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死刑囚の記録 の商品レビュー

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23件のお客様レビュー

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2013/01/18

精神科医から見た死刑囚、無期囚の記録。わかりやすく興味深く読めましたが、死刑囚たちの言動にやはりイライラさせられました。とても面白い本ですが、もやもやが残ります。

Posted byブクログ

2013/01/08

死刑囚たちの記録。精神科医という目線から分析している。様々な人がいる。 獄中で後精神疾患にかかる囚人は多いようです。死刑が宣告された後、殺したことを認めてしまうと、よりどころがなくなる。そんな中では精神が心が自分を守るために、刑を逃れるためについていた嘘も本当にあったことと錯覚...

死刑囚たちの記録。精神科医という目線から分析している。様々な人がいる。 獄中で後精神疾患にかかる囚人は多いようです。死刑が宣告された後、殺したことを認めてしまうと、よりどころがなくなる。そんな中では精神が心が自分を守るために、刑を逃れるためについていた嘘も本当にあったことと錯覚してしまう。囚人は自分はやっていないと本当に思っている。なんて人もいるようです。心というものは自己防衛機能を備えているんですね。そうしないと精神がもたないようです。 僕は直接は知らないですが印象に残ったのは三鷹事件の竹内さん。冤罪ではないのかと疑ってしまいます。もしそんなことで捕まって、死刑を宣告され、上告も破棄されてしまったら…やりきれないでしょう。家族も本当に辛いでしょうね。

Posted byブクログ

2012/09/08

加賀乙彦、26歳で拘置所の医官になったそうです。恐ろしい…。死刑囚と無期囚の時間感覚の話が非常に興味深い。「濃縮された時間」を過ごす前者と、「薄められた時間」を過ごす後者。人間死にたくないものなのだなぁ。あと、やっぱすごくドストエフスキーを思い出す。好きって言ってたもんなぁ。ドス...

加賀乙彦、26歳で拘置所の医官になったそうです。恐ろしい…。死刑囚と無期囚の時間感覚の話が非常に興味深い。「濃縮された時間」を過ごす前者と、「薄められた時間」を過ごす後者。人間死にたくないものなのだなぁ。あと、やっぱすごくドストエフスキーを思い出す。好きって言ってたもんなぁ。ドストだってよく考えたら死刑宣告受けてるもんね。あれ?あれは同志がだっけ?

Posted byブクログ

2012/07/17

感想になってないのだけど、なにかが噛みあっていないと思う。 加賀乙彦氏の立ち位置かもしれないし、メッカ事件の正田昭かもしれない。

Posted byブクログ

2011/07/04

死より逃れるために人間は気晴らしをするが、気晴らしが出来、死を忘れうる人間は、すでに死刑囚とは違うのだ。様々な死刑囚と面談を繰り返してきた筆者が死刑囚と無期囚の違い、さらには死の定義について考察。おすすめ。

Posted byブクログ

2011/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2009/12/01

去年憲法の授業の中で勧められた本。 古い本だけど、死刑囚についてここまで丁寧に書いた本はあまりないんじゃないでしょうか。 これを読むと、死刑制度の意義について疑問を持ちます。 死への恐怖は被告人の精神崩壊や嘘の供述を引き出して裁判を長引かせるし、 被告の心は死んだ被害者よりも、...

去年憲法の授業の中で勧められた本。 古い本だけど、死刑囚についてここまで丁寧に書いた本はあまりないんじゃないでしょうか。 これを読むと、死刑制度の意義について疑問を持ちます。 死への恐怖は被告人の精神崩壊や嘘の供述を引き出して裁判を長引かせるし、 被告の心は死んだ被害者よりも、死ぬかもしれない自分自身に向いてる。 そして結局、死刑にしたところで遺族の念は晴れない。 贖罪は死刑って形では何も達成されないと思いました。

Posted byブクログ

2009/10/04

通常は知りえない死刑囚についてかかれています。著者が勤めていた時代が1950年代と結構古いんですが当時の死刑囚の生活、事件の背景、その心理、拘禁反応などなどをうかがい知ることができます。

Posted byブクログ

2009/10/04

まだ読み途中だけど、大変興味深い。 死刑囚を間近で観察してきた精神科医の記録なのだけど、なかなか想像を絶するところがある。 死刑の是非を議論する時に、理想や理論だけじゃなくて、実際を知るべき、実態を知るべき、現場を知るべきだと思った。

Posted byブクログ

2009/10/04

ふと眼にとまったので立ち読みしました。著者と死刑囚の交流は、思い描いていたものとは違っていました。読んだ当時は、昔はひどい事件も多かったんだと感じましたが、現代社会の中でも悲惨な事件は増える一方だと感じました。 私は、著者の姿勢に惹かれ、それから加賀さんの書いた作品を少しずつ読ん...

ふと眼にとまったので立ち読みしました。著者と死刑囚の交流は、思い描いていたものとは違っていました。読んだ当時は、昔はひどい事件も多かったんだと感じましたが、現代社会の中でも悲惨な事件は増える一方だと感じました。 私は、著者の姿勢に惹かれ、それから加賀さんの書いた作品を少しずつ読んでいます。

Posted byブクログ