女子の国はいつも内戦 の商品レビュー
ご存じでしょうが、女子は階級社会です。女子は誰もが知っていたけど、恐ろしくて語られなかった真実。この戦場の生き残りかた、教えます
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女子の世界ってこんな、こんな! ホントめんどくさいよねー。 ていう内容の本。 「みんなそうなんだ」という面白さと安心感がいい。 私の子供のころも、母の子供のころも、今の子供たちも、こうなんだ。女子って不思議な生き物だね。そういう遺伝子なんだろうか。 地味なグループと派手なグルー...
女子の世界ってこんな、こんな! ホントめんどくさいよねー。 ていう内容の本。 「みんなそうなんだ」という面白さと安心感がいい。 私の子供のころも、母の子供のころも、今の子供たちも、こうなんだ。女子って不思議な生き物だね。そういう遺伝子なんだろうか。 地味なグループと派手なグループと中間のグループと、どんなに仲良しでも、どこかに内戦の兆しが。派閥、覇権争いが。
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中高生「女子」の世界では、 ○容姿の美醜(カワイイか否か) ○ファッションや流行に対するセンスの好さ及び意識の高さ(オシャレか否か) ○社交的か内向的か ○趣味嗜好如何 ○精神的成熟度如何 、、、等々によって、とりわけ上二つの指標によって、暗黙裡に或いは無意識裡に...
中高生「女子」の世界では、 ○容姿の美醜(カワイイか否か) ○ファッションや流行に対するセンスの好さ及び意識の高さ(オシャレか否か) ○社交的か内向的か ○趣味嗜好如何 ○精神的成熟度如何 、、、等々によって、とりわけ上二つの指標によって、暗黙裡に或いは無意識裡に自他をフィルターにかけて査定・分類し合い、それに応じて教室内に於ける各個性の配置(「派手系」「普通系」「文化系」「オタク系」という棲み分け――ヨリ露骨に云えば、序列)が決められていく、らしい。 年度初めのクラス替え直後は、水面下で各個性が自らの座り所を必死に手探りしているのかもしらん。たとえば、昼休みのお弁当時間での駆引きとか。 クラス内の女子の関係秩序は、彼女たちの不断の神経戦によって辛くも保たれている、らしい。だからこそ、その関係秩序を乱すような者には、所謂「空気を読めない」という最低の評価が与えられることになるのであって、そうした制裁を恐れて彼女らの相互気遣いは過剰の度合いを増していく、らしい。 賑やかな笑い声の下に隠されたこうした恐怖によって安定しているかに見える関係秩序に、外部から否応なく揺さぶりをかけてくるのが、遠足や修学旅行の班決めという事態であって、女子生徒の多いクラスでは大概揉めている、らしい。 「孤独な人間は、この世で最も強い」というイプセンの言葉がエピグラムに引かれているが、不毛な神経戦にさっさと見切りをつけて、外部に出てしまうのが最も賢明ではないかしらん。周囲からは変人視されるだろうが、慣れてしまえば案外なんてことはない。 などと外野がいくら云ってみたところで、当事者たちには何の意味も無いわけで。彼女らの苦悩が追い詰められ過ぎずにいるように気を配ることが精一杯だ。 主題は興味深いが、もう少し深めることもできたように思う。
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14歳と副題にあるように今現在中学や高校に通いながら女子的な集団に違和感を抱く子に向けて書かれた処世術の本。そして、結論としては女子特有のヒエラルキーとか群れないといけないとか、今のグループとかは一生ついて回るわけじゃないから思いつめないでね。でもだからといって全てなくなるわけじ...
14歳と副題にあるように今現在中学や高校に通いながら女子的な集団に違和感を抱く子に向けて書かれた処世術の本。そして、結論としては女子特有のヒエラルキーとか群れないといけないとか、今のグループとかは一生ついて回るわけじゃないから思いつめないでね。でもだからといって全てなくなるわけじゃないよ。な本。 タイトル見て、気になって、実物見て14歳向けかぁと読むのを辞めようかと思ったけれど、せっかくのご縁だからと図書館で借りて読了。 女子的な処世術に長けていなかった私は、群れなくちゃいけなかった中学時代は苦痛でたまらなかったクチなので読んでて若干気分が悪くなった。もちろん、トラウマ的な意味で。 そのくらいリアル。
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男性にとって女性の心理は謎の部分が多い。 女性の購買心理も同様で、それらがlow teen時代に形成されるということがよく分かる。分かりやすい具体例は、「プラダを着た悪魔」の世界が女性の間では毎日起こっているという点。解決例はなめ子流で、ジョークとして笑い飛ばせる点も良い。
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女子の国には、ヒエラルキーが存在する。 それは幼稚園から、たぶん死ぬまで?! コミュニティに属する限り、無くならない、見えない何か。 辛酸なめ子(このペンネームが、またw)さんが、その女子階級制度の 厳しさを、いつもの自虐ネタを交えて書いた一冊。 いまならば、ちょっとは笑える...
