緑の目の令嬢 の商品レビュー
ルパンシリーズで初めて読んでみた本。 初めて読む作品をこれにした理由は特にないが、強いて言うならこの本を読み始める前にNetflixの”Lupin ルパン”を見始めていたことと、たまたま古本屋で見かけたため。そのためルパンのこれまでの話などは一切知らず読んだ。 私の中でのルパ...
ルパンシリーズで初めて読んでみた本。 初めて読む作品をこれにした理由は特にないが、強いて言うならこの本を読み始める前にNetflixの”Lupin ルパン”を見始めていたことと、たまたま古本屋で見かけたため。そのためルパンのこれまでの話などは一切知らず読んだ。 私の中でのルパンといえば、モンキー・パンチのルパン三世をまず思い浮かべる。それためルパンというと陽気なイメージを思い浮かべる。 アルセーヌ・ルパンは今作に限って言うならば、旅先で出会ったタイトル通りの緑の目をした令嬢に一目見て惚れてしまい、彼女のためならばどんな危険なことも厭わない、盲目的なところがあるというのが印象に残る。 また読んでいて何か既視感があるなと思い、読み終わってから調べてみたのだが、ルパン三世カリオストロの城のとあるものが、この本を参考にしているらしい、ということであった。カリオストロ伯爵夫人というタイトルもあるのでそちらからもいくらか参考にしているのだろうか?しているのならばどのような部分を参考にしているのか気になる。そちらも今後読んでいきたい。
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評価は少しサーヴィスした。その理由は以下の2点。 まず第1点はラストの湖から遺跡が登場するシーンが胸を打った。これは恐らく宮崎駿氏があの名作『カリオストロの城』のラストシーンで採用したのではないかと推測される。そう、このシーンを読んだ時、映画のあの場面が目に浮かんだのだ。 もう1...
評価は少しサーヴィスした。その理由は以下の2点。 まず第1点はラストの湖から遺跡が登場するシーンが胸を打った。これは恐らく宮崎駿氏があの名作『カリオストロの城』のラストシーンで採用したのではないかと推測される。そう、このシーンを読んだ時、映画のあの場面が目に浮かんだのだ。 もう1点は私事で物語に没頭できなかった事。申し訳ない。
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フランスが誇る怪盗アルセーヌリュパン。 物語によって,扮装する人が違うので,登場人物名として別名で語られることもある。 最初、青い目のイギリス人の女性が亡くなってしまう。どたばた事態が展開し、話が迷走するかのようだった。 次々人が亡くなり、誘拐、拉致、監禁が行われる。 ラウールドリメジーとして活躍するリュパン。 緑目の女性に翻弄されるが,最後は愛を勝ち取る。 フランスの物語らしく芸術作品で終わる。 物悲しい話が多いなか,すべてが悲惨な終わり方ではないのでほっとした。
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ルパンシリーズは、わが10歳頃の読書記憶(南洋一郎訳、全巻制覇!)が鮮明で、でも現在すでにその「実物」は存在せず、手元にはいくつかの文庫版(版元も訳者も違う)があるのみ。「813」「奇巌城」「金三角」などがやはり強烈だけれど、「感傷」という意味で、まずはこの『緑の目の令嬢』を挙げ...
ルパンシリーズは、わが10歳頃の読書記憶(南洋一郎訳、全巻制覇!)が鮮明で、でも現在すでにその「実物」は存在せず、手元にはいくつかの文庫版(版元も訳者も違う)があるのみ。「813」「奇巌城」「金三角」などがやはり強烈だけれど、「感傷」という意味で、まずはこの『緑の目の令嬢』を挙げます(この文庫では「リュパン」ですね)。ルパン3世「カリオストロの城」が、お馴染みのアニメ技法駆使(そんな無茶はありえないだろうー!)にもかかわらず最も切なく見えたのは、そこに原作の「核」が掴まれているからだ、と、私はそう思っています。今さらネタバレもないでしょうが、粗筋や詳細は省きます。そうだなあ、何も知らないはずの小学生女子(私です)が、この物語には切なくてしかたなかったのだ。「水があがってきます……水があがって……」の場面では、やはり海に沈んだケルトの都のイメージが強烈に思い出されるし。緑の目の令嬢との関わり、やっぱり私の胸を打ちます、よ。この書の緑の目の令嬢はオーレリー(ほんとはこの名前だけで水の精をイメージできます)。ルパン3世「カリオストロの城」の緑の目の少女は、クラリス。同じく(創元推理文庫版では)『カリオストロ伯爵夫人』『カリオストロの復讐』からでしょう。なにはともあれ、ルパンには(全作でなくてもいいから)私の傍にいて貰います。
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列車の中の死。ラウールの助けを求めた女ミス・ベイクフィールドと悪漢2人の死。容疑者として追われる緑色の目の少女オーレリー。オーレリーを妻として迎えようとするマレスカル警視。マレスカルの上司でオーレリーの義父プレジャック。マレスカルの野望、ブレジャックを失脚させ自分が出世しようとするマレスカル。オーレリーを追うギヨームとジョドー。プレジャックの犯した犯罪。オーレリーの祖父の残した宝の謎。 1997年10月7日購入 1997年10月13日初読
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ルパンの惚れっぽさ全開!!青い瞳の迫力美人と緑の瞳の清楚な美人。どっち後を尾行するか迷うルパンが素敵!!最後に明かされる財宝は圧巻デス!!
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弱きを助け、悪をくじくLupinといったらこれでしょう? アニメ「カリオストロ」は多分この作品からinspireされていると思うのだが。
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