姉飼(あねかい) の商品レビュー

遠藤徹(著者)

2013/01/26

1．姉飼
2．キューブ・ガールズ
3．ジャングル・ジム
4．妹の島

あっというまに読めました。
とても読みやすかったように思います。

ただ読んだ後、ひとりでトイレに行けなくなったり、
夜道が怖いというふうにはなりません。
なので、純粋にホラー小説が読みたい方にはあまりおすすめできません。
ゾクゾクする怖さではなく、ぞわぞわする気持ち悪さがあります。
ところどころ思わず想像してオエッとなる表現は多いです。

表紙が怖すぎて、ここが一番ホラーでした。

2012/11/07

第10回日本ホラー大賞受賞作ということで読んでみた。
姉飼という内容が想像しづらいタイトルとおどろおどろしい表紙のインパクトはかなりありますね。

内容はというと、ホラーというジャンルになるのか微妙な気も。
作中の姉とはいったいなんなのか、人間とは違うのか、読み終えたあとも「なんだんだ！」という気持ちが大きく後味が悪い感じ。

大賞を受賞した姉飼という作品のほかに短編が3つあり、全部で4つの短編集。

どの作品もとりあえずエロの描写が。
エロいグロい、気持ち悪い。
エロとホラーは紙一重といいますが、作者の精神を疑いたくなります・・

2012/07/22

表紙が少し緊縛官能小説のようだが、中は猟奇的で普段本屋では目に出来ないようなえげつない描写などがでてくるホラー？とはまた別の遠藤徹の世界が広がっている

2012/07/16

突き抜けて異様な世界。
作者は、このデビュー作によって作家になったのではなく、このデビュー作を書いて、作家としての使命を終えた。

2013/08/14

姉飼の他に短編３つ。姉飼は★4、その他は★3。
面白かったけど気持ち悪いからお勧めしないしもう読みません。

朝の通勤時間とか寝る前に読むと気分が盛り下がる。

2012/04/25

《未購入》タイトルから感じる不快感とキモい表紙に惹かれて読んでみた。ホラーと言うより、ただただ中身がなくて暴力的なだけ。設定の奇抜さが背徳的なだけ。
でもたまにこういう本に出会うのも、どうしても必要な気がした。二度読みたいとは思わないけど、あったら読んじゃう。

2012/04/20

手に取ったきっかけは
タイトルのインパクトで。

ホラー、という事になるのでしょうか。

けれど似て非なる世界の話だと思えば
怖さに共感出来かねる。
ただどれも凄い発想だなあと。
一体何がどうしたらこんな作品を生み出せるのか。

残念ながらというか当然かもしれませんが
読後感はよくない訳ですが
この作者独特の世界をもう少し覗いてみたくなってしまいました。

2012/02/11

短編集。表題作はべとべととしたグロさが良かった。粘膜人間を好きなひとは好きそう。
他も、怖い夢のようで生々しい。
表紙も気持ち悪いし、内容はその何十倍も吐き気がするけど面白かったよ。ひとにはすすめづらい。

2012/01/31

ホラー大賞とってて題名だけは知っていたものの、あらすじも何も知らず
・・・おぉ、そういう系か。
勝手に、監禁してどうこう、もしくはオカルト的な話かと思ってたもので。

表題作はとりえずエグイな、と。
でも祭の夜の猥雑な喧噪とか、淫靡な「姉」との生活とか・・・
ただ猟奇的なだけではなく、どこか妖しい魅力を湛えた作品。

同時収録の他のタイトルも、ぞくぞくするようなホラーというより
世にも奇妙な物語的な不思議で怖い話。
「ジャングル・ジム」はシュールでちょっぴり哀しいなぁ。。。
映像化はできないだろうけど。

どれも題材は面白いけど、ちょっと物足りない感じ。
もっと自分で色々補って読むべきものなのか・・・
特に「妹の島」はもっと長編で読んでみたい。
全体的にサラッと読み終わってしまって、
“あれ？終わっちゃった？”・・・という印象。
もっと色々掘り下げて肉付けしたら面白そうなのにもったいないなぁ。

2011/12/27

これはホラーというか、ノージャンルというか… でもこういうグロテスクで刺激的で猟奇的エロな小説、大好きです（笑）