論理と感性は相反しない の商品レビュー
短編なので読み終わるまでが早かった。登場人物がいろんな話に出てくる小説集。どろどろしていなくて、読んだ後に何かが残らない感じがいい。
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このひとへん! しかし面白い。 好きな変人さで、すごく可愛らしい、友達になってみたいと思う。 この人の論理と感性が好きだ。
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真野と神田川、合わない2人の同棲物語は面白く読めたのだけれど…俺通信、あるある。 バンドの話はマツモト以外記憶に残らず… 佐藤のごはん、は関西人的にはオチとしては認めたくない。 三浦しをんさんとは仲良くなってみたいけど、ナオコーラさんは遠巻きに眺めていたい印象。
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著者あとがきの『雑誌に載せないので気兼ねなく、自由に、遊び心満載に、ふざけにふざけました。でも、手は込んでます』がすべてを言い表している。 既存の枠に囚われず、ナオコーラさんはこういうのが書きたかったんだろうなあという短編集。 神田川、真野、マユミズを全体的な主人公に据え置き...
著者あとがきの『雑誌に載せないので気兼ねなく、自由に、遊び心満載に、ふざけにふざけました。でも、手は込んでます』がすべてを言い表している。 既存の枠に囚われず、ナオコーラさんはこういうのが書きたかったんだろうなあという短編集。 神田川、真野、マユミズを全体的な主人公に据え置き、随所に短くも印象に残る(例えて言うならバブリシャス(笑))話が挿入されており、飽きない。 これがもし神田川やマユミズの長編だったらさぞかし味気ない陳腐なものになっていたかもしれない。バブリシャスが効いてる。 それらの中でも「素直におごられよう」「まったく新しい傘」「嘘系図」がとくにお気に入り。 「素直におごられよう」のマツモト、こういう奴いるわ・・・と思わず苦笑。大学にも多い気がする。 「まったく新しい傘」はなんか綺麗。 「嘘系図」好きだなあ。“サトウのごはん”完全に言いたかっただけでしょ(笑) 文章自体は決して巧くないのかもしれない。 けど、なぜかこの人の話には惹かれるところがある。 それはあとがきで言うようにナオコーラさんが「頭がいい(=キレる)」からなのだろうか。 論理的ではなくとも、その絶妙にキレるタッチがこの人の魅力なのかなあと。 これだけやみつきになっておきながらいつも☆3つでごめんなさい。けどナオコーラさんの作品は評価がムツカシイのです(笑)
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08年出版の書き下ろし短編集。14篇(+あとがきのYさんの話)のうち、登場人物が共通して連作のようになっているものもある。 「化石キャンディー」の、「私も石になったらだれかに舐めてもらえるかな」というような描写にはなぜかドキッとした。うまく表せないけど、幼くて甘美な感じ。 ...
08年出版の書き下ろし短編集。14篇(+あとがきのYさんの話)のうち、登場人物が共通して連作のようになっているものもある。 「化石キャンディー」の、「私も石になったらだれかに舐めてもらえるかな」というような描写にはなぜかドキッとした。うまく表せないけど、幼くて甘美な感じ。 真野と神田川のシリーズは、今の私にとってリアリティがあった。今まで出会った人やこれから出会う人たちと、ある時は共鳴して別のときには噛み合わない、そんなことはこの先何度も何度もあるのだろうなぁと少し寂しく、背筋が伸びるような気持ちになった。時間の経過と、それに伴う変化がある一方で、変わらない記憶もあることが救いか。 多分以前読んだことがあった(特に表題作)。タイトルに一本釣りされるらしい。特に読み返そうとは思わないので★3だけれども、年を経て読むと絶対に感じ方が変わる話だと思う。 表題作/人間が出てこない話/プライベート/芥川/恐怖の脅迫状/架空のバンドバイオグラフィー/素直におごられよう/ブエノスアイレス/化石キャンディー/社長に電話/まったく新しい傘/アパートにさわれない/嘘系図/蜘蛛がお酒に/あとがき+Yさんの話
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2013年04月 03/17 連作短編。 これめっちゃおもしろいです。一話目から引き込まれて一気に読みました。伊坂好きにもオススメ。この人の作品は追っかけよう。
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論理と感性は相反しない、という題名のこの本を「当たり前だろうが」と思った時点で読まなければ良かったのかもしれない。 エゴとナルシシズムと大きなコンプレックスは作家には必要なんだろうけど、それをそのまま突きつけられても何も興味を持てなかった。先人達と違い愚痴を文学に昇華出来なかっ...
論理と感性は相反しない、という題名のこの本を「当たり前だろうが」と思った時点で読まなければ良かったのかもしれない。 エゴとナルシシズムと大きなコンプレックスは作家には必要なんだろうけど、それをそのまま突きつけられても何も興味を持てなかった。先人達と違い愚痴を文学に昇華出来なかった。 読んでいて不快だとは思わないがただ退屈なまま読み終わり、俺には何も残っていない。 そのぶん合う人にはたまらないのかもしれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
関わりがあるような、ないような短編の連なり。勢いがあって、オチがあるのかわからなくて、懐かしい感じでぐいぐい読んだ。 あとがきも、あんなあけっぴろげな文章書く作家さんがあまりいないので面白かった。 フィクション、とは書かれていたけども登場してくる女性作家マユミズは山崎ナオコーラさん自身に近いのかなあ。 作家のあがきや迷いがすごくリアルに感じたので。と言っても私はもちろん作家ではないからあくまでも想像。 他の作品も是非読んでみたい。
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おもしろかった! 途中でやめられず、睡眠時間を削って読破してしまった。 ナオコーラさん初めて読んだけどおもしろい。 二十歳前後にその頃すでに人生を諦めてそれゆえに人生を達観してる人に影響受けまくった青春時代を送ったので、ひねくれて歪んでる人にめっぽう弱い。ナオコーラさんもきっとそ...
おもしろかった! 途中でやめられず、睡眠時間を削って読破してしまった。 ナオコーラさん初めて読んだけどおもしろい。 二十歳前後にその頃すでに人生を諦めてそれゆえに人生を達観してる人に影響受けまくった青春時代を送ったので、ひねくれて歪んでる人にめっぽう弱い。ナオコーラさんもきっとそう。好き嫌いがありそうだけど、独特の言い回しや小説に出てくる人達が私は好き。 また読みたい。
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文を楽しむにはすごくいいです。 中身はどこにでもありそうな日常なんだけど その中の感情とかが うまく書いてあるなと感じつつ、 少し退屈だったかなと。 この作家さんは読み応えが少ないんだけど 読んでない本見つけると 手に取ってしまう。
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