歌集 遊星の人 の商品レビュー
多田智満子さんの歌集ですね。 多田智満子さん(1930~2003、福岡県うまれ) 詩人、随筆家、翻訳家、フランス文学者。 多田智満子さんは、詩人ですが、俳句や短歌も作成されていました。この歌集は、亡くなられた後に、高橋睦郎さんが、纏められて一冊の本にされたものです。歌人ではあり...
多田智満子さんの歌集ですね。 多田智満子さん(1930~2003、福岡県うまれ) 詩人、随筆家、翻訳家、フランス文学者。 多田智満子さんは、詩人ですが、俳句や短歌も作成されていました。この歌集は、亡くなられた後に、高橋睦郎さんが、纏められて一冊の本にされたものです。歌人ではありませんでので、手すさびの感は否めませんが、詩人の感性を味わう事が出来ます。 あくびしてなみだぬぐへばさしむかふ 人もなみだをぬぐひてありけり 佳きひとの偲び歌聴く夜の極み 銀河あふれて星たぎり落つ きりきりと竹とんぼなし飛び立ちぬ 精霊飛蝗眼の高さまで はつなつのゆうべのまなこ水の色 うつらうつらにうつろ舟ゆく 山深きアンモナイトは幾重にも 渦まき過ぎし海の疑問符 みどり濃きこの遊星に生まれきて なとひたすらに遊ばざらめや おびただしきまぶたかさねて眠られぬ 秋一輪の薔薇のくれなゐ 見をさめと厚きガウンに身をつつみ 流星の群れに遭ひ出でたり 拾ひきて罪ごと掌に隠しもつ貝の 内裏(うちら)に虹照りわたる さすがに詩人の豊穣なロマンを感じました。 まだ、多田智満子さんの詩集を読んでいませんので、なんとも言えませんが、幻想的な牧野を感じることができそうに思います。読んでみたいですね♪
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