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「家庭教育」の隘路 の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2009/10/04

『のびのび』子育てと『きっちり』子育てのバランスをとることに 苦心し、葛藤するママたちが、その苦労と葛藤から どうやって開放されるのかを、社会に向けて提案した本です。 レビュー詳細は子育てブログにアップしてます。 http://yutorinokosodate.269g.n...

『のびのび』子育てと『きっちり』子育てのバランスをとることに 苦心し、葛藤するママたちが、その苦労と葛藤から どうやって開放されるのかを、社会に向けて提案した本です。 レビュー詳細は子育てブログにアップしてます。 http://yutorinokosodate.269g.net/article/13045642.html

Posted byブクログ

2011/08/07

子育ての方針と、その影響について。教育方針のインタビューのみならず、その結果、子供がどういうキャリアを積んだかについて検証しているのが面白いところ。著者は自らを「ダメな母親」と言い、教育を家庭(母親)に押し付けるのではなく、学校できちんと教育してもらえる社会が望ましいという、肩に...

子育ての方針と、その影響について。教育方針のインタビューのみならず、その結果、子供がどういうキャリアを積んだかについて検証しているのが面白いところ。著者は自らを「ダメな母親」と言い、教育を家庭(母親)に押し付けるのではなく、学校できちんと教育してもらえる社会が望ましいという、肩に力が入ってないスタンス。本当はもっとたくさんの要因があるようにも思うのだが、著者の切り口としては母親の学歴による差異を強調している。母親の学歴が高いと塾通いに熱心で、多様な経験をさせ、可能性を伸ばす、いわゆる「きっちり」した子育てになる。これは学校の成績の良好さと相関があり、学校教育終了後の就職・高所得にもつながるという。格差の問題も、原因はここにあるという。逆に低学歴の母親は、「のびのび」教育をおこなう。対人関係を良好にたもち、思いやりをもった「普通の」教育を指向する。これはこれで子供のストレスが少なく、燃え尽きにくい性質になる。「きっちり」と「のびのび」、それぞれに長所・短所があり、バランスをとる必要がある、という結論にはなっているが、「きっちり」に傾きがちな印象が強い内容。

Posted byブクログ