死刑囚の記録 の商品レビュー
新聞には「ホニャラホニャラ被告死刑判決」とまでしか乗らない。彼がどうなるかは、誰も知らない。けれど、この本には書いてあった。こういう本は定期的にオーバーグラウンドしないといけないと思う。うん。いい本です。
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一番印象に残ったのは、一番初めの容疑者の話。諦めた瞬間『死』が待っているという状況で、あまりの恐怖に妄想で架空の話を作り出し、完全に本当の事と思い込んだ様子。私たちも普段、自分の過去について正当化したりするが、それもすべてこれと同じように人間の弱さから来ているものではないかと思っ...
一番印象に残ったのは、一番初めの容疑者の話。諦めた瞬間『死』が待っているという状況で、あまりの恐怖に妄想で架空の話を作り出し、完全に本当の事と思い込んだ様子。私たちも普段、自分の過去について正当化したりするが、それもすべてこれと同じように人間の弱さから来ているものではないかと思った。死刑囚の心理とはそういった人間の根底の心理なのかもしれない。
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・人はこうやって苦痛から逃れようとする、 という克明な記録 ・死刑囚が犯す犯罪は社会に大きなインパクトを与えるものだが 死刑囚がどう罪に対するのかは意外と表に出てこないもの 死刑という刑罰の良さも悪さも見える 残酷だよ。半数以上が半ば狂っていくのだから。
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