痴人の愛 の商品レビュー
耽美派小説を読むのは初めてだったが、なるほど、まさしく美と情に溺れるような作品だった。 しかし、同性の立場からすると、魔性の女・ナオミには正直ヤキモキさせられる。 なんだこの女は。 そして、なんだ、この女に引っ掛かる男たちは。 女性性を武器に男をたぶらかし、人を操ろうとする姿勢に...
耽美派小説を読むのは初めてだったが、なるほど、まさしく美と情に溺れるような作品だった。 しかし、同性の立場からすると、魔性の女・ナオミには正直ヤキモキさせられる。 なんだこの女は。 そして、なんだ、この女に引っ掛かる男たちは。 女性性を武器に男をたぶらかし、人を操ろうとする姿勢に苛立つ。 それにまんまと引っ掛かり、ナオミの意のままに動く男たちにも苛立つ。 この本を薦めてくれた上司に感想を伝えたところ、 「それでも男は、こういう女に惹かれてしまうんだよ」とのこと。 まあ、気持ちはわからなくもない。 ならば、精々、私もナオミを目指すとしようか。
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喫茶で給仕女として働く西洋風の女を、理想の女にしようと15の少女をひきとり教育し、年を重ねるごとに妖艶さを増す彼女の肉体に悩み、愛欲に虜になった男の破綻してく様を描く作品。本能に従い生きる男。現実的に生きる女。2つの性の本質的に異なる部分が、これでもか、これでもか、というほどに描...
喫茶で給仕女として働く西洋風の女を、理想の女にしようと15の少女をひきとり教育し、年を重ねるごとに妖艶さを増す彼女の肉体に悩み、愛欲に虜になった男の破綻してく様を描く作品。本能に従い生きる男。現実的に生きる女。2つの性の本質的に異なる部分が、これでもか、これでもか、というほどに描かれてる。恋愛の本能的な部分もそう。結局触れたい重なりたい、そういう欲求がストレートに読者に訴えかける。本能的な恋愛小説。人間の抑制のきかなくなった様。
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