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嫌われ松子の一生 の商品レビュー

3.7

57件のお客様レビュー

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映画ではコミカルな雰…

映画ではコミカルな雰囲気を持っているようですが原作はもう少しトーンが低いような印象を受けました。ここまで波乱万丈でなくても、周りの人間に振り回されて生きてしまう人は結構いるのではないでしょうか。こうなりたくはないけれど松子のこと、なんだか好きです。

文庫OFF

人生の、酸いも甘いも…

人生の、酸いも甘いも浮き彫りにした作品だと思います。「本当にこんなことあるわけない」ではなく、「ツイてない人は社会の影でこんなに苦しんでいる」と感じることでこの作品の醍醐味を味わえるのではないでしょうか。割と平易な文章で感情移入しやすく、理不尽な人生について考えさせられました。

文庫OFF

話題の本なので読んで…

話題の本なので読んでみました。短い生涯であれほどいろんなことを体験するとは、凄い!と思いました。

文庫OFF

 映画化になるほどの…

 映画化になるほどの作品だからと思って読んだら、期待はずれでした。高学歴でありながら、娼婦まで身を落とす主人公の流されるがままの人生は、首をかしげたくなります。

文庫OFF

2013/08/22

”自称”嫌われ者の私はまずタイトルに惹かれました。 賢く美しかったはずの中学教師・松子がなぜ「嫌われ松子」と呼ばれ、惨殺されなければならなかったのか? 全編に渡って人の愛を乞う松子の姿が切なく痛々しかったです。

Posted byブクログ

2012/02/23

古本屋で昔話題になったタイトルに惹かれ購入。 松子はやることなすこと裏目に出てしまう「運のない」女性。 愛情を求め自分の居場所を探していくが結局ひとのせいにしてしまう弱さもある。 生きていく中で何度も訪れる選択の積み重ねで人生は作れていく。 ある選択肢がだめになったからと妥...

古本屋で昔話題になったタイトルに惹かれ購入。 松子はやることなすこと裏目に出てしまう「運のない」女性。 愛情を求め自分の居場所を探していくが結局ひとのせいにしてしまう弱さもある。 生きていく中で何度も訪れる選択の積み重ねで人生は作れていく。 ある選択肢がだめになったからと妥協するのではなくその時のベストを選んで信じていけば少なくとも最悪にはならないのだろう。 しかしそううまくもいかないのが人生。 自分の言動に責任を持って生きていきたいと思った。

Posted byブクログ

2011/07/25

【おそらく長文】 ひさびさの読書。 しかも小説上・下刊(基本的に長いの苦手なんで、めったなことない限り、たいてい飽きる。) なのに5時間あまりで読破させられました。 いつもならタイトルですでに、手に取ることもないであろう作品なのに、出会いのタイミングって恐ろしいもので、...

