運転事故の定石 の商品レビュー

山之辺正二郎(編者)

2011/09/23

標題よりも幅広な内容で、少し得した気分。
「遭遇の数を減らせば事故は確実に減る」という本質安全に迫る内容。
行政側の不備を問うような内容、カメラによる死角を補う内容、「道路行政の側にも、流れを乱さないように道を作る努力が必要だ」という内容など、運転者個人に対する責任ばかりを問うものではないところが好印象です。
スイスのチューリヒのヘルマン・K・フリーガーという事故分析官が、安全灯の位置や形を改良していったとのこと。
「交通事故鑑定人がそっと明かした」という深さはよくわからなかった。
きっと、参考文献一覧があればよかったのかもしれない。