女子の国には、ヒエラルキーが存在する。 それは幼稚園から、たぶん死ぬまで?! コミュニティに属する限り、無くならない、見えない何か。 辛酸なめ子(このペンネームが、またw)さんが、その女子階級制度の 厳しさを、いつもの自虐ネタを交えて書いた一冊。 いまならば、ちょっとは笑えるクラスのヒエラルキーも、 今まさに10代の女子には、深刻な悩みだろう。 この本を読めば、自分だけが気にしてると思える悩みも、 ‘みんなおんなじ悩みもあるのね‘とちょっと客観視できるんじゃないだろうか? 併せて平成生まれの作品『桐島、部活やめるってよ』もよんでほしい。
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女子の国には確かにヒエラルキーがある。 でもその中で生き抜く方法なんて、サバイバルしながら身につけていくもんじゃないかしら? けっこう女子はたくましいよ?
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最初のチャートによると私はカルチャー系でした。 また女子校出身であることから、公立高校での処世術がパシリ級だったのには泣けてきました。 中途半端に男子がいるところよりは女子だらけの職場を選択したほうが良いのかもしれない。 14歳向けに書いてあるのですが、大人が読んでも人間関係スキ...
最初のチャートによると私はカルチャー系でした。 また女子校出身であることから、公立高校での処世術がパシリ級だったのには泣けてきました。 中途半端に男子がいるところよりは女子だらけの職場を選択したほうが良いのかもしれない。 14歳向けに書いてあるのですが、大人が読んでも人間関係スキルの振り返りができて非常に役に立つ本でした。 相方(男)も熱心に読み込んでいたのできっと男性にも役立つのでしょうね☆
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〜14歳の世渡り術〜というサブタイトルからわかるとおり、中学生女子のグループ間のヒエラルキーについて書かれた本です。 男子から見るとなんだかこういうの面倒くさいなーと能天気に考えてしまうのですが、まあ能天気な一男子が読む分には新鮮でした。そんくらい
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著者である「辛酸なめ子」が、女子学院出身ということで読んでみました。 女子学院がどうだったかということは直接的には書かれていませんが、まあ、フツーの女子程度に大変(?)だったのかな。 ただ、1冊本を書いてしまうだけの考察があったということは、それなりに大変だったのでしょう。 ん...
著者である「辛酸なめ子」が、女子学院出身ということで読んでみました。 女子学院がどうだったかということは直接的には書かれていませんが、まあ、フツーの女子程度に大変(?)だったのかな。 ただ、1冊本を書いてしまうだけの考察があったということは、それなりに大変だったのでしょう。 んー、自分のことを思い出すと(高校&大学が女子校でした)、正直よく覚えてません。 ハブされたことはないし、今となっては、嫌な思いをした記憶もほとんどない気がするんだけど、お弁当とか教室移動とかなんかそれなりに緊張(?)していたような気もする。 私は鈍感ゆえに、まわりのいざこざに気付かなかったような気もするけど…。 ただ、よく覚えているのは、大学1年生の時、女子校について話していた時、私が「ドラマの『高校教師』(桜井幸子主演)に出てくる女子校は、カッターで上履きズタズタにしたり、陰湿ないじめがあって、あんなのないよね~。」と言ったところ、カトリック系の超お嬢様学校校出身の子が「え~、あれは、実状を描いていてリアルでしょ~。」と発言したことに衝撃を覚えたことがあります。 娘は今年から小学生。小学生なりもにグループとかあるもんなあ。 いろいろ感じながら生活しているんだろうな。 まあ、適度に気楽に生活していってほしいな。 「ヒマな人ほど幼稚なことをしたがる」というのには、納得、です。 あと、「高温多湿な情報化社会である日本」が人間関係を陰湿にさせてしまうという考察は、本気?おふざけ? 和辻哲郎の『風土』再び?? もし、本気なら、全世界的な風土別人間関係考察をしたらおもしろいかも。
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