台湾の主張 の商品レビュー
アメリカが中国大陸に本来的に望んでいるのは台湾のような方法で自由化、民主化して安定した勢力になること。 かつてはなんとか日本をよくしたいという信念をもっていた。自らに対しる信頼と矜持。台湾は日本にとっても生命線。
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現在のところ、中国大陸は決してアメリカに拮抗するような「大国」ではない。ただ人口だけが並外れて多いに過ぎない。しかし、もし中国大陸がアメリカのそうした基盤のかなりの部分を自分のものにしたと判断すれば、現在のアメリカ追従を放棄して、アメリカをアジアから排除する方向に転じるだろう。 ...
現在のところ、中国大陸は決してアメリカに拮抗するような「大国」ではない。ただ人口だけが並外れて多いに過ぎない。しかし、もし中国大陸がアメリカのそうした基盤のかなりの部分を自分のものにしたと判断すれば、現在のアメリカ追従を放棄して、アメリカをアジアから排除する方向に転じるだろう。 1999年、李登輝氏が現役時代の著書。日本は「失われた10年」の後半に差し掛かった時期。台湾に、日本に、中国に、そして米国にかくあって欲しいという提言や示唆がなされるが、20年を経て、良い方向に進んでいると思われる項目が少ないのは悲しい事実だ。 「#台湾の主張」(PHP、李登輝著) Day245
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1999年刊。シーレーン確保・日中関係の緊張化により台湾の位置づけをクローズアップせざるを得ないが、その台湾の立ち位置とは何かとの疑念から、本書を紐解く。古い本だが、第6章にある日本への提言(主として、官僚組織、人材、政策等、日本全体としての多様性不足)は一々もっともであり、また、北朝鮮問題に関する内部の情報収集に対する日本の甘さへの苦言は耳が痛い。本書刊行から10年以上経過しているが、批判・提言に耳を傾けなければならないのは、日本の状況に変化がないことを示しているからなのだろう。どうしたものか…。
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予備知識ゼロで読んだが、李登輝氏は京大出でずっと日本語の本を読んで勉強していたらしい。この本も翻訳者の名前がないので、本人が書いた(しゃべった?)ものなのだろうか。
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私にとって魅力的な場所「台湾」 なぜ、私にとって台湾が魅力的なのか、李登輝さんのこの本を読んでそのことがよくわかったような気がした。 ますます台湾が魅力的になり、ぜひともいつか実際に訪れてみたいなと思う。
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親日家の著者が書く台湾という国。 なぜ中国大陸がこのハナクソのような場所(某人物曰く)を えらく気にするのか… それは思想が違うから。 そしてこの地方だからこそ抱える問題も この方は見抜いていました。 なんと言う思考の柔軟なこと。 きっと日本の政治家の人は 見ぬ振りをしそうな予...
親日家の著者が書く台湾という国。 なぜ中国大陸がこのハナクソのような場所(某人物曰く)を えらく気にするのか… それは思想が違うから。 そしてこの地方だからこそ抱える問題も この方は見抜いていました。 なんと言う思考の柔軟なこと。 きっと日本の政治家の人は 見ぬ振りをしそうな予感です。 そして美しい日本語にも 注目です。 あとある外国の要人が日本語を 話せることは知りませんでした。
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1999年に刊行された当著作の第6章 いま日本に望むこと では、現在の政治停滞や日本人の内向き志向が既に指摘され、その対応指針が示されている。まさに失われた20年の中で日本人が日本の伝統を再確認し、自信を取り戻すことを応援してくれている。また、日本を含め台湾や東南アジア諸国の安全...
1999年に刊行された当著作の第6章 いま日本に望むこと では、現在の政治停滞や日本人の内向き志向が既に指摘され、その対応指針が示されている。まさに失われた20年の中で日本人が日本の伝統を再確認し、自信を取り戻すことを応援してくれている。また、日本を含め台湾や東南アジア諸国の安全、安定と発展のために日本のリーダーシップは不可欠と指摘している。 (本文より引用) 日本の場合、明治維新の後の留学生や政治家たちが外国の地に立ったときも、何とか日本を良くしたいという信念を持っていたのである。さらには終戦直後の日本人も・・・(中略)。 問題は「信念」なのだ。自らに対する信念と矜持に他ならない。
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今年台湾総統として国民党の馬英九氏が選出されました。李登輝、陳水扁から中国との関係性がより深まるとも報道されています。台湾と日本の歴史的関係を学ぶ上で、台湾の視点から見た李登輝の著述は参考になります。
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