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中学生の満州敗戦日記 の商品レビュー

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2016/07/02

ハルビン中学3年生だった筆者は、学徒勤労令により北方の開拓団へと派遣される。 勤労動員が終わり、帰路につこうとしていたころ、ソ連が満州へ侵攻。その後敗戦をむかえ、筆者は一家で引き揚げをまで生き抜いていかねばならなくなる。 なんとか無事に引き揚げられた筆者による体験談。多くの悲惨な...

ハルビン中学3年生だった筆者は、学徒勤労令により北方の開拓団へと派遣される。 勤労動員が終わり、帰路につこうとしていたころ、ソ連が満州へ侵攻。その後敗戦をむかえ、筆者は一家で引き揚げをまで生き抜いていかねばならなくなる。 なんとか無事に引き揚げられた筆者による体験談。多くの悲惨な犠牲者についての本が多い中、中学生の“ある種の明るさ”をもって語られるハナシは読みやすい。 最終章の「満州は独立国」と主張して国際連盟を脱退したのに、「日ソ中立条約をやぶって満州にソ連が侵攻」とは矛盾、というフレーズが印象的。たしかにその通り!

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2011/03/26

[ 内容 ] 植民地満州。 日々の暮らしの中で「おかしいぞ」と感じていたものの正体が、敗戦と同時に、少年の前に怒涛のように姿をあらわしてくる。 民間人を置き去りにしていち早く逃亡した関東軍、開拓団の人たちの悲惨な逃避行、ソ連軍侵攻による身の危険。 満州で敗戦を迎えた一中学生は、何...

[ 内容 ] 植民地満州。 日々の暮らしの中で「おかしいぞ」と感じていたものの正体が、敗戦と同時に、少年の前に怒涛のように姿をあらわしてくる。 民間人を置き去りにしていち早く逃亡した関東軍、開拓団の人たちの悲惨な逃避行、ソ連軍侵攻による身の危険。 満州で敗戦を迎えた一中学生は、何を見、どんな思いをもちながら、どう生きたのか。 [ 目次 ] 1章 王栄廟開拓団 2章 「満州国」とハルビン 3章 ハルビンでの暮らし 4章 男狩り 5章 その後の王栄廟開拓団 6章 街頭露店 7章 七三一部隊 8章 パーロが来た 9章 引き揚げ 10章 砂上の幻想国家 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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