メモリー・キーパーの娘 の商品レビュー
読んだ感想が難しいと思ってしまいました。おそらく、ですが、私はアメリカ文学とは肌が合わないようです。 訳で、私がいつも使わない単語を使っていたので、辞書を引き引き読んでいたので手間でしたが、それとは別に私の好きな文体でした。 物語は、ひとつの家族と一人の女性の話として、それ以上...
読んだ感想が難しいと思ってしまいました。おそらく、ですが、私はアメリカ文学とは肌が合わないようです。 訳で、私がいつも使わない単語を使っていたので、辞書を引き引き読んでいたので手間でしたが、それとは別に私の好きな文体でした。 物語は、ひとつの家族と一人の女性の話として、それ以上に感じ取ることができませんでした。 これは単に、私の読解力の問題と、年齢の問題だとかってに思っています。 そんな私が面白く読んでいたのは、一人の女性の話でした。 彼女が思っていることが、私にも少なからずあることで、しかも彼女がその通りになっていくのが面白くて熱を入れて読んでいました。 それは次のような文で書かれています。 『三十一というこの歳まで、キャロライン・ギルはずっとまちつづけてきた―――本当の人生が始まるのを。言葉にしてそう考えていたわけではない。でも子どものころからずっと、私の人生は平凡なままでは終わらないと感じていた。いつかその瞬間が来る―――来ればすぐそれとわかるはずだ―――そして全てが変わる、と。』 p35より 私のかってな解釈では、メモリー・キーパーとは父デイヴィッドのことで、記録?記憶?を保持してる者。その娘を発端とした、焦点が娘でない物語。どのみち、タイトルから娘のことにもっと焦点がいくという先入観を裏切られてしまったので、読後すぐに感想がでてこなかったのだろうと思います。また今後読んだら、違った読み方ができると思います。 2008.06.16. 23:55 自室にて読了 購入のきっかけ:本の雑誌 ダ・ヴィンチ の何号かで紹介されていたことと、全米の売り上げ部数が多かったことから
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