お龍 の商品レビュー
数々の龍馬が出るドラマを見たり、実際にその地を訪れ、同じ景色を見たりもしていたので、本を読みながら、情景がありありと浮かんできて、映画を一本見終わったかのようでした。同じ女性として共感できるところもあり、いわゆる時代劇ではなく等身大の女性の一代記としてリアルにお龍の息遣いや表情ま...
数々の龍馬が出るドラマを見たり、実際にその地を訪れ、同じ景色を見たりもしていたので、本を読みながら、情景がありありと浮かんできて、映画を一本見終わったかのようでした。同じ女性として共感できるところもあり、いわゆる時代劇ではなく等身大の女性の一代記としてリアルにお龍の息遣いや表情までをも体感できてお気に入りになった本。 途中何度も泣けた!それは主人公の気持ちになってというより、横から主人公を見ながら、うんうん、わかるよーその気持ち、そうだよねーっていう女性ならではの共感からだったり、流転の先の悲哀に致し方ない同情心からだったり、とにかくお龍の気持ちがよくわかって泣けました。 女性としてお龍の目から見た江戸末期の動乱が、ひしひしとリアルに追体験できるのは、やはり著者が女性だからだと思います。この方の他の本も読んでみようと思いました。
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坂本龍馬の妻・お龍の生涯を描いた小説。 江戸から明治にかけての国の体制を左右する激動の時代を生きていかなければいけない中で、自己主張が激しく、我儘な性格として表現されていますが、周りのペースに惑わされず我を強く持つことで自己の立場を維持するためには、それぐらいの覚悟が必要だったの...
坂本龍馬の妻・お龍の生涯を描いた小説。 江戸から明治にかけての国の体制を左右する激動の時代を生きていかなければいけない中で、自己主張が激しく、我儘な性格として表現されていますが、周りのペースに惑わされず我を強く持つことで自己の立場を維持するためには、それぐらいの覚悟が必要だったのでしょう。
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ご存知、坂本竜馬の妻「お龍」 明治39年まで生きてたんですね お姉さんの「乙女」ともぶつかり合ったり なんだか、上手くいかない人生を送ったんだな 人の一生って長いから、結構イメージを持っている 人生のきらめく瞬間とは印象が異なるんですね
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幕末から明治維新にかけての 坂本龍馬と妻お龍のハラハラドキドキの物語。 この時代背景にして、楽しい出会いと悲しい別れ の複雑な思いで読みました。
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坂本龍馬の妻、おりょうさんを主人公にした小説。龍馬さんははっちゃきで好奇心が強くはっきりとしたもの言いの女が好きだったようで、おりょうさんはそんな女性だったようですね。二人は日本で一番最初に新婚旅行をしたというのは有名ですが、当時の女性で、生まれ故郷の京都から龍馬と共に鹿児島・長...
坂本龍馬の妻、おりょうさんを主人公にした小説。龍馬さんははっちゃきで好奇心が強くはっきりとしたもの言いの女が好きだったようで、おりょうさんはそんな女性だったようですね。二人は日本で一番最初に新婚旅行をしたというのは有名ですが、当時の女性で、生まれ故郷の京都から龍馬と共に鹿児島・長崎・下関での滞在を経て、龍馬の死後は土佐の龍馬の実家に身を寄せてから京都に戻り龍馬の墓守生活も食い詰め、男と一緒に神奈川・横須賀まで流れていく一生はやはり波乱万丈の人生ですね。
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