コクトー詩集 の商品レビュー
『恐るべき子供たち』…
『恐るべき子供たち』などの小説も良いですが、詩集も。毒のある感じです。
文庫OFF
うーん原語で読めない詩集はやはり評価しづらいし、読むのも難しい… 最近コクトーコクトー目にしてたので手に取った。
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とある機会で読んだ本。 詩を読み漁ったわけでもないし、特に詩が好きな訳ではないから詩の良し悪しはまだ分からない。 私が読んで気に入った詩は「三十になった詩人」と「耳」、これから詩を読み続ければ他の詩も良いと思えるのだろうか。 本の内容とはあまり関係ないが、どうやら詩人は昔から...
とある機会で読んだ本。 詩を読み漁ったわけでもないし、特に詩が好きな訳ではないから詩の良し悪しはまだ分からない。 私が読んで気に入った詩は「三十になった詩人」と「耳」、これから詩を読み続ければ他の詩も良いと思えるのだろうか。 本の内容とはあまり関係ないが、どうやら詩人は昔からデッサンをしたらしい。コクトー自身も疲れたらデッサンをし、自身のデッサンを讃められるのが何より嬉しいと言っている。この本の感想ではないが、私も絵を描く人として親和性が高いのではないかと感じた。たんなるあとがきの一文に共感するのはどうかと思うが…これから詩を読んでみようかなと思った。
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パリが芸術の中心地だった1920年代。 世界各地から芸術を志す若者が集まった 狂乱の時代(Les Années Folles)。 彼ら、彼女らは、貧しくとも、 自らの芸術を創造するために生きました。 コクトーは 〝モンパルナスでは貧困すら贅沢だ〟と言ったそうですが、 本書を読ん...
パリが芸術の中心地だった1920年代。 世界各地から芸術を志す若者が集まった 狂乱の時代(Les Années Folles)。 彼ら、彼女らは、貧しくとも、 自らの芸術を創造するために生きました。 コクトーは 〝モンパルナスでは貧困すら贅沢だ〟と言ったそうですが、 本書を読んで、 少しばかりその時代の空気に 触れることができたような気がしました。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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エスプリのきいたお洒落な詩集だなと思いました。ダークな部分もありますが。ただ、海外の詩は難しいですね。この本だと素晴らしい訳でしたが。
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私の耳は貝の殻 海の響を懐かしむ やっぱり堀口大學の訳が好きである。 それを実感したのがこの一冊。 どの詩集を読んでも一つ、あるいはいくつか これは絶対に忘れないであろうと心に響くものがある この詩は有名すぎて「おいおい…」と思われるかもしれないが 私は夏になるたびに、海を...
私の耳は貝の殻 海の響を懐かしむ やっぱり堀口大學の訳が好きである。 それを実感したのがこの一冊。 どの詩集を読んでも一つ、あるいはいくつか これは絶対に忘れないであろうと心に響くものがある この詩は有名すぎて「おいおい…」と思われるかもしれないが 私は夏になるたびに、海を見るたびに、貝殻を手にするたびに この詩を思い出し、なにかを懐かしむだろう。
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うーん、やっぱりその国の言葉じゃないとダメなんじゃないかな。一部は読めてると思うけどどうやっても読めないのは知識不足か?
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堀口大學さんの名訳で読むコクトー。訳文にかなり癖があるので人を選びますが、詩や散文がバランスよく収録されているので、とりあえず、コクトーを読んでみたい人にはオススメ。ただ、詩って、本当は原文で読んだほうが良いんだけど、まぁそんな語学力ないしね…。
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序文より 『詩人が自分のチャンス試す種類の詩がある。 他の場合、彼はチャンスを延長しているに過ぎない。 これは霊媒の口から細胞原形質が流れ出すように 詩人の手先から流れ出す。 詩人は片目で眠りながら降下を官制する。 深石の石像、曼荼羅華はこうして生れる。 まま醜悪だったりするこ...
序文より 『詩人が自分のチャンス試す種類の詩がある。 他の場合、彼はチャンスを延長しているに過ぎない。 これは霊媒の口から細胞原形質が流れ出すように 詩人の手先から流れ出す。 詩人は片目で眠りながら降下を官制する。 深石の石像、曼荼羅華はこうして生れる。 まま醜悪だったりするこの種の詩を集めたり、 カットしたり、補強したりする仕事は、 とかく徒労に終わりやすい。 理由は読者というものが再認識を愛するからであり、 新しい認識は読者を疲労させるからである、 読者が或る詩の新味を玩味してくれる場合は極めて稀だ。』
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詩集を開くときには、気に入ったページに付箋を貼るのが常なのだけれど、これは付箋を貼りすぎてほうきのようになってしまっていたり。 原詩が素晴らしいのか、翻訳が優れているのかは、ちょっと判断難しいところだけれども、良いとこどりのできる自分は得しているよな、と思う。
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