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「李香蘭」を生きて の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2017/07/28

李香蘭名前は知っていたが、戦後の歌姫、闇社会と通じる人の様なイメージが漠然と有っただけで、どの様なかたか知らなかったので、読んでみる。 中国で生まれた主人公は張学良満州事変から戦争に日本、中国に翻弄されていく。当日、資源を得たい日本軍が目を付け、労働者としての日本人を満州に行か...

李香蘭名前は知っていたが、戦後の歌姫、闇社会と通じる人の様なイメージが漠然と有っただけで、どの様なかたか知らなかったので、読んでみる。 中国で生まれた主人公は張学良満州事変から戦争に日本、中国に翻弄されていく。当日、資源を得たい日本軍が目を付け、労働者としての日本人を満州に行かせるため、満州のイメージ戦略にも使われる。 戦争が終わると、「中国人なのに、中国を貶める映画に出たので死刑」の噂が出てしまい、日本人であることの証明をする必要が出てきてしまう。 戦後落ち着くと、結婚、離婚、政治家へ。 自叙伝だからか、「闇社会」的な事もなく、戦争の時代でも2国の事を思いやり、彼女なりに頑張るが時代に翻弄されてしまったんだねと思う。李香蘭の事が知れて良かった。 【学】 五族協和 「和(日)・韓・満・蒙・漢(支)」の五民族が協調して暮らせる国を目指した。

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2016/07/23

日本経済新聞の私の履歴書に2004年に連載された、李香蘭=山口淑子(1920~2014年)の自伝。 著者は、まえがきで「運命。私の運命―。私が大正の終わりに「満州国」建国の地となる場所で生まれていなかったら、歌手李香蘭はこの世に存在しなかった。日本の国策会社「満州映画協会」の女優...

日本経済新聞の私の履歴書に2004年に連載された、李香蘭=山口淑子(1920~2014年)の自伝。 著者は、まえがきで「運命。私の運命―。私が大正の終わりに「満州国」建国の地となる場所で生まれていなかったら、歌手李香蘭はこの世に存在しなかった。日本の国策会社「満州映画協会」の女優となり戦後、漢奸裁判で死を覚悟する李香蘭もいない。李香蘭という人生を生きる山口淑子もいなかった」と語っているが、本書では、1920年に満州国・奉天(現・瀋陽)近郊で、満州鉄道に勤務する佐賀県出身の父と福岡県出身の母の間に山口淑子として生まれ、その後、李香蘭(リーシャンラン)、潘淑華(バンシュウホワ)、シャリ―・ヤマグチ、ヨシコ・ノグチ、大鷹淑子と名前を変えて、日中戦争~太平洋戦争、及び戦後を生きた、主に前半生が語られている。 昭和30年代後半生まれの私にとって、長年山口淑子は元女優の政治家でしかなかったが、数年前にある読書案内本(著者も書名も思い出せないが)で本書が取り上げられていたことから、ずっと気になっており、今般手に取る機会を得た(東京の大手書店でも殆ど置いていなかった)。 そして、その内容は、取り上げられる機会の多い、太平洋戦争に纏わる悲劇の数々(南方戦線、特攻、沖縄戦、原爆など)とは違った側面を写した、昭和前半史の一断面として強く印象に残るものであった。 著者は「私のつたない自伝が、時代をともした人々にとって去りし日々を思い出すよすがになり、未来を担う若い人々にとってなにがしかの糧になれば、こんなにうれしいことはない」と語っているが、その思いの通り、今後も読み継がれるべき記録と思う。 (2016年7月了)

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2014/09/24

李香蘭、山口淑子さんの「私の履歴書」をまとめた本。山口さんのことは正直なところスクリーンとかで見たことはなく…。もちろんお名前は知っているのですが。写真をみてあまりの美しさに驚きました。 時代に翻弄されるとはこのようなことをいうのか、と感じた本。一見華やかなご経歴に見えるけれど、...

李香蘭、山口淑子さんの「私の履歴書」をまとめた本。山口さんのことは正直なところスクリーンとかで見たことはなく…。もちろんお名前は知っているのですが。写真をみてあまりの美しさに驚きました。 時代に翻弄されるとはこのようなことをいうのか、と感じた本。一見華やかなご経歴に見えるけれど、人一倍孤独や二国に挟まれた難しい想いを抱えている方だと思いました。 時代に影響を受けてこのような人生を送ることがいることを忘れてはいけないと思ったのと、また山口さんの行動力や生き方のすばらしさを知った本。

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2014/01/20

日本経済新聞に連載された「私の履歴書」に加筆・修正したもの。 有名財界人の自慢話とは違う。日本と中国の存亡がかかった時代を生きた真に歴史上の人物の人生。

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2013/07/01

日経「私の履歴書」の単行本化。満州生まれの日本人であるが、中国語の習得や中国の将軍との儀礼的な養子縁組などもあり「祖国は日本、母国は中国」の女優となる。「波乱万丈」で言い尽くせない体験と深い悲しみが、戦後のこの人の様々な活動の基になっているんだな。

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2013/01/16

この人の存在は全く知らなくて、本書で初めて認識した。最近蒼穹の昴シリーズを読破したばかりで、時代・場面がかぶることもあって、思ってた以上に楽しめた。中国における戦争裁判のことも語られていて興味深かったし。少しだけど、戦前から戦時中にかけての娯楽文化に触れられたことも新しい発見だっ...

この人の存在は全く知らなくて、本書で初めて認識した。最近蒼穹の昴シリーズを読破したばかりで、時代・場面がかぶることもあって、思ってた以上に楽しめた。中国における戦争裁判のことも語られていて興味深かったし。少しだけど、戦前から戦時中にかけての娯楽文化に触れられたことも新しい発見だった。

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2011/07/19

1920年2月12日に中華人民共和国で生まれた、今年90歳を迎える女優・歌手・政治家。本名:山口淑子(大鷹淑子)。数々の伝説に彩られた彼女の人生は、同じようなもうひとりの、男装の麗人とか東洋のマタハリと呼ばれた川島芳子と共通する数奇な運命に翻弄されたものでした。

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2009/10/04

この本世読んでから「李香蘭のCD」を買ってしまいました。「夜来香」はもとより「迎春花」だったか「春鶯曲」だったかは忘れてしまいましたが好い歌が沢山ちりばめられております。「山口淑子」女子と「李香蘭」が同一人部であることはかなり歳をとってから知りました。少なくとも「3時の貴方」に出...

この本世読んでから「李香蘭のCD」を買ってしまいました。「夜来香」はもとより「迎春花」だったか「春鶯曲」だったかは忘れてしまいましたが好い歌が沢山ちりばめられております。「山口淑子」女子と「李香蘭」が同一人部であることはかなり歳をとってから知りました。少なくとも「3時の貴方」に出演されていた頃は知りませんでした。「古(いにしえ)の満州国へタイムスリップ!」。

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2009/10/04

先日観たTVで山口淑子さんの数奇な運命に興味がわき、日経新聞で掲載されていたときに読んだ「私の履歴書」を再読!!

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