サクサク現代史！ の商品レビュー

青木裕司,片山まさゆき【著】

2020/05/22

　第一次世界大戦から９・11テロの辺りまで、現代史がサクサク学べる有難い１冊。
　高校の世界史は、二次大戦が終わった後から駆け足になる傾向があり、公民の授業に現代史のバトンを預けてしまうような……。
　イギリスの二枚舌外交は後世に禍根を残した。ホームズとドリトル先生とビートルズがいなければ、心の底から嫌いになれる国。

2018/10/09

麻雀マンガで有名な片山氏が描く世界の「現代史」
パレスチナでなぜあのような紛争が起きているのか、や世界大戦から現代に向かって起きた重要な事件を、学校のクラスをモチーフにしてわかりやすく解説。

現代社会についての知識にちょっと不安がある社会人の方は入門書として読んでもよいかもしれない。

2017/08/20

観点が偏っている面はあると思うが、第一次世界大戦後のざっくりした歴史背景を把握する事が出来て楽しく読めた。

2010/12/02

友達が「面白い！」と紹介していたので思わず手にとった本

『世界がひとつの学級だたら？国際関係はキャラで読め！』
世界を１クラスにみたて、漫画＆その解説という形で現代史を説明している

大枠は下記３つ
・パレスチナ問題～なぜ世界から戦争がなくならないの？
・ソ連の成立と崩壊～あんな巨大な国がなくなっちゃったのはなぜ？
・対抗軸なきアメリカ～同時多発テロはなぜ起こったの？

特に現代史に興味がなくてもおススメ

2011/08/31

現代世界史を「パレスチナ問題」「ソ連崩壊」「対抗軸なきアメリカ」の3点に絞って第一次世界大戦から現代までを一気に読ませる構成がいい。世界史はどうしても話を並行して進めたくなるのでなかなか頭に入らないのだ・・・。河合塾講師青木裕司の話のうまさもさることながら、世界を学校の一教室にたとえ各国をクラスメイトにキャラ化した片山まさゆきのマンガがツボをおさえていてうまい。高校の世界史は最初のカリキュラムでみなこれから始めるといいのに。マジで。

2009/10/07

ヘタリア作者さんがもらった本として紹介していたので読んでみた。
・・・この人とヘタリアの人は受け方が違うのか、それともWW後の話だから時代が違うからなのか
（でも、表紙の絵は枢軸ドイツ・イタリア・日本が連合にやられてる・・・）

露っさま恐怖感を感じてる理由を聞いてみると、なんとなく？
なんとなくなら北方領土t(ry
実は苛められっ子らしいですよ露っさま。

2020/07/15

河合塾の世界史講師である青木裕司氏の講義を、片山まさゆき氏がマンガ化したという、夢のコラボレーション。現代史についてわかりやすくまとめた解説も面白いし、それを物語風にしたマンガが最高にいい。
世界を一つの教室にたとえて、「アメリカくん」や「イスラエルくん」など、それぞれの特徴を見事にとらえた登場人物同士が、クラスの中でケンカをしたり、番長同士で同盟を組んだりする。
こうやって単純化して見せられれば確かに、近現代での国家間の争いは高校生のケンカみたいなものだ。色々な環境から個性的な生徒が集まって、近くにいる人と席を取り合ったり、気が合う連中で仲間になったりしている感じに近い。

片山まさゆき氏といえば、麻雀マンガの印象が強いけれど、三国志のマンガや、ソ連のチェルネンコを主人公にしたマンガも書いていたりで、歴史系の作品も過去にいくつかある。それぞれの国が持つキャラクターを的確にとらえて、単純な絵でユーモラスに表現する才能は素晴らしい。
世界史は、相当面白い教科であるにもかかわらず、教科書の無味乾燥な書き方では、その魅力は8割方失われてしまう。この本は、その面白さを8割増しで伝えている、かなり価値のある本だ。そして、入口で面白いと思えれば、それをきっかけに、どんどんと興味は湧いてくるものだと思う。これは、学生にも社会人にもおススメ出来る。

イスラエルはイェルサレムを首都と主張しているが、これは国際的には認められていない。1947年の国連パレスチナ分割案でも、イェルサレムは「国際管理地域」とされていた。ユダヤ教・キリスト教・イスラーム教のそれぞれにとって、イェルサレムは「聖地」であり、一つの国が支配下に置くのは好ましくない、との判断からであった。(p.44)

レジスタンスがいた一方、ドイツ軍に積極的に協力するフランス人にいた。彼らのことを「対独協力者(コラボレ)」という。戦後、多くのフランス人が問われた質問が「貴方は1940年に何をしていたか？」。ドイツ軍と戦っていたら英雄、コラボレとわかればリンチにあった。(p.89)

アメリカがベトナムで戦ったのは、約8年間。1日平均300億円かかったという。それを約3000日やった。てことは、90兆円。(p.124)

第二次世界大戦以降、戦争をしなかった国は、まず日本ですよね。日本以外にあるんですか？
アフリカ大陸にはありません。アジアではブータン。南北アメリカではジャマイカだけ。(p.178)

2009/10/04

全編漫画かと思いきや活字の分量の方が多かった。
取り上げられているエピソードの数は3つだけですが、重要なものばかりなので不満はないです。
絵は決して上手くはないですし、誰が誰なのかいちいち確認しないといけないこともあったりで煩わしい部分もありましたが、話の流れ自体はわかりやすいです。

見るからに悪い顔をしている英国くんが素敵。
あとカバーの仕様に無意味に驚きました。

2009/10/07

世界史って現代に移るにしたがって難しいのに時間が足りなくて簡略化されがちじゃないですか。
これは簡単な流れを漫画で、解説は予備校の授業のようで解りやすいです。
漫画家×河合塾世界史講師で作った本なので、この解りやすさは当然なのかもしれませんが。
なかなか勉強になりました。

2009/10/04

ヘタリアを、もっと参考書っぽくしたもの？ｗ
萌えはないです（爆

現代史を、中東事情を中心に説明する本。
漫画でまず読んで、あとから注釈つきの解説を読む形。

解説がぜんっぜんかたくなくて、フンフンと話を聞くような感じで現代史を読んでいけた。
何度か読んで勉強しないとな。

中高生から、大学生や若い人にオススメかな。
現代史くらい知っておかないと（＞＜