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恋をするエイラ(上) の商品レビュー

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2009/10/04

上中下巻をいっきに読んだ。 自分の子ども家族も奪われ、氏族を追い出されたエイラが、悲しみと戦いながら生きていくための知恵をしぼって1人で生活をしていく。 氏族と生活をしていたときのことを思い出し、「あのときこうすればよかったかもと今思っても仕方ない。今は何としても生き抜くことを考...

上中下巻をいっきに読んだ。 自分の子ども家族も奪われ、氏族を追い出されたエイラが、悲しみと戦いながら生きていくための知恵をしぼって1人で生活をしていく。 氏族と生活をしていたときのことを思い出し、「あのときこうすればよかったかもと今思っても仕方ない。今は何としても生き抜くことを考えなければ。」という言葉が印象的。 狩も料理も薬師としての腕も磨かれ、出逢った子馬、ライオンとも心を通い合わせる。後半では怪我をした旅人を助け、心を通わせ、恋をする話。 男として完璧であるが、今まで女性を心から愛したことのない男性が、すべてにおいて自立しているエイラに惹かれ、2人が恋をするプロセスが印象的。 お互い深い悲しみを背負いながらもそれぞれ自立し、相手に依存せず思いやる理想の恋愛。 エイラは勝間さんと重なる。

Posted byブクログ