公共図書館の論点整理(7) の商品レビュー
●「第五章 公共図書館の委託」について、図書館の役割とそれを担う司書に必要な資質・待遇という方向性を示さずに、委託業務の是非は議論できないのではないかと強く感じた。
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図書館で借りた。 図書館に関しての論争を、経緯、論点、展望、という形でまとめている。 専門職制を取るべきだ、という意見は待遇を良くしろ、という風にも受け取れることに初めて気づかされた。 専門性が認識されていないにも関わらず専門性を主張する事に無理があるように思った。専門的な仕...
図書館で借りた。 図書館に関しての論争を、経緯、論点、展望、という形でまとめている。 専門職制を取るべきだ、という意見は待遇を良くしろ、という風にも受け取れることに初めて気づかされた。 専門性が認識されていないにも関わらず専門性を主張する事に無理があるように思った。専門的な仕事なのだから、その意義を利用者に知ってもらった上で主張しないと、ただ権利だけを欲しているように見られてしまう。 委託などで図書館業務を行っているところが増えているならば、それこそが専門性を持つ業務を洗い出すチャンスとなるとの意見には賛同する。 公共図書館はこうであらねばならない、という根拠のない思い込みが引き継ぎをうまくいかなくさせ、利用者に迷惑をかけていることもあるのではないかと思う。
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