日本探偵小説全集(10) の商品レビュー
雑誌の犯人当て懸賞小…
雑誌の犯人当て懸賞小説「不連続殺人事件」を含む、作者の探偵小説ばかりを集めた作品集。特に「アンゴウ」が秀逸。
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坂口安吾の探偵小説を…
坂口安吾の探偵小説を集めた1冊。安吾のミステリ作家としての一面が垣間見える良書です。
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坂口安吾も探偵小説を…
坂口安吾も探偵小説を書いています。洒脱な雰囲気が良いです。
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代表作『不連続殺人事件』を筆頭に、『アンゴウ』、『明治開化安吾捕物帖』、『選挙殺人事件』、『心霊殺人事件』などが収められている。 安吾捕物帖は、ホームズものの短編に少し似ている。 まず、『不連続殺人事件』 正直、こんなに評価が高いのが不思議。 "屋内に味方がたくさんいるのになぜ外に出たのか"といった心理的なものは、手がかりとしては面白いのだが、「最後の説得力が欠ける」と登場人物も言っている。 これを完璧に当てた人がいるというのはすごいが、懸賞金まで出してこの程度か、という感じ。 『アンゴウ』 子どもたちの微笑ましいやり取りが残る本たちが、戦火を生き延び、一軒の古本屋を通して持ち主の手元に帰ってくる。まさに運命の悪戯。 一種の感動を催す。 『明治開化安吾捕物帖』の中からいくつか。 「覆面屋敷」 トリックは単純だが、「生きるのはやさしいが、死ぬのはむずかしい」という言葉の謎は面白い。 「冷笑鬼」 非常に複雑な遺産相続。 血縁者同士の殺し合いを眺めようと思っていたが、自分が一番狙われやすいことを失念していた、というオチが面白い。 「狼大明神」 穴があるのはもちろんだが、捕物帖の中では、これが一番論理的ではなかろうか。 カゴは一つ →盗むものがないのに、戻ってきてカゴを置くことはない。一つでも盗む物があれば、カゴに入れるだろう。 →盗っ人は二人いて、最後はカゴは一つのみ必要だった。 →定助の相棒なら真弓だろう。 古墳掘っても何も出て来ない →埋めようとしてた。ならば、埋めるものは金だろう。 →矢やお面から犯人は定助が金を埋めようとしていたことを知っていた →犯人は真弓 「トンビ男」 左肘から先がないのを隠すために、犯人は死体をバラバラにし、一部分のみ見つけさせなかった。 今ではあまり珍しくはないが、時代を考えればかなり秀逸なトリックといえる。
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『不連続殺人事件』については挿絵が多数ついているのと、「読者への挑戦状」とその結果の講評までついている。貴重。結末には”あッという”まではいかないけどなるほど感はあった。
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・登場人物多め ・↑途中で、誰が誰だかわからなくなってきたので、私は、推理をするのを放棄した ・(時代柄意識が薄かったのだろうと思うけど)差別用語結構出ていて驚き
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「不連続殺人事件」と「心霊殺人事件」は再読。それ以外は初読。 坂口安吾の書いたものを、変な話であるが推理小説以外読んだ事がない。読もう読もう、とは考えているのだが。 ・「風博士」 ・「不連続殺人事件」 登場人物は多いわ、英語の文章じゃあるまいし、一々異名が使われたりするものだから、もう誰が誰だかわけわからん、ということが往々にしてある作品。いや、推理小説としては良いのだけれどもね。 ・「アンゴウ」 不覚にも感動してしまった。筋の運び方の妙が、そういう感動を起こさせたのだろう。同じネタを乱歩に料理させたら、どうなるだろう。多分、「恐ろしき錯誤」のような筋になるな、と思った。 ・「明治開花 安吾捕物帖」 勝海舟の、飄々とした言い訳には苦笑。結城新十郎はいろんな意味でイケメンだな。然し、梨江がとんと消えたが、どうした。 ・「選挙殺人事件」 ・「心霊殺人事件」
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収録された作品、それぞれが面白かった。再読になるが「不連続殺人事件」、また「安吾捕物帖」も興味深かった。
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風博士 不連続殺人事件 アンゴウ 明治開花 安吾捕物帖 読者への口上 舞踏会殺人事件 密室大犯罪 ああ無情 覆面屋敷 冷笑鬼 狼大明神 乞食男爵 トンビ男 選挙殺人事件 心霊殺人事件
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「アンゴウ」読了。青空文庫にも有り。 単純に浮気を疑い、しかし妻に問い質せない夫。 まず暗号を見て、妻を疑う事に愛情を思ったり。 暗号が数字だ、という点も後半に無理が無く納得出来る。
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