美しきもの見し人は の商品レビュー
再読。 ゴシック好きにはたまらない1冊。 無人の孤島。唯一の館に住むのは一癖も二癖もある人たち。 館のかつての主の「消失」 複雑な人間関係、家族の問題は、まさに由緒正しき古典ミステリのおもむき。 外部からやってくる人間があらたな事件のきっかけになるのよね。 さらに、過去の事件の謎...
再読。 ゴシック好きにはたまらない1冊。 無人の孤島。唯一の館に住むのは一癖も二癖もある人たち。 館のかつての主の「消失」 複雑な人間関係、家族の問題は、まさに由緒正しき古典ミステリのおもむき。 外部からやってくる人間があらたな事件のきっかけになるのよね。 さらに、過去の事件の謎に気付いて、もったいつけるって、まさかのフラグ。 最後、色んな事が明らかになったあと、「イコン」を読み直してすとんと腑に落ちる。 最後の一行、してやられる快感。
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図書館より。 教会建築、キリスト教関係のミステリということで若干期待で読んだが、中盤にはちょっとトリックというか物語の核心が読めてしまった。 キリスト教をかじったことのある人には、すぐ解ってしまう真相かもしれない。。 タイトルは何かにあやかっているのだろうか。 とてもうつくしい文だと思った。
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館の謎が解決されるのがミステリであり、悪夢が悪夢で残るのがゴシックロマンなのかな、と思った一冊。 潜伏キリシタン関係について調べたくなる。
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建築探偵シリーズの著者によるゴシック・ロマンスの第二段。ちなみに、ゴシック・ロマンスは、"人里離れた古い城や大きな屋敷を舞台にした、おどろおどろしい雰囲気の怪奇小説っぽい恋愛小説"という意味らしい。
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ゴシック・ロマンス。との触れ込み。 カクレ切支丹を材に採った、孤島ミステリー。 その雰囲気や世界観はすごく好みだった。 でも、謎解きされても???な終わり方だったかな。正直。 あれ??って、また最初から読み返そうかと思うような。 洞窟とか孤島とか地下潜伏とか・・・ 弱いん...
ゴシック・ロマンス。との触れ込み。 カクレ切支丹を材に採った、孤島ミステリー。 その雰囲気や世界観はすごく好みだった。 でも、謎解きされても???な終わり方だったかな。正直。 あれ??って、また最初から読み返そうかと思うような。 洞窟とか孤島とか地下潜伏とか・・・ 弱いんです。こういうモチーフに。
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ゴシックロマンな雰囲気が魅力的なミステリ。こういうオチ、よくあるパターンのはずなのになんだか読みきれなくて騙されてしまいます……。「ああ、またしてもやられたっ!」と嘆息。単純すぎる読者です。 「昇天」の真相、なんとはなしに見当がつきますが。まさかですね。宗教的な意味合いなどを含め...
ゴシックロマンな雰囲気が魅力的なミステリ。こういうオチ、よくあるパターンのはずなのになんだか読みきれなくて騙されてしまいます……。「ああ、またしてもやられたっ!」と嘆息。単純すぎる読者です。 「昇天」の真相、なんとはなしに見当がつきますが。まさかですね。宗教的な意味合いなどを含めれば納得はできるのか? でも怖いぞー。
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途中で予想できましたね。でも、なんかごちゃごちゃしてて関係性を考えるのがめんどくさくなってしまって、いまいちよくわからなかったです。
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★あらすじ ライター兼調査員の沢崎は、今は亡き孤高のカトリック教文学者・蘭堂叡人の評伝の取材をするために、彼が最晩年を過ごした長崎県の孤島、波手島を訪れた。 波手島は、隠れキリシタンが明治の世になるまで信仰を守り続けてきたことで有名な島である。 波手島には現在、蘭堂叡人の財産相続...
★あらすじ ライター兼調査員の沢崎は、今は亡き孤高のカトリック教文学者・蘭堂叡人の評伝の取材をするために、彼が最晩年を過ごした長崎県の孤島、波手島を訪れた。 波手島は、隠れキリシタンが明治の世になるまで信仰を守り続けてきたことで有名な島である。 波手島には現在、蘭堂叡人の財産相続人である義妹の蘭堂キアラと、その使用人などの数名の女性たちだけが、叡人の残した館に住むばかりであった。 不気味ささえ感じさせる個性的な女性達に話を聞いているうちに、沢崎は、かねてから気になっていた叡人の死亡についても調査する機会を得る。 女性達が言うには、叡人は、閉ざされた書斎から姿を消した……昇天したと言うのだ。 そこへ、叡人の隠し子だと名乗る女性が現れる。そもそも沢崎は、キアラにその隠し子について調べるように依頼を受けていたのだ。 沢崎の目には、その女性はいかにも偽物のように見えた。 しかし、その女性が現れ、叡人が消えてから10年も閉ざされ続けていた書斎を暴いたその夜、殺人事件が起こる…… ★感想 『すべてのものをひとつの夜が待つ』に続く、ゴシック・ロマンシリーズなんだそうです。 ゴシック・ロマンスってのは、本格ミステリのルーツなのだそうです。 迷宮のような館、不気味な住人たち、謎たっぷりの死、不可能趣味、秘密を抱えた主人公、オカルティズム……そんな要素を抱えたおどろおどろしい雰囲気の謎解き話ってことになりましょうか。 本格ミステリと、ゴシックロマンの違いを、あとがきからそのまま引用させて頂きますと、 〈謎が解かれたときに、そうしたおどろおどろしい要素はすべて謎の構築に奉仕していたのだということが明らかにされ、お化け屋敷は余さず解体されて、土台石まで白日の下に晒されるのが本格ミステリ。 謎が解かれてもなお、お化け屋敷のまとう悪夢、言い換えれば魅惑が解体されきれないまま残るのがゴシックロマンス。〉 なんだそうです。ふむふむ、納得。 この作品も、最後まで読んでも謎は残ります。 スレた本格ミステリマニアとしては、 「ええっ、どうしてこの人が生き残ってたの?」 とか思っちゃうんですが、それはそれ、お化け屋敷のまとう悪夢は多少残されていた方がロマンチックなことは確かですよね。想像力も働きますし。 とは言ってもこの作品、スッキリ解決される謎もありますから、解決時のスリルやカタルシスも充分に味わえます。 特に、隠れキリシタンの研究成果の話が、叡人の死の謎と結びついた瞬間は、ゾクゾクしました〜。
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