アーティストは境界線上で踊る の商品レビュー
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2009.06.30記 60年代、70年代ならいざ知らず、80年代、90年代以降の現代美術の動向にはまったく不案内の身であれば、 23人もの現代作家たちへのインタビューと精神科医独自の作家論が響きあう、 本書は、現在進行形のさまざまなアートシーンに通暁するという意味ばかりではなく、ずいぶんと刺激的な読書であった。 その名も初めて耳にした精神科医西丸四方の自叙記とも思われる「彷徨期」を求めたのも、本書の草間彌生インタビューに紹介された話題からだった。
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精神医学の視点を持つひとが書いた現代アーティストのインタビュー&解説本。アーティスト本人や作品を観ていると、アーティストとアートは、脳科学とか精神医学とか心理学とか社会学とか歴史学とかから、分析される対象として存在してるっていう気がしてくる。そうやって、文化とか歴史とかの流れとか...
精神医学の視点を持つひとが書いた現代アーティストのインタビュー&解説本。アーティスト本人や作品を観ていると、アーティストとアートは、脳科学とか精神医学とか心理学とか社会学とか歴史学とかから、分析される対象として存在してるっていう気がしてくる。そうやって、文化とか歴史とかの流れとかが成り立っていくよーな。50年後とかに今を思い出して、あのときのアーティスト、アートたちはそういう位置づけだったのか、と納得できるようなかんじなのかな。長生きしたくなってきた。たぶんあと数回読む。
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図書館で借り、探しに探しぬいて購入。 アーティストやばいです。だいすき! 境界線上でずっと踊っていて!!!
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23人の現代アーティストへのインタビュー+著者の評論集。 みすず書房の本なので、(当然のことながら)専門書です。従って、読み手に関連領域についての知識を要求し、難解です。内容の半分も理解できてません。 という訳でひどく読み応えのある本なのですが、最後まで読みきれたのは2つの面...
23人の現代アーティストへのインタビュー+著者の評論集。 みすず書房の本なので、(当然のことながら)専門書です。従って、読み手に関連領域についての知識を要求し、難解です。内容の半分も理解できてません。 という訳でひどく読み応えのある本なのですが、最後まで読みきれたのは2つの面白さがあったからです。 ひとつは「インタビュー+評論」のセットを23人分集めた形にしてあることで(美術手帳の連載だったと言う理由もあるが)、評論を読み解くことが比較的容易になっているという点。 もうひとつは著者の本業である精神科医としての視点が、読み手に批評領域の拡張を促す、という点。(つまり知らなかったことを知ることができる) 表現行為は、受け手に何らかのリアクションをもたらしますが、それが一体何なのかをものすごく考えて言葉にすることが評論だとしたら、読み手側に評論(=問題意識)の姿勢がなければ、この手の評論集は無益だ、ということを分からせてくれるという意味で、この類の本はとても存在意義がある。 久々に現代アートに触れて、考えてみようという気持ちになりました。
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精神科医・斉藤環がアーティストにインタビューした。ほとんど病的なまでのひとつのものに対する固執のようなものが見えてくるかもしれない。(未読)
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