ベリーショーツ の商品レビュー

よしもとばなな(著者)

2012/05/13

文庫本サイズなのだが横型に製本されており
イラストが本文の間にもあちらこちらに描かれていて
印刷もフォントもカラフルで、箔押しまでしてある部分もあり
本当にとてもカラフルで、絵本のようで可愛らしい装丁。

エッセイ自体は、ほぼ日記で、いまひとつ好きではないものも
中々多いが、
”スイートホーム。”あたりは好きだった。
チビちゃんのエピソードは面白くて、つい声に出して笑ってしまう。

”家路”で飼い犬がごはんと散歩を交互に待っていて
一日待って、やっと待ち望んだ散歩になると
リードをつけられないほどの喜びようで、
でも散歩が終わりに近付いて家の近くの坂道に差し掛かると
もう待ちきれない！　という感じで走りだす、というのが
ほんわかと素敵なお話だった。
出かけたくて、待ち望んで、支度をしてやっと出かけて、
でも帰ってくるとそれが嬉しいというのは、人の旅に似ている
というのもなんだか納得。

2012/01/06

やっぱりばななさんはいい意味で変な人。そんな人の日々のほんわか温まる超短編集。
挿絵がまたかわいい♥

2011/11/13

「あのな、最近はもう予定を立てるということをやめたんです。人生は予定を立てると、その予定にしばられて身動きが取れないようになる。もう、そういうのはかなわんのです。その日のことはその日にならないとわからない、それが人生だと最近思うんです。だからほら、見なさい、このTVのガイドブックを。こんなふうに印をつけて先々まで観たい番組を選んでいるけれど、実のところ、観られたら観る、だめならそれに執着しない、そういうふうに思ったうえで、印をつけているわけです、だから先のことはわからん。」

日常。こどもがいるっていいなー。

2011/10/16

日々の生活の中で、ちょっぴり笑っちゃうけど流れていってしまう出来事たちをまとめるとこうなるのか！と。
ほぼ日手帳を使っているので、書き方の参考にしようと思っています。

挿絵や写真が関係なく羅列してあるのかと思ったらそうでもなく、
子どもが書いたイラストかと思ったらそうでもない。おとなの適当（笑）

2012/01/29

一気に読んだ。
楽しい。
遊び心満載の装丁が良いです。
こんな楽しい本がもっと出版されればいいな、と思います。

2011/03/10

装丁がとてもかわいらしいエッセイ。さらりと読めました。ばななさんのお子さんが成長していく様子がほほえましい。隠されていないばななさんの日常が好きです。

2011/02/11

私は凄く好きです。
装丁も凝っていておもしろいのですが何より第４８話のよしもとばななさんの中学時代の話が好きで私もばななさんの友達だったら！と思いました。やりたいです。スーパーベースボール（笑）

2011/01/14

推敲に推敲を重ねているのに、適当に描いた風を装った隙のない名作。
よしもとばななの突出した部分を凝縮したような。

2010/10/18

普通の本ではありません。
糸井氏をはじめとする、よしもとばなな女史と取り巻く面白い
人たちの創造品。
おもちゃ箱を開くような気持ちで、ワクワク読んでしまいました。
何だか本を読んだ感じではない後味。これまた他には無い味わい也。

個人的には『ベリーロングあとがき』に共感を持てる部分が多いです。

『人になんと思われてもいいし、子どもに関してなら、親はどんな
ことでも出来る（中略）自分の中にそんな強さがあるのにも驚きました。』
（ベリーロングあとがきより抜粋）

2010/03/01

とっても小さい、日常で誰にでも起こるような面白いことがたくさん。
でも読んだら腹抱えて笑ってしまう。
ひとつひとつは短いので読みやすいし、吉本ばななの黒歴史も読めるよ。笑