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日常の極楽 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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著者とタイトルから美…

著者とタイトルから美味しい話かなと思ったのですが、食はもちろん広範囲にわたって(衣食住旅仕事)観察されたエッセイでした。個人的にはテーマが広すぎて逆に散漫としてしまったような感があります。

文庫OFF

2022/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「日常の極楽」、いいタイトルだと思います。玉村豊男さんのエッセイ集。1996.12発行、再読。内容は、あまり日常の極楽ではないような気がしますがw。①「タオルで濡れたからだが拭けるか拭けないか」、古いか新しいかの世代の違い ②今の若い男性はきれい好き。暮らしが豊かになれば、人はみな女性化する ③男性が思い描く女性の理想像は、白柔温甘(マリリン・モンロー)から黒硬冷辛(マドンナ)に ④産業革命がサラリーマンと専業主婦を生んだ ⑤日本人は同じ服を、同じ料理を。仏人は違う(目立つ)服を、違う料理を。

Posted byブクログ

2014/10/08

読書録「日常の極楽」3 著者 玉村豊男 出版 中央公論社 p58より引用 “日本人ばかりでなく、どの国の人間にも、 故郷を思うときの心の拠りどころとなるよう な食べものというものがあるのである、” 目次から抜粋引用 “温泉ブームの正体  鍋の中の時間  ストレスとビジネス ...

読書録「日常の極楽」3 著者 玉村豊男 出版 中央公論社 p58より引用 “日本人ばかりでなく、どの国の人間にも、 故郷を思うときの心の拠りどころとなるよう な食べものというものがあるのである、” 目次から抜粋引用 “温泉ブームの正体  鍋の中の時間  ストレスとビジネス  オシャレ感覚  ヒマ潰しの研究”  エッセイストで農園主である著者による、 食を中心とした日々の出来事や社会問題を 綴ったエッセイ集。  年のいった男女についてから高級レストラ ンについてまで、穏やかな文章で書かれてい ます。  上記の引用は、おふくろの味について書か れた項での一文。 フランス人にとってはフレンチフライ、 ファーストフードでよくあるフライドポテト だそうです。 故郷の味が懐かしくなるほど、長い間海外に 出かけたことがないので、イマイチこういう 気持ちがわかりません。しかし、食べ慣れた ものを食べることが出来ないというのは、辛 いようで、フランス人は自動芋揚げ機を持っ て海外に行くそうです。ビジネスマンも大変 ですね。  世の中の問題について書かれていますが、 あまり思い雰囲気にならずに、気軽に読むこ とが出来ました。 ーーーーー

Posted byブクログ

2011/02/07

エッセイは、文体や著者の価値観などでかなり好みで選んでしまう。 そういう意味では百歩譲ってもお気に入りとは言えない一冊。 でも、「圧力鍋に入っているのは失われた母の時間」という表現は気に言った。 この言葉が出てくる件そのものは、昔の女性はスープを鍋でコトコト煮たのに、今の人は圧...

エッセイは、文体や著者の価値観などでかなり好みで選んでしまう。 そういう意味では百歩譲ってもお気に入りとは言えない一冊。 でも、「圧力鍋に入っているのは失われた母の時間」という表現は気に言った。 この言葉が出てくる件そのものは、昔の女性はスープを鍋でコトコト煮たのに、今の人は圧力なべでちょちょいと料理をしてしまう。という個所で、 女性は家で家事をしていろ、と読めなくもないので個人的にはあまり気分が良くないのだけれど、なんか言い回しがしっくりきた。 個人的には実際圧力鍋を持ってても、料理は結局コトコト煮るほうを選んでしまうし、「圧力鍋からは新しい時間が生まれてくる」のほうが正しい気もするからあまり一般論でエイッと全体をくくってしまうのはやめていただきたいのだけれど、まぁそんなことをぐだぐだ書いても仕方がないか。 日常の中に、小さな幸せを見つけられるかな、とおもって読み始めたけれど、著者の極楽な生活を読者がうらやましく思えるように書いてある、という本だった。

Posted byブクログ