないんだけど… いつかできるようになったらいいなぁ〜
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園芸家あるある、です! 面白い。たくさん記されている草花の名前、わたしにはほとんどわからないけど、夫ならわかるだろうし、もっと楽しめるだろうなあと思った。自分のことが書かれているみたいで(笑)。
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園芸をテーマに、カレル・チャペックのユーモアと独創的な論調が楽しめる本。サクサク読める楽しい本です。 季節ごとにどのような植物を育てるか、どのように土や自然と付き合うかということにもかなり詳しく触れつつ、折々で人生訓や著者なりの視点が紹介されています。 中でも個人的に面白かったのは、「労働は好きでするべきである。もしくは技量があるからするべきである。主義、もしくは道徳的な動機から仕事をしてもあまり意味がない」というのと、「秋は自然が休養する時期である。秋は自然が突貫して下に向けて育つ時期である。秋は、現在という古い土の中に、太った白い芽、つまり未来が育つ時期である」の二つ。 このあたりを読んで、秋が少し楽しみになりました。
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