【おそらく長文】 ひさびさの読書。 しかも小説上・下刊(基本的に長いの苦手なんで、めったなことない限り、たいてい飽きる。) なのに5時間あまりで読破させられました。 いつもならタイトルですでに、手に取ることもないであろう作品なのに、出会いのタイミングって恐ろしいもので、なにかこの時期にこの作品に出会う意味を感じました。 もとはといえば、今春5月に映画化が決定になったこと。 http://kiraware-matsuko.com/index.html 出演にボニーピンクがいるということ。 そのあとおおまかなあらすじを読んで少し気分が悪くなったが、その主演が、実は同じ年でもある中谷美紀と知って驚いたこと。 (内容が内容だけに、正直おどろいた) それでも、書店で目に付かなければ絶対読もうとは思わなかったこの作品も、結局こわいものみたさのように自分から求めてしまったように思います。表向きは、もし映画をみることになったら、その前に原作で読んでおきたいという気持ちに変わりなかったので。(予告を見る限り、どうも映画はかなり脚色されている印象を感じたから。役者や映画のイメージがこびりつくまえに、活字で世界を楽しんでおきたいというか。) とにかく、あらすじを読めば一目ですが、決して爽快感のある内容ではないです。むしろ1女性の人生としては、いくらフィクションとはいえ、この上なく最低で、不幸です。 だからストーリーを楽しむ作品では決してないし、たとえば読んだあと、それ自体についてはとっても後味が悪い作品です。少なくともわたしには重い鉛のようなものが、しばらく胃の中で沈殿しているような、ずっしりとした感覚が残りました。 ただ、そんなことは本当は問題ではなく、むしろ松子の人生を通じて、並行して登場する甥・笙の感情や葛藤、成長がこの作品の本題を伝えようとしています。実際ラストのくだりは、松子自身彼に救われているし、物語自体も彼に救われているように感じます。 文庫のおびに、「嫌われてもいい・・・ 松子を演じることができるなら。 わたしは松子を演じるために 女優という仕事を続けてきたのかもしれません。」 中谷美樹のコメントも、同年代のわたしにとっては印象的でした。 同い年で、この時期に、あえてこの役をやろうと思った心境を、聞いてみたいと思いました。 とかくわたしは今年から厄年に。 しかも、某有名占い師によると、これより3年間いわゆる「大殺界」。まさに、人生「冬の時代」に突入しているらしいです。 そんな冬の時代を迎えたわたしにとって、この作品は決してひとごとではなく、かといって、いい年しながら打たれ弱いわたしに、目をそむけずに直視しろと言わんばかりの、人生の生き様をつきつけているようにも受け取れました。 冬の時代だからこそ、出会うべくして出会った作品なのかもしれません。 ほんとはレビューは書かないつもりだったけど、 きのう出向いた映画館の予告で「~松子」みたら やっぱりこの作品には、なにかしらのつながりを 感じます。 やっぱ映画見に行こうかな・・・迷

Posted byブクログ

2011/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

言わずと知れた名作。 山田宗樹の本を読んだことない人はこの本から入ってもいい。 タイトルだけ見るととっつきにくい雰囲気だけど、さすが山田宗樹の本は読みやすい。 これだけ読みやすいってことはよっぽど日本語を研究しているんだろうなと思う。 映画は見たことないけど、小説は誰が読んでも絶対面白いと言えるレベルの本です。

Posted byブクログ

2011/05/16

え~これ上下巻わかれてて、$1ずつ出して買ったよ~!ぶーぶー! 松子の印象、最初最悪です。 「このわたしが自粛?学校では常に5ばかりの優等生で、委員長にまで選ばれたことのあるこのわたしが?」ってな行では、「もーお前いいよ、社会人失格だよ」と思いましたが。 話が進むにつれて面白く...

え~これ上下巻わかれてて、$1ずつ出して買ったよ~!ぶーぶー! 松子の印象、最初最悪です。 「このわたしが自粛?学校では常に5ばかりの優等生で、委員長にまで選ばれたことのあるこのわたしが?」ってな行では、「もーお前いいよ、社会人失格だよ」と思いましたが。 話が進むにつれて面白くなってきます。 松子の人生が暗転しまくるからです。 簡潔かつ明快な後書に書いてありましたが、松子は①運なし②男見る目なし③計画性なし④流されやすいからです。 特に男を見る目がないくせに、男で180度変わる性格は怒りを通り越して同情を誘います。 なので最後、再度人生に希望を見つけ、やり直そうとした直後殺されてしまうのはちょっと泣けます。 甥が言ってましたが、人生どう転ぶかわかりませんね。 意思を持って、自分を持って進まないと天使の仮面をかぶった悪魔に、コロッとやられますからね。 へ~で終わってしまった作品。なぜドラマ化されたのでしょう?

Posted byブクログ

2011/01/09

松子の人生の転落っぷりを書き連ねたもの。 松子はとことんついてない女性。 でも、その原因が松子自身にあることを、松子は気づいていない。 だから這い上がれないんじゃないだろうか。。

Posted byブクログ